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ニキビ・ニキビ跡

生理前のニキビはなぜ出来るの?予防や対策は?

生理前に出来てしまうニキビ、鏡を見て落ち込んでしまう方も多いのではありませんか?

ただでさえ心と体の不調が起きてしまうこの時期に、せめて肌だけでもきれいでいたいですね。

こちらでは生理前のニキビの原因を始め、対策や予防についても解説していきます。

生理前や生理中の憂鬱を少しでも減らせるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。

生理前にニキビが出来る原因

1.ホルモンバランスの変化

女性の体では、生理周期によってホルモンのバランスの変化が起きています。

卵巣には2種類のホルモンがあり、一つ目はエストロゲン(卵胞ホルモン)、2つ目はプロゲステロン(黄体ホルモン)です。

ではこれらはどのように変化しているのでしょうか?

生理を中心とした3つの時期に分けて見ていきましょう。

生理中

エストロゲンもプロゲステロンも減少し、ホルモンからの影響を受けにくい時期です。

エストロゲンには体温を上げる働きがあるので、このホルモンが減る時期には血行が悪くなり、腰痛、頭痛、貧血、下腹部痛、だるさといった症状が起きやすいでしょう。

肌の調子は生理の終わりが近づくにつれてよくなっていきます。

生理後

エストロゲンの分泌が高まり、肌の水分量やコラーゲンが増えて調子がいい時期です。

髪や体の調子もよく、ダイエットにも向いています。

なかでも排卵日に肌の調子が絶好調になります。

生理前

排卵後にはエストロゲンが低下し、プロゲステロンの分泌が高まります。

プロゲステロンは皮脂の分泌を促し、角質層を厚くする働きがあるので、ニキビが出来やすくなるというわけです。

2.ストレス

仕事などのストレスによってもニキビが出来やすくなります。

ストレスを抱えることで生理前のホルモンのバランスが乱れ、肌の調子にも影響がでます。

3.便秘

黄体ホルモンは体内に水分をためたり、腸の動きを鈍らせてしまう働きがあります。

これによって便秘になりやすく、腸内環境が悪化してしまいます。

腸に残った便から発生したガスや有害物質などの毒素は血液によって全身へ回ります。

これらが皮脂として排出される際に肌に負担がかかってニキビの原因になるのです。

4.睡眠不足

生理前には基礎体温が上がり、夜になっても睡眠モードに切り替えられないことによって、眠れない、または眠りが浅い傾向にあります。

よって肌の免疫力が下がり、ニキビが出来やすくなります。

5.甘いものが欲しくなる

生理前にはホルモンの影響で血糖値が下がり、甘いものが無性に欲しくなる方が多いようです。

ケーキやチョコレートなどの油分が肌に過剰に分泌されるとニキビが生まれてしまいます。

生理前のニキビ、出来てしまったら対策は?

1.クレンジングはオイルフリーで

メイクはきちんと落とすことが大事ですが、オイルクレンジングを使うことは避けたほうがいいでしょう。

オイルクレンジングはよく落ちるのでいいと思われるかもしれませんが、肌のバリア機能を下げてしまうこともあります。

生理前の時期にはオイルフリーのクレンジングを使うことをおすすめします。

2.丁寧な洗顔

ニキビが出来てしまったら、洗顔を丁寧に行います。

皮膚をゴシゴシこするような洗い方ではなく、洗顔料を十分に泡立てて、泡で洗いあげるようにするのがコツです。

洗顔料はしっかり洗い流すことも大切です。

一日に何度も洗顔する必要はなく、一日2回までにしましょう。

3.ニキビに効果的な成分の化粧水

ニキビの原因の一つであるアクネ菌は、実はどんな人の肌にもいる菌で、肌の保湿をしてくれています。

むやみにアクネ菌をやっつけてしまうと肌の乾燥につながりますので、ニキビに効く成分(アラントイン、ビタミンC誘導体、グリチルリチン酸2Kなど)が含まれた化粧水を選びましょう。

4.体の周期を知って保湿、刺激が低い化粧品を選ぶ

肌の調子が変化している生理前の時期だけの化粧水を選ぶのもいいでしょう。

保湿が足りないとニキビを悪化させる原因になるので、刺激が低いものをたっぷりと補います。

5.水分を多めにとり便秘を予防

先ほど書いたように便秘がニキビを悪化させる原因になりますので、意識して水分を摂ることを心掛けましょう。

また繊維質の多く含まれた食品も効果があります。

6.質のよい睡眠をとる

生理前には睡眠が浅くなり、日中には眠気を強く感じることがあります。

朝起きたら日光を浴びる、夜のスマホは控えるなどして、質のよい睡眠をとることが大事です。

生理前のニキビ、予防法とは?

1.ストレスをコントロールする

ストレスを抱え込みすぎると、プロゲステロンの分泌が多くなるなどホルモンバランスが崩れます。

ストレスを無くすことは難しいですが、たまにストレスから離れる環境を作るなどして工夫してみましょう。

またぬるめのお湯にゆっくり浸かると副交感神経が活性化してストレス解消に効果があります。

2.食生活を見直す

油分や糖分の摂りすぎなど、偏った食生活では肌にいいとは言えません。

ニキビに効果的なビタミンB群、ビタミンC、ミネラル群を積極的に摂るため、食生活を見直ししてみてください。

また繊維質も意識して摂り、便秘を解消しましょう。

3.十分な睡眠

肌の調子を整えるには、十分な睡眠時間を確保することが大切です。

肌のターンオーバーを促す成長ホルモンが盛んに分泌されるのは、就寝後3時間程の深い眠りの時です。

このターンオーバーが乱れると肌の角質がたまっていき、ニキビの原因になります。

4.清潔な寝具

寝具には気づかないうちに雑菌が溜まっています。

この雑菌が肌に付くとニキビを悪化させるので、枕カバーやシーツはこまめに洗濯しましょう。

5.紫外線対策

肌の乾燥がニキビが出来る要因の一つです。

紫外線に当たることによって肌は乾燥するだけではなく、活性酵素を発生させてしまいます。

この活性酵素が過酸化脂質(酸化した脂質)を作り出すので、ニキビの炎症を引き起こすことになります。

晴れた日はもちろん、曇りや雨の日でも紫外線は降り注いでいるので、日焼け止めを塗るなどして油断しないようにしてください。

生理前のニキビとさよならするために

イライラやニキビ、この時期の面倒さなど、生理なんてなくなればいいのにと思うこともありますよね。

しかし、生理は女性にだけ訪れる、避けては通れない道です。

生理前のニキビの原因や対策、予防の仕方が分かれば、この憂鬱な時期を快適に過ごせるきっかけにもなるのではないでしょうか?

普段から体と心を大切にして、ニキビにもう悩まない健康な肌を目指しましょう。

この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)
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