先日、朝起きたら眉毛の上にポツンとニキビができていました。
眉毛ニキビは、赤く腫れて目立ってしまうだけでなく、痛みやかゆみを伴うこともあります。
しかも、一度できると治りにくく、治っても再発しやすいのでとても厄介です。
「ニキビが邪魔で眉が上手く描けない」「眉毛のお手入れができない」など、メイクにも支障をきたしてしまいます。
そんな眉毛ニキビをたった1日で治すことができるのか、実際に検証してみました!
眉ニキビができる原因と早く治す方法を画像付きで解説していきます。
眉毛ニキビができる原因とは?
眉毛ニキビができる原因のひとつとして考えられているのが、皮脂や汚れの詰まりです。
眉毛は、顔の中でも特に皮脂腺が多く集まっていて、皮脂の分泌が活発な場所(Tゾーンの一部)なので、もともとニキビができやすい場所でもあります。
メイクを落とし切れていなかったり、洗顔料やクレンジング剤、シャンプーの洗い残しなども眉毛ニキビの原因となります。
また、髪の毛についているホコリや雑菌、整髪料などの汚れが肌に付着すると、毛穴を塞いでしまい、眉毛ニキビができやすくなってしまいます。
眉毛ニキビを早く治す方法
眉毛ニキビを早く治すために、「リンデロン-VG軟膏」「ゼビアックスローション」「アクアチムクリーム」の3種類の医薬品を使用します。
「リンデロン-VG軟膏」は、優れた抗炎症作用で眉毛ニキビの痛みや腫れを抑えて、気になる赤みも目立たなくしていきます。
さらに、ゲンタマイシン硫酸塩(抗生物質)が配合されているので、ニキビの原因菌を殺菌する効果も併せ持っています。
本来であれば、リンデロン-VG軟膏だけでも十分なのですが、殺菌効果の高い「ゼビアックスローション」「アクアチムクリーム」を併用することにより、眉毛ニキビを一気に治療します。
眉毛ニキビの炎症を抑えながら、ニキビの原因となる細菌(アクネ菌など)を一掃できるため、いつもより早く治すことが可能となります。
効果には個人差がありますが、私はこの方法を実践した結果、 わずか3日間で眉毛ニキビが治りました。
「眉毛ニキビを今すぐなんとかしたい!」というときにおすすめの治療法です。
また、眉毛ニキビが気になるから、恥ずかしいからといって髪の毛や化粧で隠したりせず、余計な刺激を与えないようにしましょう。
ステロイド剤や抗生物質は、化粧品ではないので、絶対に長期連用してはいけません。
眉毛ニキビに薬が効かない時の対処法
効き目の強い薬を使用しているのに眉毛ニキビが治らないのは、髪型や不規則な生活リズムが原因かもしれません。
これだけ強力な薬を使えば、2~3日ほどで良くなることがほとんどです。
もし上記の方法で治らない場合は、以下の7つのポイントをチェックしてみてください!
- 髪の毛が触れないようにする
- 正しいスキンケアを行う
- 脂っこいものや辛いものを避ける
- 栄養バランスのとれた食事を心がける
- ビタミン不足を補う
- 睡眠をしっかりとる
- ストレスを溜めない
眉毛ニキビに髪の毛が触れていたり、生活リズムが乱れてしまっていては、いくら頑張って治療しても改善することは困難です。
薬を塗っているからといって油断せず、髪型に気をつけながら、今の生活リズムを見直してみましょう。
また、肌の調子を整えるためにも、皮脂分泌を抑えるビタミンB群などを積極的に摂るのがおすすめです。
眉毛ニキビ治療にはビタミン剤が効果的
眉毛ニキビを少しでも早く治したいときは、塗り薬とビタミン剤を併用することで、より高い治療効果が期待できます。
ただ、ビタミン剤といっても種類が豊富なので、「どれがいいのかわからない…」という方も多いのではないでしょうか。
特に摂取すべきビタミンは、皮脂分泌を抑える効果があり、皮膚や粘膜の健康維持に働く「ビタミンB2」と「ビタミンB6」です。
テレビCMでお馴染みの「チョコラBBプラス」「ハイチオールBクリア」といった市販薬にも配合されており、ニキビや吹き出物を緩和してくれます。
効果には個人差がありますが、身体の外側と内側からWケアすることにより、眉毛ニキビをいつもより早く治せます。
さらに、ビタミン剤を毎日・長期間飲み続けることで、ニキビや吹き出物を改善するとともに、予防にもつながります。
「眉毛ニキビを一日でも早く治したい!」という方は、ぜひ試してみてください。
眉毛ニキビは1日で治せるの?
生活習慣を改善したり、効き目が強い医薬品を併用するなど、色々試してみましたが、眉毛ニキビを一日で治すことはできませんでした。
炎症を伴わない軽度の赤ニキビならまだしも、私のように症状がひどくなってしまうと、たった1日で治すことは不可能です。
それなりのリスクは覚悟のうえで、複数の薬を併用したにもかかわらず、完全に治るまでに3日もかかってしまいました。
症状の程度や個人差によりますが、黄ニキビまで進行すると、治るまでに最低でも3日間はかかると思います。
そして残念ながら、この治療法だけで紫ニキビ(嚢腫、結節性ニキビ)を治すことはできません。
この段階まで進行するとセルフケアでは対処できないので、症状をさらに悪化させてしまう前に、一刻も早く病院に行きましょう。
ニキビ跡ができてしまった時の対処法
せっかく眉毛ニキビが治ったと思ったら、「ニキビ跡(痕)が残ってしまった…」なんてこともありますよね。
「赤みがあるニキビ跡」「色素沈着による茶色のニキビ跡」など、一度できるとなかなか治りにくく、眉毛ニキビよりもずっと厄介です
ニキビ跡が残ったときの対処法は主に2つあり、軽度のニキビ跡であれば、病院に行かなくても治療は可能です。
シミのような色素沈着(茶色いニキビ跡)が残ってしまった場合には、通常のシミと同じように美白ケアすることによって、自力でニキビ跡を消すことができます。
ニキビ跡に悩んでいる方は、以下の対処方法を試してみてください。
ただし、「クレーター状(凸凹肌)」「大きな毛穴の開き」といった重度のニキビ跡を治すことはできないため、病院で治療を受けましょう。
肌のターンオーバーを整える
まずは「ヒルドイド」で肌のターンオーバー(肌が生まれ変わる仕組み)を促すことで、ニキビ跡を徐々に薄くし、最終的には消すことができます。
症状の程度にもよりますが、完全にニキビ跡を消すためには、最低でも数週間~数ヶ月は塗り続ける必要があります。
ヒルドイドを持っていない場合は、市販薬の「HPクリーム」で代用することができます。
添加物はやや異なるものの、ヒルドイドと同じ成分(ヘパリン類似物質)を同量配合しているため、ニキビ跡を消す効果があります。
病院で薬を処方してもらうよりも割高になりますが、わざわざ病院に行く手間が省けて、近くのドラッグストアなどでも気軽に購入できます。
ヒルドイドは効果が出るまで時間がかかる
ヒルドイドの有効成分のヘパリン類似物質は、塗ってすぐに効果が実感できるものではありません。
毎日・長期間塗り続けることで「ヘパリン類似物質」が肌のターンオーバーを促し、徐々にニキビ跡を治していきます。
治ったように見えても、肌細胞が生まれ変わるまで、ターンオーバーを意識して塗り続けることが大切です。
ビタミンCを摂取する
「ニキビ跡を早く消したい!」という方は、ヒルドイドを塗りながら「ビタミンC」を摂取することで、さらに高い改善効果が期待できます。
ビタミンCは炎症による赤みを抑える作用や、メラニン色素の生成を抑制する作用(美白効果)などさまざまな働きがあります。
ビタミンCの抗炎症作用で赤みを抑えるとともに、ニキビ跡の原因となるメラニン色素を分解することにより、徐々に薄く目立たなくなっていきます。
さらに、肌のターンオーバーを促進する作用もあるので、古い角質がやわらかくなって自然と剥がれ落ちやすくなり、新しい皮膚の再生を助けてくれます。
もし効果が感じられない場合は、ビタミンCとL-システインを併用するとより効果的です。
L-システインは「ターンオーバーを正常化」「体の代謝(エネルギー産生)をサポート」「抗酸化作用」という3つの働きがあり、体の内側からニキビ跡を改善します。
ビタミンCと同様の効果が期待できるため、L-システイン配合の医薬品を試してみるのもおすすめです。
おわりに
ある日ポツンと急にできてしまう「眉毛ニキビ」。
一度できるとなかなか治らず、赤く腫れたり、かゆみや痛みなどを伴うこともあり、非常にやっかいな存在です。
思うようにお手入れができず、治る頃にはせっかく整えた眉毛の形が崩れてしまうなんてことも…。
そんな眉毛ニキビをきれいに早く治すためには、塗り薬と飲み薬の併用が効果的です。
本来は絶対にタブーですが、「リンデロン-VG軟膏」「ゼビアックスローション」「アクアチムクリーム」を同時に塗り、さらに「ビタミンB2」「ビタミンB6」を摂取することで、眉毛ニキビに対して非常に優れた効果を発揮します。
病院へ行く手間はかかりますが、市販薬よりもはるかに効果が高く、症状がひどい眉毛ニキビでも短期間できれいに治すことができ、悪化を防ぐことにもつながります。
効果はかなり高いものの、多少のリスク(副作用の恐れ)があるので注意してください。
「眉毛ニキビをできるだけ早く治したい!」「今すぐ赤みを目立たなくしたい!」という方におすすめの治療法です。
さすがに1日で眉毛ニキビを治すのは無理ですが、普通に治療するよりもはるかに早く治すことができます。
ただし、この方法を3日間試しても症状がよくならなかったり、かえって症状が悪化した場合は、すぐに病院へ行って医師に相談してください。