ベンザブロックLプラスについてのまとめ
「ベンザブロックLプラス」は、のどの痛み・発熱によく効くかぜ薬です。
さらに、のどの痛み・発熱を緩和するだけでなく、6種の成分がバランスよくはたらいて、かぜのいろいろな症状を緩和します。
39℃近い熱が出てしまい、のどの痛みがひどいときに「ベンザブロックLプラス」を服用して、どのくらい効果があるのか試してみました。
服用後、30分~1時間ほどで効果があらわれて、熱が少しずつ緩和されました。
とりあえず、1回服用したことで37℃台まで熱を下げることができ、つらい症状が多少改善されました。
最終的に1日分(1回量2錠/1日3回)服用した効果としては、服用前に比べて体調が良くなり、熱もちゃんと下げることができました。
1日で熱は下げられましたが、完治した訳ではないので、症状がぶり返さないように購入した分は飲みきりました。
熱に加えて、のどの痛みもひどかったのですが、「ベンザブロックLプラス」を服用した次の日には、痛みがだいぶ引いていました。
「ルルアタックEX」などに配合されており、のどの痛みに効くトラネキサム酸を含有していないので、こんなに早く痛みが治まったことに驚きました。
また、鼻水・鼻づまりによく効く、黄色の「ベンザブロックSプラス」とは適用年齢が大きく異なるので、服用(購入)するときは注意してください。
「ベンザブロックSプラス」は7歳未満が服用できないのに対して、「ベンザブロックLプラス」や「ベンザブロックIPプラス」は15歳未満が服用できません。
したがって、中学生以下(15歳以上を除く)は服用することができないので、大人向けの風邪薬になります。
適用年齢の違いは、それぞれの製品に配合されている解熱鎮痛成分が大きく関わっています。
「ベンザブロックLプラス」は、イブプロフェンという解熱作用の強い成分を配合しており、高熱のとき(目安として38.5℃以上)でも熱を下げる効果が期待できます。
しかし、「ベンザブロックSプラス」は、イブプロフェンよりも解熱作用の弱いアセトアミノフェンを配合しているので、熱が高いときは効果があまり期待できません。
高熱のときに「パブロンゴールドA」を飲んでも、効果があまり期待できない(効きにくい)ことに似ていると思います。
正直なところ、一番つらい症状が高熱の場合は、解熱鎮痛成分を2種類配合している「ベンザブロックIPプラス」がおすすめです。
「ベンザブロックIPプラス」は、イブプロフェンとアセトアミノフェンの2種類の解熱鎮痛成分を配合しているので、熱が高いときでも優れた効果を発揮してくれます。
「ベンザブロックプラス」シリーズは、黄・銀・青の3つのタイプから選べるので、一番つらい症状に合わせて服用することがおすすめです。
タケダの風邪薬は、製品のラインナップも多めなので、どれを選べば良いのか悩んだときは、薬剤師または登録販売者に相談しましょう。
ただし、市販の風邪薬は処方薬よりも効果が弱く、あくまで症状を抑えているだけで、根本から治している訳ではありません。
そのため、風邪をしっかりと治すためには、食事・睡眠などの休息が必要不可欠です。
いくら効果が優れた風邪薬を飲んだとしても、身体を休めないことには根本から治すことが難しいので、風邪を早く治したいのであれば、しっかりと休むことが重要です。
また、「ベンザブロックLプラス」を服用しても風邪が良くならない(悪化した)場合は、市販薬で治すのが難しいと考えられます。
2~3日ほど服用しても症状が改善されない(あまり効果がない)のであれば、内科などの専門医を受診して、適切な治療を受けることが望ましいです。