ピアスによる耳の腫れは自宅で治す!ホットソークの正しいやり方と注意点

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この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)

アクセサリーショップでは、可愛いデザインのものはイヤリングではなくほとんどがピアスですよね。

そのため、ピアスを開ける人も多いですが、皮膚に穴を開けるので肌トラブルを起こすこともあります。

しこりができたり、膿がでた経験がある人も多いでしょう。

そこで、誰でも簡単に対処できるピアスの腫れの治し方をご紹介します。

目次

ピアスでの肌トラブルの原因

ピアスをつけていて腫れたり、しこりができたり、膿が出るなどの肌トラブルの原因の多くは、ピアスホールへの雑菌の混入です。

不潔な手でビアスを触ったり、ピアスホールを開ける時に十分に消毒していなかったり、ピアスホールが安定する前に透明ピアスを使うなど、ピアスホールに雑菌が混入する要因はたくさんあります。

特に、ピアスホールが完全に安定していない時は、雑菌が入りやすい状態なので注意が必要です。

絶対に避けなければいけないのは、ピアスホールが安定する前にプールや温泉、海などに行ったり、他人とピアスを共有することです。

ピアスをつけたり外したりする時は清潔な手で行い、ピアスも定期的に消毒してきちんとケアすると雑菌が入るのを防ぐことができます。

ピアスでの肌トラブルの対処法

ピアスで起こる肌トラブルで一番多いのは腫れですが、膿が出ている場合は注意が必要です。

膿が中に貯まっている状態なら、自宅でのケアでは治すことができません。

病院で適切な薬を処方してもらうのが賢明です。

仮に自分で対処したとしても、余計に悪化させて治療が長引くこともあるので、必ず病院で診てもらうようにしましょう。

膿は出ているけれど中に溜まっていない時は、消毒をして抗生物質の入った塗り薬を塗ると治ります。

治りを早めたいなら、ホットソークをするのもおすすめです。

自己治癒力を高めるホットソーク

ホットソークとは、代謝を活発にして自己治癒力を高める治し方です。

皮膚にはもともと傷がついた時に自己回復しようとする自然治癒力が備わっています。

ホットソークはミネラル塩を使った対処法で、細胞の循環を促進させる働きがあります。

皮膚の回復力が高まることにより、腫れを素早く抑えることができるのです。

ホットソークはピアスホールの腫れだけでなく、肉芽ができた時にも効果があるので、ピアスを開けている人は覚えておくと便利なケア方法です。

ホットソークのやり方

ホットソークに必要なものは、38度ぐらいのお湯、天然塩(ミネラルが含まれたもの)、ピアスホールが浸かるぐらいの清潔な容器、かき混ぜるスプーンもしくはマドラーです。

まずは、お湯を入れた容器の中に天然塩を入れてかき混ぜます。

お湯100ccに対して天然塩0.9グラムが規定です。

天然塩がしっかり溶けたら、そのホットソーク溶液の中に10分から15分ほどピアスホールを浸します。

最後に、ピアスホールを水で洗ってホットソーク溶液を洗い流せば完了です。

家にあるものだけでできる非常に簡単なやり方なので、ピアスホールにトラブルを感じたら早めに対処すると良いでしょう。

悪化してからよりも、早期にケアしたほうが早く治すことができます。

ホットソークを行う時に注意すること

ホットソークを行う時の注意は、基本的にはピアスをつけたままで行います。

特にピアスホールが安定していない場合は、つけたままで行うのがマストです。

しかし、ピアスの素材によっては塩水で錆びることもあるため、ピアスホールが安定しているなら取ってから浸してもOKです。

そして、ホットソーク溶液に浸している時にお湯が冷たくなってしまったら、温かいものに取り換えるようにしましょう。

熱すぎるお湯もダメですが、冷たすぎても本来のホットソークの効果を発揮することができません。

ホットソーク溶液は人肌ぐらいの温度が一番治癒力を高めます。

また、ホットソークを1回行ったからと言って即効でピアスホールが治るわけではありません。

1日に1回から2回のペースで、1週間ほど続けることが大事です。

その他には、ホットソーク溶液を作る時に使う塩は、不純物が入っているものや、ミネラルが含まれないものでは効果がありません。

必ずミネラルが含まれた天然塩を使用するようにしましょう。

食卓塩はホットソークに不向きです。

ピアスホールのしこりの治し方

ピアスホールにしこりができた時は、これといった対処法はありません。

しこりができる原因は、傷ついた細胞が中で固まっていたり、ピアスを開けた時に新しい皮膚が中で固くなっているだけなので、放置していても自然に治ります。

ピアスを開けていると誰にでも起こる一般的な症状なので、それほど心配する必要はありません。

ただ、膿が溜まったり痛みがある場合は、何か重大な原因がある可能性もあるので、病院で診察してもらうほうが安心でしょう。

早めの対処でピアストラブルを解決しましょう

このように、ピアスホールの腫れはホットソークで早く回復させることができるので、腫れで悩んでいる人は試してみると良いでしょう。

同時に、ピアスでオシャレを楽しむためには、毎日のケア方法も見直すことが大切です。

また、ホットソークに頼り切るのは危険なので、腫れ具合や膿の状態をしっかりと把握し、必要な時は病院で診断を受けるようにしましょう。

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この記事を書いた人

2011年10月に登録販売者を取得。現在、某ドラッグストアで店長として勤務しており、お客様に対して市販薬の効果効能・副作用を説明しています。また、当ブログの編集長を務め、医薬品のプロとして正しい情報提供のために、すべての記事で監修を行なっています。

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