背中ニキビの原因とは!?かゆい時の対処法や治し方について

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この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)

なかなか治らない背中ニキビに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

背中ニキビは、思春期に頬やおでこにできるニキビとは原因菌が違います。

早く治すためには、それぞれのニキビに適したケアが必要になってくるのです。

ニキビができるだけでも嫌なのに、背中ニキビはかゆみがともなうこともあります。

むやみにかきむしると、ニキビに悪影響を及ぼす可能性も。

今回は、背中ニキビの原因やかゆい時の対処法について説明します。

目次

背中ニキビの原因はカビ

おでこや顔にできるニキビと背中にできるニキビでは、大きな違いがあります。

それは、原因となる菌です。

顔にできるニキビは「アクネ菌」と呼ばれる菌が原因です。

この菌は、皮脂を好物にしているため、皮脂の分泌が多い、額・鼻などにニキビができやすくなってしまいます。

一方、背中ニキビの原因菌は、「マセラチア菌」が関係しています。

マラセチア菌は、真菌という「カビの一種」です。

ニキビは脂漏性毛包(しろうせいもうほう)にできます。

マセラチア菌が毛根を保護している毛布で炎症を引き起こすと、背中ニキビができ上がってしまうのです。

皮脂が増えるとニキビができやすい

マセラチア菌は、皮脂を好むカビなので、皮脂の分泌が多いと、ニキビができやすくなってしまいます。

皮脂が大好きなマセラチア菌は、脂が詰まった毛穴の中に潜り込んで、ニキビを作り出します。

背中ニキビを作らないためには、皮脂を過剰に分泌させないようにしましょう。

食生活では、肉類、卵、バター、チーズなど、動物性脂肪が多く含まれている食べ物を多く摂取すると、皮脂の分泌量が増えてしまいます。

一方で、ビタミンBやビタミンCには、皮脂の分泌を抑える効果があるので、ビタミン不足には気をつけましょう。

また、ホルモンバランスが崩れると、ニキビが増える傾向にあります。

ダイエットやストレス、睡眠不足などで女性ホルモンが乱れてしまうと、男性ホルモンの働きが大きくなってしまいます。

男性ホルモンは、皮脂の分泌を促進してしまうので、ニキビができやすくなってしまうのです。

皮脂の分泌が多ければ多いほど、ニキビができやすい環境が整ってしまいます。

背中ニキビがかゆい時の対処法

背中ニキビの原因の一つに、肌の乾燥があります。

肌が乾燥すると、外的問題によるダメージから守るため、皮脂が出てきてしまうのです。

肌が乾燥すると、ちょっとした刺激にも敏感になり、かゆみを引き起こします。

背中ニキビのかゆみを抑える対処方法は、肌の乾燥を防ぐことです。

肌の乾燥の原因に、衣類との接触があります。

衣類の擦れによる圧力はかなり大きく、デリケートな肌はすぐに乾燥を起こしてしまいます。

保温力や摩擦力には、衣類によって違いがあるので、できるだけ肌に優しい素材を選び、肌のかゆみを抑えましょう。

他には、皮脂を落とそうとして洗浄力の強いボディーソープを使ってしまうと、さらなる肌の乾燥を引き起こしてしまう可能性があります。

そのため、肌に優しいボディーソープをチョイスし、綿製などの体に負担がかからない柔らかいタオルを使って、優しく背中を洗うようにしましょう。

「かゆい」といってニキビをかくと、周りの皮膚が腫れて毛穴が詰まり、ニキビが悪化する可能性があるので、注意しなければなりません。

背中ニキビの治し方やケアする方法

背中ニキビの治し方で大事なのが、背中ニキビを悪化させないことです。

肌の乾燥は背中ニキビの原因になるので、スキンケアで保温しましょう。

スキンケアアイテムは、低刺激性で、保温力があるものがおすすめです。

また、背中は、髪の毛から垂れてくるシャンプーや整髪料の影響を受けやすいので、しっかりと体についた汚れを洗い流すことが大切です。

さらに、生活習慣の乱れも、男性ホルモンが過剰に活動する原因になり、背中ニキビの発生や、悪化を招いてしまいます。

皮膚の修復をしっかりと行うためにも、夜更かしや、朝寝坊を控えるようにし、質の高い睡眠を心がける必要があるでしょう。

就寝時にかく汗も、カビや雑菌が繁殖してしまい、ニキビを悪化させる恐れがあります。

パジャマは通気性の良い物を着用し、こまめにシーツやパジャマを洗濯しましょう。

その他にも、明日の肌を作っているのは食事なので、食生活も見直す必要があります。

食事は、皮脂の分泌を増やしてしまう脂肪や糖分をできるだけ避けるようにします。

脂たっぷりの揚げ物や、炭水化物、甘いものは控えるようにしましょう。

中でも、背中ニキビに効くのは、ビタミンCやBなどです。ビタミンCが豊富な柑橘系のフルーツ、レモン水、野菜を摂取するようにしましょう。

赤・黄色・緑・黒など彩りのある食事を心がけ、栄養のバランスを整えると良いです。

軽いニキビ跡であれば、背中ニキビの症状が改善されることにより、少しずつ収まっていきます。

既にブツブツで悩んでいる方は、保温力のあるスキンケアアイテムを活用し、なめらかな素肌を目指してください。

思うように背中ニキビが治らない場合は、上記で述べたもの以外が原因になっている可能性もあるので、皮膚科を受診すると良いでしょう。

背中ニキビの改善には規則正しい生活を

背中ニキビを治すためには、規則正しい生活を心がける必要があります。

そして、背中ニキビのかゆみを抑えるには、肌の乾燥を防ぐことが大切なので、着ている洋服による摩擦や、下着のムレなどに注意しましょう。

一度できてしまった背中ニキビをキレイに直すには時間がかかります。

背中ニキビの原因や予防方法を駆使し、いつまでもキレイな背中を目指しましょう。

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この記事を書いた人

2011年10月に登録販売者を取得。現在、某ドラッグストアで店長として勤務しており、お客様に対して市販薬の効果効能・副作用を説明しています。また、当ブログの編集長を務め、医薬品のプロとして正しい情報提供のために、すべての記事で監修を行なっています。

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