繰り返すニキビは美肌を手に入れたい女性の大敵ですよね。
ニキビが治ってもニキビ跡が残ってしまうと最悪な気分になるかもしれません。
ニキビ跡の原因とは何なのでしょうか?
どうすれば上手に消すことができるのか検証します。
また、ニキビ跡の赤みを隠すコツもお伝えします。
この情報を加味して正しく対処すれば、ニキビ跡に悩まされずに済むかもしれませんよ。
知っておきたいニキビ跡の原因とは?
ニキビ跡とはニキビがあった場所に赤みが出たり、色素沈着しシミのようになってしまったり、クレーターといわれる肌が凸凹になったりする状態のことをいいます。
原因は毛穴の中でアクネ菌が繁殖し炎症を起こしたときに皮膚の細胞が傷付くために起こります。
また、ニキビ自体を抑えるよりもニキビ跡を治すほうが難しく時間がかかるといわれています。
しかし、赤みがある程度であれば、肌に残らずにきれいに治る場合がほとんどですので、早めに対処することが大切です。
さらに、ニキビ跡の赤みを化粧で隠すことも可能です。
コンシーラーやカバー力の高い下地、ファンデーションもあるので、積極的に取り入れましょう。
ニキビ跡の赤みを消す方法とは?
ニキビ跡の赤みは皮膚内で炎症が起こったときの残骸が残っていたり、炎症を鎮めるために毛細血管が増えていたりするために起こります。
ですから、お肌のターンオーバーによって綺麗な皮膚層が表面に上がってきたり、炎症が完全に静まったりすると血管も閉じ赤みがひきます。
つまり、放っておいたとしても自然と赤みはなくなるのです。
しかし、消えるまでの間は紫外線には気を付けましょう。
紫外線には炎症を招いたり、酷くしたりする作用があるからです。
けれども、普段の生活で紫外線を全く浴びないようするのは不可能に近いのでしょう。
紫外線予防のクリームを塗ったり、直射日光を浴びないようしたりしてニキビ跡の赤みを悪化させないようにすることが大切です。
もっと早く赤みを消したい場合は「ビタミンC」を積極的に取り入れることで対処できます。
「ビタミンC」は美肌のビタミンとも呼ばれており、ニキビ跡にも有効な働きをしてくれます。
肌の重要な成分であるコラーゲンの生成に関わったり、メラニン色素の生成を抑制したり、炎症の鎮静・改善をしたりしますので、サプリメントなどで十分に補給し体内からニキビ跡に働きかけることができます。
中でも、ビタミンCを肌に付けるのに最適な形にしたものを「ビタミンC誘導体」といいます。
この成分が配合されている化粧水や美容液をニキビ跡に塗ることで早く赤みを消すことができます。
また、赤みが消えるまで、コンシーラーで隠す人は多くいます。
この時、普通のコンシーラーでもいいのですが、もし炎症をぶり返すことを防ぎたいなら薬用成分が含まれていたり、オイルコントロール機能があったりして、ニキビ跡をケアしながら付けられるタイプのものを使用するといいでしょう。
加えて、日焼け止め効果があるタイプのものなら、紫外線の攻撃からニキビ跡を守れるメリットもあります。
茶色のニキビ跡に対処するには?
ニキビは治って腫れも赤みも引いたけど、茶色いシミのようになっている場合、それは色素沈着が起こってしまっています。
ニキビの炎症によって皮膚の細胞がダメージを受けると、表皮の奥で「メラノサイト」と呼ばれる細胞が活性化して、メラニン色素を大量に作り出します。
これが色素沈着が起こる原因です。
ニキビ跡が赤みの状態のときに紫外線のダメージを受けると赤みで終わらず色素沈着になることもあるので用心が必要です。
色素沈着の改善では、皮膚科や美容外科クリニックでレーザー治療を行うことができます。
一度の照射で改善されることもあり、人気があります。
しかし、外科的な処置を好まない人もいることでしょう。
そんな方には先ほど述べたビタミンC誘導体が入った美容液を使用することをおすすめします。
ビタミンC誘導体は色素沈着を起こしている肌にも効き目があります。
ビタミンC誘導体には水溶性、脂溶性、新型と3種類あります。
水溶性は即効性がありますが、持続時間は約半日と短いのがデメリットです。
また、高濃度では刺激が強い場合があるので、肌に合わないと思ったら使用は中止しなくてはなりません。
さらに、脂溶性は持続性はありますが、浸透性は水溶性ほどではありません。
しかし、新型ビタミンC誘導体は水溶性と脂溶性の両方の良さを持っており浸透率が高く、刺激が少ないという画期的なもので、ニキビ跡の色素沈着の改善にも効果が高いことで知られています。
他にも、ハイドロキノン、トラネキサム酸といった美白効果の高い成分が含まれているものを使用するのも効果を期待できます。
クレーターになってしまったニキビ跡にどう対応するか?
ニキビ跡として一番重症なのが「クレーター」という、肌に凸凹が生じてしまった状態です。
ニキビが重症化し肌の真皮層にまで影響が及ぶと、肌のターンオーバーの周期がダメージを受けた部分と受けなかった部分とで差ができてしまいます。
すると、均一な肌にならず凸凹になってしまいます。
まだ赤みがあるときにコラーゲンを注入するなどして適切な処置を行うなら改善が期待できますが、赤みが引き、何年も経ったニキビ跡を消すのは非常に難しいといえます。
しかし、美容皮膚科で適切な処置を受け続けてほとんど目立たないくらいにすることは可能です。
また、ビタミンCを体外・内から積極的に取り入れてコラーゲンの生成を促して肌に潤いを持たせることによってニキビ跡をほとんど消すことができます。
保湿は肌のターンオーバーに欠かせない要素
ニキビ跡を消すには肌のターンオーバーを正常にすることが欠かせません。
赤みがあったり、色素沈着があったりしても正常に肌の表皮が新しいものになっていけばやがてニキビ跡は消えます。
そのターンオーバーを正常に保つのに欠かせないのが十分な水分です。
スキンケアをする際、化粧水で水分をしっかり補給し、クリームや乳液でしっかり保湿することを心掛けましょう。
ニキビ跡の原因は炎症だった!ポイント押さえて消すことは可能!赤みが引くまでは隠すことで対処しましょう
ニキビ跡の原因はニキビの炎症によって生じる物質や毛細血管です。
赤みや色素沈着は炎症が収まったり、肌のターンオーバーによって自然と消えたりしますが、ビタミンCやその他の美白成分を積極的に取り入れることで改善を速めることができます。
また、酷いニキビ跡は完全に消すことは難しいですが、適切な処置で目立たなくすることが可能です。
治るまでコンシーラーで隠すなどして、ニキビ跡を気にせずに生活を楽しみましょう。