【ルルアタックFXa】を徹底解説!

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この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)

発熱を伴うカゼ、さむけによく効く ルルアタックFXa

第一三共ヘルスケアは、つらいかぜ症状の原因に着目したルルアタックシリーズから、“熱のかぜ”によく効く総合かぜ薬「ルルアタックFXa」を、2017年8月28日(月)より全国の薬局・薬店・ドラッグストアなどで販売しています。

ルルアタックFXαの効果や副作用などについて解説していきます。

ルルアタックシリーズは、発熱・さむけには「ルルアタックFXa」、のどの痛みには「ルルアタックEX」、鼻水・鼻づまりには「ルルアタックNX」と、特に改善したい症状に対処できる3タイプを揃えています。
目次

製品名

ルルアタックFXα

【発熱を伴うかぜ、さむけによく効く】ルルアタックFXa

ルルアタックFXa

ルルアタックFXaは、従来品「ルルアタックFX」の処方を改良したもので、こもった熱を体外へと発散させ熱を下げる解熱のメカニズムに着目した独自処方の総合かぜ薬です。

今回のリニューアルでは、体温調節中枢に働きかけて熱を放散させるアセトアミノフェンに加え、解熱鎮痛効果の高いイソプロピルアンチピリンを新たに配合。

また、末梢血行を促進することで発汗を促して解熱作用を高めるショウキョウ末と、発熱時に消耗されやすいビタミンCを追加配合し、熱・さむけを伴うつらいかぜに優れた効果を発揮する処方となっています。

ルルアタックFXaの特徴

ルルアタックFXaは、つらい発熱やさむけを伴うかぜ症状に着目し、イソプロピルアンチピリン、アセトアミノフェン、ショウキョウ末、ビタミンCなどの10種の成分を配合することですぐれた効果を発揮する総合かぜ薬です。

特徴1

かぜによる発熱時の解熱メカニズムに着目した独自処方の総合感冒薬です。

特徴2

イソプロピルアンチピリン、アセトアミノフェン、ショウキョウ末をトリプル配合。

発汗を促し、熱を体外へ発散することで解熱作用を示し、発熱やさむけなどに効果を発揮します。

特徴3

かぜに伴う発熱等により失われやすいアスコルビン酸(ビタミンC)を配合しています。

特徴4

持続性抗ヒスタミン成分クレマスチンフマル酸塩が、かぜのアレルギー症状(鼻水・鼻づまり)をおさえます。

特徴5

持ち運びに便利なPTP包装です。

効能・効果

かぜの諸症状(発熱、悪寒、頭痛、のどの痛み、鼻水、鼻づまり、せき、たん、関節の痛み、筋肉の痛み、くしゃみ)の緩和

用法・用量

次の量を水又はお湯で服用してください。

年齢 1回服用量 1日服用回数
成人(15歳以上) 2錠 3回
食後なるべく30分以内に服用してください。
7歳以上15歳未満 1錠
7歳未満 服用しないでください。

※ルルアタックFXaは「使用上の注意」をよく読んでから使用してください。

また、アレルギー体質の方は、必ず薬剤師、登録販売者に相談してください。

用法・用量に関連する注意

  • 用法・用量を厳守してください。
  • 7歳以上の小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
  • 錠剤の取り出し方
    錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して裏面のアルミ箔を破り、取り出して服用してください。
    (誤ってそのまま飲み込んだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながります)

成分・分量

ルルアタックFXaは、白色のフィルムコーティング錠で、6錠中に次の成分を含有しています。

成分 分量 働き
イソプロピルアンチピリン
(ピリン系)
300mg 熱を下げ、頭痛、関節やのどの痛みをやわらげます。
アセトアミノフェン 450mg
ショウキョウ末 200mg 発汗を促して解熱作用を高めます。
クレマスチンフマル酸塩 1.34mg かぜのアレルギー症状(鼻水、くしゃみ等)を持続的におさえます。
グリチルリチン酸 39mg のどや鼻の粘膜の炎症をしずめます。
チペピジンヒベンズ酸塩 75mg せきをしずめると共にたんを出しやすくします。
ノスカピン 48mg せき中枢に作用し、せきをしずめます。
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg 気管支をひろげ、せきをしずめます。
無水カフェイン 75mg 頭痛をやわらげます。
アスコルビン酸
(ビタミンC)
300mg かぜに伴う発熱等により消耗したビタミンCを補給します。
添加物
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースNa、トウモロコシデンプン、無水ケイ酸、ステアリン酸Mg、フマル酸、ステアリン酸、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、ヒプロメロース、タルク、酸化チタン、マクロゴール、カルナウバロウ

包装・価格

包装単位 メーカー希望小売価格(税抜) JANコード
12錠 1,200円 4987107621498
18錠 1,600円 4987107621504
24錠 2,000円 4987107621511

リスク区分

指定第2類医薬品

販売元

第一三共ヘルスケア株式会社

製造販売元

滋賀県製薬株式会社

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)

1.次の人は服用しないでください。

  • 本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人
  • 本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人

2.本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないでください。

  • 他のかぜ薬
  • 解熱鎮痛薬
  • 鎮静薬
  • 鎮咳去痰薬
  • 抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)

3.服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください。
(眠気等があらわれることがあります)

4.服用前後は飲酒しないでください。

5.長期連用しないでください。

相談すること

1.次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

  • 医師又は歯科医師の治療を受けている人
  • 妊婦又は妊娠していると思われる人
  • 授乳中の人
  • 高齢者
  • 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
  • 次の症状のある人
    高熱、排尿困難
  • 次の診断を受けた人
    甲状腺機能障害、糖尿病、心臓病、高血圧、肝臓病、腎臓病、胃・十二指腸潰瘍、緑内障

2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

関係部位 症状
皮膚 発疹・発赤、かゆみ
消化器 吐き気・嘔吐、食欲不振
精神神経系 めまい、興奮、けいれん
泌尿器 排尿困難
その他 過度の体温低下

まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。

症状の名称 症状
ショック(アナフィラキシー) 服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、
中毒性表皮壊死融解症、
急性汎発性発疹性膿疱症
高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮膚の広範囲の発疹・発赤、赤くなった皮膚上に小さなブツブツ(小膿疱)が出る、全身がだるい、食欲がない等が持続したり、急激に悪化する。
肝機能障害 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
腎障害 発熱、発疹、尿量の減少、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛(節々が痛む)、下痢等があらわれる。
間質性肺炎 階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。
ぜんそく 息をするときゼーゼー、ヒューヒューと鳴る、息苦しい等があらわれる。
再生不良性貧血 青あざ、鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮膚や粘膜が青白くみえる、疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿等があらわれる。
無顆粒球症 突然の高熱、さむけ、のどの痛み等があらわれる。

3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

症状
口のかわき、眠気

4.5~6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

保管及び取扱い上の注意

  • 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
  • 小児の手の届かない所に保管してください。
  • 他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります)
  • 表示の使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。

ルルアタックFXaのよくある質問

Q どのような特徴をもった製品なのですか?

2種類の解熱鎮痛成分イソプロピルアンチピリンとアセトアミノフェンを配合。

さらに発汗を促し解熱作用を高めるショウキョウ末、発熱時に失われがちなアスコルビン酸(ビタミンC)を配合した「発熱・さむけ」にフォーカスした独自処方の総合感冒薬です。

Q ルルアタックEX、ルルアタックNXとの違いは何ですか?

ルルアタックシリーズは特定症状にフォーカスした総合感冒薬で、パーソナルユースを対象とした製品です。

ルルアタックFXaは「発熱・さむけを伴うかぜ」によく効く処方設計となっています。

対して、ルルアタックEXは「のどの痛みを伴うかぜ」によく効く処方設計であり、ルルアタックNXは「鼻水・鼻づまり」によく効く処方設計となっています。

Q いつ服用すればよいですか?

1日3回、食後なるべく30分以内に服用してください。

なお、服用間隔は4~5時間以上空けてください。

Q 子供が服用してもよいのでしょうか?糖衣錠ですか?

7歳から服用できます。

糖衣錠ではありませんが、飲みやすいフィルムコーティング錠です。

Q 妊娠中ですが服用してもよいですか?

ルルアタックFXaに限りませんが、妊娠中はどんな薬に対しても慎重であるべきとされてます。

妊娠している、または妊娠していると思われる場合には主治医に相談したうえで薬を処方してもらってください。

ルルアタックFXaについてのまとめ

ゾクゾクするさむけや、かぜによるつらい発熱など、その時々で異なるかぜの諸症状。

ルルアタックFXaは、こもった熱を体外へと発散させ熱を下げる解熱のメカニズムに着目した独自処方の総合かぜ薬です。

「発熱がつらいかぜ、さむけのあるかぜ」に10種類の有効成分がすぐれた効果を発揮します。

ただし、5~6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

また、38℃以上の急な発熱や全身倦怠感など、インフルエンザが疑われる症状が出た場合は、できるだけ早く病院へ行きましょう。

かぜ薬はあくまで症状を抑えるものなので、市販薬にしても、病院で処方された薬にしても、かぜを根本的に治すことはできません。

ルルアタックFXaを服用後、体が楽になったからといって無理をしてしまうと、余計に症状が悪化する恐れがあります。

かぜを早く治すには、「かぜ薬を飲んだから大丈夫」などと無理せず、ゆっくり休むことが何より大切です。

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この記事を書いた人

2011年10月に登録販売者を取得。現在、某ドラッグストアで店長として勤務しており、お客様に対して市販薬の効果効能・副作用を説明しています。また、当ブログの編集長を務め、医薬品のプロとして正しい情報提供のために、すべての記事で監修を行なっています。

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