【ベンザブロックSプラス】を徹底解説!

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この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)

ベンザブロックSプラス

女優・綾瀬はるかさんや俳優・速水もこみちさん、女優・国仲涼子さんが出演しているTV-CMでもお馴染みのタケダの風邪薬!

武田薬品は、「ベンザブロックS」シリーズに比べて、より症状に合わせた新処方となった新たなかぜ薬シリーズ「ベンザブロックSプラス」シリーズ(指定第2類医薬品)を、2013年9月4日(水)から新発売しました。

ベンザブロックSプラス」の効果や副作用などについて解説していきます。

目次

【鼻水・鼻づまりなどのかぜの諸症状の緩和に】ベンザブロックSプラス

ベンザブロックSプラス錠

からくる人は色のベンザブロックSプラス

ベンザブロックSプラス」は、鼻水・鼻づまりによく効く かぜ薬 です。

より鼻症状のことを考えて処方を強化しており、かぜのさまざまな症状[鼻水][鼻づまり][のどの痛み][くしゃみ]にも効きます。

効能・効果

かぜの諸症状(鼻水、鼻づまり、のどの痛み、くしゃみ、せき、たん、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和

用法・用量

ベンザブロックSプラス

次の量を、食後なるべく30分以内に、水またはお湯で、かまずに服用すること。

年齢 1回量 1日服用回数
15歳以上 2錠 3回
7歳~14歳 1錠
7歳未満 服用しないこと

ベンザブロックSプラス錠

次の量を、食後なるべく30分以内に、水またはお湯で、かまずに服用すること。

年齢 1回量 1日服用回数
15歳以上 3錠 3回
11歳~14歳 2錠
7歳~10歳 1錠
7歳未満 服用しないこと
<用法・用量に関する注意>
小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させること。
用法・用量を厳守すること。

有効成分とはたらき

ベンザブロックSプラスシリーズの配合成分 ベンザブロックSプラス 6錠中/ベンザブロックSプラス錠 9錠中(15歳以上の1日服用量中)

ベンザブロックSプラス シリーズの配合成分(15歳以上の1日服用量中)
ベンザブロックSプラス 6錠中/ベンザブロックSプラス錠 9錠中
有効成分 分量 はたらき
ヨウ化イソプロパミド 6mg 鼻水を和らげる
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 3.5mg 鼻水・くしゃみを和らげる
ヘスペリジン 90mg ビタミン類(ビタミンPの一種)
リボフラビン 12mg ビタミンB2
無水カフェイン 75mg 頭痛を和らげる
アセトアミノフェン 900mg 発熱やさむけを改善し、痛みを和らげる
ジヒドロコデインリン酸塩 24mg せきを和らげる
トラネキサム酸 420mg のどの痛みを和らげる
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg せき・たんを和らげる
添加物
トウモロコシデンプン、カルメロースCa、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸Mg、セルロース、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン、三二酸化鉄
<成分・分量に関する注意>
本剤の服用により尿が黄色くなることがありますが、リボフラビンによるものなので心配ありません。

これらの医薬品は、「使用上の注意」をよく読んでお使いください。

アレルギー体質の方は必ず薬剤師、登録販売者にご相談ください。

製造販売元

武田コンシューマーヘルスケア株式会社

リスク区分

指定第2類医薬品

剤型・形状

ベンザブロックSプラス

のみやすい小型の淡黄色のカプレットタイプの錠剤

ベンザブロックSプラス錠

のみやすい小型の淡黄色の円形の錠剤

包装単位・メーカー希望小売価格

ベンザブロックSプラス

包装 価格
[PTP品]18カプレット(錠) 1,350円(税抜)
[PTP品]30カプレット(錠) 1,780円(税抜)

ベンザブロックSプラス錠

包装 価格
36錠 1,500円(税抜)
60錠 1,980円(税抜)

ベンザブロックSプラスの特徴

鼻水・鼻づまりによく効くかぜ薬

特徴1

ヨウ化イソプロパミドとd-クロルフェニラミンマレイン酸塩が、鼻水・鼻づまり・くしゃみを改善します。

特徴2

トラネキサム酸が粘膜の炎症を抑え、のどの痛みを改善します。

特徴3

かぜのときに消耗しやすいリボフラビン(ビタミンB2)と、ビタミンPの一種であるヘスペリジンを配合しています。

特徴4

9種の成分がバランスよくはたらいて、かぜのいろいろな症状を緩和します。

鼻に効くメカニズム

鼻に効くメカニズム 鼻症状のことを考えた処方が、優れた効き目を発揮

ベンザブロックSプラスは眠くなる?

結論から言うと、「ベンザブロックSプラス」や「ベンザブロックSプラス錠」は眠くなりやすいです。

ベンザブロックSプラス」を飲むと眠くなってしまう理由は、鼻症状のことを考えて配合している成分が影響しています。

鼻水・鼻づまり・くしゃみを改善するために抗ヒスタミン成分(d-クロルフェニラミンマレイン酸塩)と抗コリン成分(ヨウ化イソプロパミド)を配合しています。

クロルフェニラミンマレイン酸塩などの抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンという体の活動を活発化させる物質がヒスタミン受容体と反応するのを妨ぐ働きがあります。

また、ヨウ化イソプロパミドなどの抗コリン成分(副交感神経遮断成分)は、アセチルコリンが鼻腺の細胞壁に取り付くことをブロックして、鼻水の分泌を抑えるように働きます。

したがって、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの鼻炎症状を改善してくれますが、これらの2つの成分が眠気を引き起こしてしまいます。

特に抗ヒスタミン成分は、ほぼ全ての風邪薬に配合されている成分なので、風邪薬の多くは飲むと眠くなりやすく、どうしても眠気が生じてしまいます。

鼻水・鼻づまりなどの鼻風邪に特化した「ベンザブロックSプラス」は、通常の風邪薬よりも鼻炎症状を抑える成分を多く配合しており、つらい鼻炎症状を抑える優れた効果を持つため、より眠くなりやすいというデメリットがあります。

ベンザブロックSプラス」を服用後、乗り物(車など)または機械類の運転操作をしないようにしましょう。

使用上の注意

してはいけないこと

1.次の人は服用しないこと

  • 本剤または本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
  • 本剤または他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人。

2.本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないこと

  • 他のかぜ薬
  • 解熱鎮痛薬
  • 鎮静薬
  • 鎮咳去たん薬
  • 抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗り物酔い用薬、アレルギー用薬、催眠鎮静薬等)
  • トラネキサム酸を含有する内服薬
  • 胃腸鎮痛鎮痙薬

3.服用後、乗り物または機械類の運転操作をしないこと

(眠気や目のかすみ、異常なまぶしさ等の症状があらわれることがある。)

4.授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること

5.服用前後は飲酒しないこと

6.長期連用しないこと

相談すること

1.次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談すること

  • 医師または歯科医師の治療を受けている人。
  • 妊婦または妊娠していると思われる人。
  • 高齢者。
  • 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
  • 次の症状(高熱、排尿困難)のある人。
  • 次の診断(甲状腺機能障害、糖尿病、心臓病、高血圧、肝臓病、腎臓病、胃・十二指腸潰瘍、緑内障、血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎)、血栓症を起こすおそれのある人)を受けた人。
  • 副交感神経遮断剤(ベラドンナ総アルカロイド、ヨウ化イソプロパミド、ロートエキス等)を含有する内服薬を服用している人。

2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること

関係部位 症状
皮膚 発疹・発赤、かゆみ
消化器 吐き気・嘔吐、食欲不振、胸やけ
精神神経系 めまい、頭痛
泌尿器 排尿困難
その他 過度の体温低下、顔のほてり、異常なまぶしさ

まれに下記の重篤な症状が起こることがある。その場合は直ちに医師の診療を受けること。

症状の名称 症状
ショック(アナフィラキシー) 服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死融解症、急性汎発性発疹性膿疱症 高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮膚の広範囲の発疹・発赤、赤くなった皮膚上に小さなブツブツ(小膿疱)が出る、全身がだるい、食欲がない等が持続したり、急激に悪化する。
肝機能障害 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
腎障害 発熱、発疹、尿量の減少、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛(節々が痛む)、下痢等があらわれる。
間質性肺炎 階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。
ぜんそく 息をするときゼーゼー、ヒューヒューと鳴る、息苦しい等があらわれる。
再生不良性貧血 青あざ、鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮膚や粘膜が青白くみえる、疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿等があらわれる。
無顆粒球症 突然の高熱、さむけ、のどの痛み等があらわれる。

3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続または増強が見られた場合には、服用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること

症状
便秘、下痢、口の渇き、眠気、目のかすみ

4.5~6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること

ベンザブロックSプラスのよくある質問(Q&A)

Q01 どのような方におすすめですか。
かぜが鼻からくる方、鼻の症状が最もつらい方におすすめです。
また、ベンザブロックプラスシリーズの中では唯一、7歳のお子様から服用いただけます。
Q02 ベンザブロックSとの違いはなんですか。
ベンザブロックSプラスにはベンザブロックSの処方に、かぜのときに消耗しやすく鼻やのどの粘膜の健康維持に役立つリボフラビン(ビタミンB2)を12mg/日(成人1日最大服用量)追加配合しています。
Q03 鼻の症状にしか効かないかぜ薬なのですか。
解熱鎮痛成分アセトアミノフェンなど9種類の成分がバランスよく働いて、鼻の症状以外にもかぜのいろいろな症状を緩和します。
Q04 妊娠中でも服用できますか。
妊娠している方は医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
Q05 授乳中でも服用できますか。
授乳中の方は服用を避けてください。
服用される場合は授乳を避けてください。
Q06 長期間服用してもいいですか。
長期間の服用は避けてください。
効果がみられない場合には、他の疾患の疑いも考えられます。服用を中止し、医療機関の受診をおすすめします。
Q07 ベンザブロックSプラスを服用したら、尿が黄色くなったがこういうことはありますか。
これは、成分の中に含まれるリボフラビン(ビタミンB2)の色によるものです。
お体に吸収されて尿に出る場合があります。
Q08 服用間隔はどれくらいあけたらいいですか。
1日3回食後に服用するお薬です。
それぞれ朝食、昼食、夕食後に服用して下さい。
食事と食事の間隔は、目安として4~5時間あけてください。
Q09 相談することに「5~6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。」というのはどういう意味ですか。
5~6回服用しても症状がよくならない場合は、かぜによる症状ではない可能性があります。
このまま服用を続けると悪化することも考えられるので、服用は止めて医療機関の受診をおすすめいたします。

ベンザブロックSプラスとベンザブロックSの違い

ベンザブロックS

ベンザブロックS錠

ベンザブロックS」は、鼻水・鼻づまりによく効くかぜ薬です。

ベンザブロックSプラス』と「ベンザブロックS」の効能・効果、成分・分量、特徴など、それぞれの製品との違いを比較してみました。

ベンザブロックSの効能・効果

効能・効果
かぜの諸症状(鼻水、鼻づまり、のどの痛み、せき、たん、くしゃみ、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和

ベンザブロックSプラス』と「ベンザブロックS」の効能・効果は、全く同じです。

どちらも鼻水・鼻づまりなどのかぜの諸症状を緩和します。

ベンザブロックSの用法・用量

ベンザブロックS

次の量を、食後なるべく30分以内に、水またはお湯で、かまずに服用すること。

年齢 1回量 1日服用回数
15歳以上 2錠 3回
7歳~14歳 1錠
7歳未満 服用しないこと

ベンザブロックS錠

次の量を、食後なるべく30分以内に、水またはお湯で、かまずに服用すること。

年齢 1回量 1日服用回数
15歳以上 3錠 3回
11歳~14歳 2錠
7~10歳 1錠
7歳未満 服用しないこと

ベンザブロックSプラス』と「ベンザブロックS」の用法・用量は、全く同じです。

どちらも7歳未満の子供は服用できないので、注意してください。

ベンザブロックSの有効成分とはたらき

ベンザブロックS シリーズの配合成分(15歳以上の1日服用量中)
ベンザブロックS 6錠中/ベンザブロックS錠 9錠中
成分 分量 働き
アセトアミノフェン 900mg 熱をさげ、痛みを和らげる
ヨウ化イソプロパミド 6mg 鼻水を和らげる
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 3.5mg 鼻水・くしゃみを和らげる
トラネキサム酸 420mg のどの痛みを和らげる
ジヒドロコデインリン酸塩 24mg せきを和らげる
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg せき・たんを和らげる
無水カフェイン 75mg 頭痛を和らげる
ヘスペリジン 90mg ビタミン類(ビタミンPの一種)
添加物
トウモロコシデンプン、カルメロースCa、ポビドン、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン、三二酸化鉄、カルナウバロウ(ベンザブロックS錠)、セルロース

ベンザブロックSプラス』と「ベンザブロックS」の有効成分は、全く同じです。

ベンザブロックS」の成分が8種類なのに対して、『ベンザブロックSプラス』はのどや鼻などの粘膜を健康に保つリボフラビン(ビタミンB2)をさらに配合しており、成分が9種類に増えています。

ベンザブロックSの特徴

鼻水・鼻づまりによく効くかぜ薬

● 鼻汁の分泌を抑えるヨウ化イソプロパミドと、抗ヒスタミン成分のd-クロルフェニラミンマレイン酸塩配合で、鼻水・鼻づまりを改善します。

● トラネキサム酸が粘膜の炎症を抑え、のどの痛みを緩和します。

● 解熱鎮痛成分アセトアミノフェンなど8種の成分がバランスよくはたらいて、かぜのいろいろな症状を緩和します。

ベンザブロックSプラス』と「ベンザブロックS」の特徴は、ほとんど変わりません。

どちらも鼻水・鼻づまり・くしゃみ・のどの痛みなど、かぜのいろいろな症状を緩和します。

ベンザブロックSプラスについてのまとめ

「ベンザブロックSプラス」と「ベンザブロックSプラス錠」は、鼻水・鼻づまりによく効くかぜ薬です。

さらに、鼻水・鼻づまりだけでなく、9種類の成分がバランスよく働いて、かぜのいろいろな症状を緩和します。

鼻水・鼻づまりに特化した市販薬は、「ルルアタックNX」や「エスタックイブNT」、「ストナジェルサイナスS」などがあります。

その中でも、「ベンザブロックSプラスシリーズ」は鼻風邪に特化してるだけでなく、9種類もの成分を配合していることから、かぜの症状をほぼ全て緩和する効果が期待できます。

私もつらい鼻風邪のときは、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの鼻炎症状を鎮めるために「ベンザブロックSプラス」をよく服用しています。

市販の風邪薬は、鼻水・鼻づまり・くしゃみを緩和するために、1種類の成分を配合していることが多いです。

「ベンザブロックSプラス」は、ヨウ化イソプロパミド(抗コリン成分)とd-クロルフェニラミンマレイン酸塩(抗ヒスタミン成分)の2種類の成分を配合しているので、鼻水・鼻づまり・くしゃみに優れた効果を発揮します。

しかも、鼻炎症状を緩和する効果だけでなく、トラネキサム酸を配合していることから、風邪のときに非常に起こりやすい、のどの痛みを改善する効果も期待できます。

トラネキサム酸はのどの赤みや腫れ、痛みなどに効くとされている成分で、市販のかぜ薬の中でも特に人気の高い「ルルアタックEX」などにも配合されています。

鼻水やくしゃみを緩和して、軽度の発熱やのどの痛み、咳などの風邪の諸症状を改善する「ベンザブロックSプラス」は、まさに万能タイプと言えるでしょう。

ただし、熱が38.5℃以上(目安として)あるときに「ベンザブロックSプラス」を服用しても、熱を下げる効果があまり期待できません。

市販の風邪薬の多くは、熱を下げるためにイブプロフェン(解熱鎮痛成分)を配合していますが、「ベンザブロックSプラス」にはアセトアミノフェンが配合されています。

イブプロフェンは解熱作用が強いため、熱が高いときでも優れた効果を発揮してくれますが、残念ながらアセトアミノフェンは熱を下げる効果が弱いので、高熱のときに服用するのは向いていないと考えられます。

したがって、熱があまりなく、微熱程度の鼻風邪のときに「ベンザブロックSプラス」を服用するのがおすすめです。

ただし、体質や相性などの個人差によって、効果のあらわれ方が異なるので、実際に服用してみないと効果がわからないのが正直なところです。

私が市販の風邪薬を購入する(選ぶ)際は、熱を伴う鼻風邪のときに「ルルアタックNX」を服用することが最も多く、服用後30分~1時間ほどで、少しずつ熱が緩和されると思います。

「ルルアタックNX」は解熱作用の強いイブプロフェンが配合されているので、39℃ぐらいまで熱が上がってしまっても、つらい症状を緩和してくれます。

しかし、熱が40℃以上あるときなど、風邪の症状が重い(悪化した)ときは、市販薬で対処することが困難なので、すぐに病院へ行くことが望ましいです。

病院が閉まっている休日や夜間などに高熱が出てしまったときは、「ロキソニンS」などの強力な解熱鎮痛薬を服用することで、熱を下げる効果がより期待できます。

咳や痰、鼻水などの風邪の諸症状が他になく、熱だけがつらいのであれば、風邪薬よりも解熱鎮痛薬を服用することがおすすめです。

症状が良くならないからと言って、「ロキソニンS」と市販薬の併用することは、副作用が起こりやすくなる恐れ(リスク)があるので、絶対にやめてください。

「ベンザブロックSプラス」などの市販の風邪薬を飲んでも症状が改善されない(良くならない)ときは、休日や夜間などを除いて、病院でしっかりと診てもらいましょう。

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この記事を書いた人

2011年10月に登録販売者を取得。現在、某ドラッグストアで店長として勤務しており、お客様に対して市販薬の効果効能・副作用を説明しています。また、当ブログの編集長を務め、医薬品のプロとして正しい情報提供のために、すべての記事で監修を行なっています。

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