ニキビの種類とそれぞれに適切な対処法ガイド

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この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)

ポツっとした白ニキビから炎症を起こし真っ赤に腫れあがったニキビまで、ニキビは進行度合いによって呼び方が変わってきます。

ニキビの進行ステージは大きく分けて5つ。

種類や進行の度合いによって、対処方法が異なるため注意が必要です。

それぞれに適したケアをしないと長びいてしまったり悪化してしまったりするため、種類とステージに合わせたケア方法でしっかり対処しましょう。

目次

白ニキビ(閉鎖面皰)

ニキビの種類の中で最も初期段階の「白ニキビ」。

メイクや汚れなどで毛穴が塞がってしまい、毛穴に皮脂がたまり皮膚がポツっと盛り上がってしまった状態です。

まだ、炎症を起こしていないため適切なケアですぐに良くなります。

白ニキビの治し方

白ニキビが気になり、指や爪で押し出そうとしたり気になって頻繁に触ってしまう人がいますが、刺激を与えると悪化して炎症をおこしてしまうこともあるため絶対にやめましょう。
白ニキビの対処方法は、肌を清潔に保つこと。
毛穴に汚れが溜まるのを防ぐため、メイク落としと洗顔をしっかり行い、きちんと保湿ケアを行ってください。

黒ニキビ(開放面皰)

白ニキビが進行すると「黒ニキビ」と呼ばれる種類のニキビになります。

黒ニキビは、詰まった皮脂の量が増え毛穴が広がった状態。

毛穴が広がったことにより、皮脂の表面が空気に触れ酸化して黒くなってしまいます。

しかし、まだ炎症は起こしておらずこの段階でしっかり治してしまえば、ニキビ跡や痛みの心配はありません。

黒ニキビの治し方

白ニキビに比べて黒ニキビは目立つため、指や道具を使って押し出そうとする人が増えてしまいます。

きれいに取れれば一時的にスッキリするかもしれませんが、無理やり出したことが原因で毛穴が開いてしまい、皮脂が詰まりやすくなり再発してしまう場合があるためおすすめできません。

黒ニキビの対処方法は白ニキビと同じく洗顔やスキンケアで清潔な肌を保つことが基本です。

押し出したり強くこすったりするのはNG。

たっぷりの泡で優しく洗い、アフターケアをしっかり行いましょう。

赤ニキビ(赤色丘疹)

赤ニキビと呼ばれる種類までニキビが進行すると、毛穴は詰まった皮脂を栄養にして増殖した菌により炎症を起こしてしまっています。

赤く腫れ痛みを伴う場合も。

ここまで進んだニキビは、正しいケアをしないとニキビ跡になってしまうこともあります。

刺激を受けるとさらに悪化してしまうため、絶対に触ってはいけません。

赤ニキビの治し方

炎症を起こしてしまったニキビは、まずは炎症を抑えなければいけません。

そのためには、基本的なスキンケアである洗顔や保湿だけでなく、皮膚科で薬を処方してもらったり市販のニキビ治療薬を使って治療しましょう。

市販のニキビ薬は手軽ですが、肌があまり丈夫でない人はできるだけ皮膚科を受診することをおすすめします。

黄ニキビ(膿疱)

炎症が進み化膿し毛穴に膿が溜まり、皮膚の表面に見えるのが黄ニキビです。

この種類はニキビの炎症が一番悪化した状態で、完治後もニキビ跡ができてしまう可能性が一気に高まります。

赤ニキビ同様炎症を抑える対処が必要になります。

黄ニキビの治し方

気になるからと潰してしまうと、そこから新たに菌が入り込み皮膚に大きなダメージを与えてしまうことに。

自分でできるケアだけではなかなか治りにくいため、皮膚科で治療してもらうようにしましょう。

紫ニキビ(嚢腫)

ニキビの炎症が続き、皮膚が色素沈着を起こしたり内出血を起こしたりすると皮膚の表面が紫色に見えることがあります。

ここまでニキビが進行してしまうと、ニキビが治るまで時間がかかるうえ、治った後もしばらくはニキビ跡が残ってしまうことになるでしょう。

紫ニキビの治し方

黄ニキビと同様、セルフケアでの治療では跡が残ってしまう可能性が高い状態です。

皮膚科でしっかりと治療を行い、ニキビが治った後も気を抜くことなくスキンケアを行ってください。

治療してもすぐにきれいにならないので、ファンデーションやコンシーラーで隠したくなるかもしれませんが、悪化する原因となるためニキビやその周辺はできるだけメイクを控えた方が良いでしょう。

ニキビ跡

ニキビの状態が悪化し、毛穴だけでなく皮膚の奥深くの組織までダメージを受けると、シミになったり、皮膚がへこんでクレーターのようになったりすることがあります。

ニキビは適切なケアをせずに放置してしまうと症状が進行してしまうため、白ニキビや黒ニキビのような炎症が起きていない種類のニキビのうちに早々に対処することが大切です。

赤みや軽いシミ程度であれば、日々のスキンケアで改善が望めるものの、クレーターのようにデコボコしたニキビ跡になってしまうと自分で改善することは非常に難しくなります。

ニキビ跡がひどいケースは美容クリニックや皮膚科で自分に合った適切な治療を受けるようにしましょう。

ニキビの種類に応じたケアを行いましょう

ニキビ跡や色素沈着は、ニキビの種類に応じた適切な対処をすることで予防できます。

しかし、一番大切なのは日々の暮らしの中でのニキビ予防です。

ニキビの原因は過剰分泌された皮脂や肌への刺激です。

皮脂が過剰になるのは、食生活や生活習慣が乱れホルモンバランスが崩れることや肌が乾燥しダメージを受けるなどの理由が多いそうです。

そのため、種類に関わらず規則正しい生活を送ることがニキビ予防にはとても大切なのです。

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この記事を書いた人

2011年10月に登録販売者を取得。現在、某ドラッグストアで店長として勤務しており、お客様に対して市販薬の効果効能・副作用を説明しています。また、当ブログの編集長を務め、医薬品のプロとして正しい情報提供のために、すべての記事で監修を行なっています。

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