背中ニキビができる原因とケアの仕方について

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この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)

背中ニキビは一度できてしまうと大変ですよね。

顔にできるにニキビとは違って、背中は自分の目でみることが難しいのでニキビができていることに気がつくことが遅くなりがちです。

気がついた時には皮膚科に行かないといけなくなってしまっていた…なんてことも少なくはありません。

そのような事態を防ぐためにも、ここでは背中ニキビができる原因、ケアや予防方法などを紹介していきます。

目次

背中ニキビができる原因は?

背中ニキビができてしまう主な原因は、ホルモンバランスが乱れて男性ホルモンの分泌が増加してしまうことにあります。

男性ホルモンには、皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を過剰にしてしまうという作用があります。

分泌量が増加して排出しきれなくなった皮脂は、毛穴の中に残って古い角質と混ざり合い、角栓となって毛穴をふさぎ最終的には炎症を起こしてニキビになります。

また、シャンプーやリンスの洗い残しや、汗などによる蒸れもニキビのもとになるアクネ菌を増殖させて、背中ニキビの原因となってしまいます。

さらに、広範囲にできて長引いてしまう背中ニキビは、マラセチア菌と呼ばれるカビの仲間が原因のこともあります。

この場合は通常のニキビケアにプラスαで抗真菌薬を使わないと治すことが難しいので、皮膚科での治療が必須になってしまいます。

背中ニキビができてしまったらどうケアする?

背中ニキビができてしまった場合はどうすればよいのでしょうか。

そんなときに自分でケアのできる方法を5つ紹介していきます。

背中の洗い方を見直す

まず1つ目は、背中の洗い方を見直すことです。

日々体を洗うとき、背中まで意識をして洗えているでしょうか。

背中を洗うコツとしては、肌が傷つかないよう石鹸をしっかり泡立ててから優しく洗い、シャワーで流す際には36度~38度のぬるめのお湯で流すと肌に負担がかからずに洗うことができます。

しっかりと保湿を行う

2つ目は、保湿をすることです。

保湿をするとベタベタしてニキビができそう…と思われるかもしれませんが、皮脂は乾燥しているほうがたくさん分泌されてしまって良くないのです。

中でも、抗炎症、殺菌成分の入った化粧水をお風呂上りに使うと、ニキビの改善に効果を発揮します。

また、除毛や脱毛をした後は普段よりも肌が敏感になっているので、念入りにケアをしていきましょう。

ホルモンバランスを整える

3つ目は、ホルモンのバランスを整えることです。

前述のとおり、男性ホルモンの分泌を過剰にしてしまわないことが非常に重要です。

ホルモンバランスが乱れてしまう原因としては、睡眠不足、不規則な生活や過度なストレスが挙げられます。

ホルモンバランスを整える方法は、就寝前にスマホを見ない、部屋を暗くしてから寝るなどして睡眠の質を高めたり、日頃から階段を使うなどと運動不足に気をつけたり、映画やドラマを見て思いっきり泣いたり笑ったりしてストレスを発散させたりと様々です。

ホルモンは、背中ニキビに限らずシワや乾燥といった肌トラブルにも影響をきたすのでバランスを整えることは大切ですね。

食生活を改善する

4つ目は、食生活を変えることです。

毎日の食事の影響は侮ることができません。

体の内側からきれいにすることはとても大事です。

動物性の脂肪や糖質は男性ホルモンの分泌を促してしまいます。

また、香辛料の効いたカレーなどの刺激の高い食べ物やアルコールは、皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を促してしまいます。

これらの食べ物の摂りすぎは控えたいところです。

逆に、にんじんやかぼちゃなどに含まれるビタミンA、ブロッコリーやパプリカなどに含まれるビタミンC、玄米やうなぎなどに含まれるビタミンEはニキビの抑制につながるため、積極的に摂っていきたいですね。

背中を清潔に保つ

最後に5つ目は、背中を清潔に保つことです。

背中に直接触れがちなパジャマは寝ているときに汗を吸収しているので、極力毎日替えるようにしましょう。

加えて、下着は通気性の良いものにすることも効果的です。

背中に髪が触れてしまわないように、ポニーテールやお団子などのアップヘアを心がけることも効果的です。

当たり前だと思うことをしているだけでも、症状は劇的に変わります。

背中ニキビができてしまう前に気をつけたい予防法

背中ニキビができてしまう前に、予防ができることならしておきたいですよね。

背中が蒸れているとアクネ菌が増殖してニキビの温床となってしまうので、運動後に汗をかいてしまったときなどは、汗を拭きとったり軽くシャワーを浴びたりすることが大切です。

また、規則正しい生活を心がけ健康的な食生活をしているだけでも、ニキビはできにくくなります。

お風呂に入る際には、シャンプーやリンスをした後で顔を洗い、最後に体を洗うようすると背中への洗い残しがなくなるので、順番を意識することも効果があります。

背中ニキビは一度できてしまうと治るまでに時間がかかるので、予防は万全にしておきたいですね。

背中ニキビの原因、ケアや予防方法についてのまとめ

背中ニキビは、ニキビの中でもできてしまうと長引きがちで非常に厄介です。

背中ニキビを知らなかった人もいるかもしれませんが、できてしまう原因などの知識をつけることが大事です。

また、できてしまう前の予防も大切になります。

もし、できてしまった場合は適切なケアをして、焦らずにゆっくりと完治を目指していきましょう。

「美は一日にしてならず」です。

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この記事を書いた人

2011年10月に登録販売者を取得。現在、某ドラッグストアで店長として勤務しており、お客様に対して市販薬の効果効能・副作用を説明しています。また、当ブログの編集長を務め、医薬品のプロとして正しい情報提供のために、すべての記事で監修を行なっています。

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