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ピアストラブル

軟骨ピアスで起きる腫れの原因と対処法について

軟骨ピアスは名前の通り耳の軟骨の部分に穴を開けてピアスをする方法で、人とは違うオシャレを楽しめるところが人気のポイントですよね。

そんな軟骨ピアスをしている人の中には、腫れや痛みに悩んでいる人も少なくないようです。

そこで今回は、軟骨ピアスで腫れや痛みが起きてしまう原因とその対処法について解説していきます。

軟骨ピアスで腫れや痛みが起きる原因

軟骨ピアスを開けた際に腫れや痛みが発生する原因として考えられているのが、体の自然治癒力です。

そもそも軟骨ピアスは一般的なピアスではなく耳の骨そのものに穴を開けているため、体にとっては骨に穴が開けられてしまった、骨折してしまったという状態になります。

このため骨の状態を改善しようと自然治癒力が働き、穴を塞ごうとします。

けれどもピアスでふさいでしまうことによって自然治癒力が過剰に働くようになり、腫れや痛みを起こしやすいと考えられているようです。

またピアッシング後に適切なケアをしなかったという点も、腫れや痛みを起こす原因として考えられています。

軟骨ピアスも一般的なピアスも穴を開けた後は正しいケアをしておかないと傷口が化膿や炎症を起こしやすく、汚れた手やピアスを傷口に当ててしまうと細菌感染を起こしてしまうこともあるのです。

その結果として腫れや痛みを起こしてしまうというケースも少なくないため、ピアッシング後の対応には注意が必要です。

軟骨ピアスが腫れて痛い時の対処法

対処法① 傷口を冷やす

軟骨ピアスの腫れや痛みに対する対処法としてまず挙げられているのが、傷口を冷やすというものです。

軟骨ピアスの腫れや痛みは傷口が炎症を起こして熱を持っていることから起きやすいため、まずは冷やして熱を発散させることで症状をある程度落ち着かせることができます。

冷やし方は手のひらサイズの保冷剤をガーゼなどで包んで傷口に当てるか、冷凍庫でお絞りなどを凍らせてガーゼの上から当てます。

直接保冷剤や凍らせたものを傷口に当てると凍傷を起こしてしまう可能性がありますし、痛みを悪化させたり皮膚と保冷材などが引っ付いてしまう可能性があるため注意が必要です。

この状態で3日間ほど様子を見て腫れや痛みが引いたら問題はありませんが、引かない場合は何らかの病気になっている可能性が高いので病院で診察を受けることがおすすめされています。

対処法② 軟膏を塗って様子をみる

他にも自分でできる対処法として、市販の軟膏を塗るというものがあります。

軟骨ピアスだけではありませんがピアッシングをした後の傷口は清潔な状態を保っていないと化膿や炎症を起こしてしまうため、殺菌効果があるものを利用すると腫れや痛みを改善することができます。

ただ消毒液を使用すると刺激が強いので、抗生物質が入っている市販の軟膏を塗ることで消毒と殺菌の両方の効果が期待できるのです。

ポイントとしては、塗る前に傷口付近を綺麗にしてから綿棒などを使って軟膏を塗りこむことです。

傷口を綺麗にしていないと軟膏の効果が半減してしまいますし、手で塗り込むと手に付着した細菌で感染してしまう可能性があります。

また軟膏を塗った後はラップやガーゼで傷口を保護してあげると、より早く腫れや痛みが和らぎます。

対処法③ ホットソークやクエン酸を使用する

軟骨ピアスが腫れる原因として、ただの炎症ではなく肉芽ができているという場合があります。

肉芽はあまり痛みを伴わないものの、できものなので放置していると炎症の原因になったり耳回りの見た目が悪くなってしまいます。

この肉芽を除去する対処法としておすすめされているのが、ホットソークやクエン酸を利用した治療方法です。

ホットソークは簡単に言えばお湯の中に人の涙程度の濃度になるように塩を溶かしたもので、その液をコットンなどに浸して傷口に貼り付けます。

この方法では効果がなかった場合に利用されているのが塩をクエン酸に変更したものになり、数日間繰り返すことで徐々に肉芽が乾燥してかさぶたのように剥がれ落ちていくのです。

対処法④ 傷口を洗浄する

他の対処法と併せて行っておきたいのが、傷口を洗浄するという対処法です。

傷口が汚れている状態が続いているとほかの対処法をしたところであまり効果は得られませんし、軟膏も新しいものを塗る前は傷口を綺麗な状態にしておく必要があります。

そのため薬用石鹸や洗顔料などを使って、1日最低でも2回から3回は傷口を綺麗に洗浄します。

この時注意しておきたいのが、石鹸や洗顔料は刺激の少ないものや泡状のものを使う点です。

こうすることで傷口を刺激せずに綺麗にできますし、強く擦って化膿や炎症を悪化させることを防げます。

洗った後は流し残しがないように耳全体を綺麗にしてから、綿棒などを使って優しく水分を拭き取ってあげるといいとされています。

対処法⑤ 病院で治療をしてもらう

ここまでの対処法でも腫れや痛みが引かないという場合は、何らかの病気になっている可能性が高いです。

特にひどい腫れや痛みが続く場合は市販の軟膏を使っても症状が改善しないことが多いですし、そのまま様子を見ていると化膿や炎症が悪化して耳だけではなく全身に様々な問題が起きてしまう恐れがあります。

このような場合にはすぐに皮膚科などの病院を受診して、適切な治療を受けることが重要です。

軟骨ピアスの腫れは骨折と同じなので適切な対処法をすることが大切

軟骨ピアスは耳の骨を骨折させるようなものなので、腫れや痛みが出てくるのは仕方ないことです。

ただ化膿や炎症が原因なのでそれに対応した適切な処置や対処法を実践していれば、基本的には徐々に症状は落ち着いていきます。

それでも場合によっては症状が悪化したり改善しないこともあるので、その場合はすぐに病院で治療を受けることが大切です。

この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)
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