ニキビ跡を皮膚科で安全に治療する方法は幾通りもある

思春期になると、悩みの上位に上がってくるのがニキビです。

身体の成長に伴って皮脂の分泌が活発になるため、いくら洗顔をきちんとしていてもニキビというものは出来やすくなってしまいます。

思春期を過ぎてくると、ニキビの量はだんだんと治まってくるのが一般的ですが、悩みが改善されるわけではない人も多いのが現状です。

なぜなら、ニキビ跡が残ってしまうことが多いからです。

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黒ずみや赤みといった色素沈着の治療

ニキビ跡でよく起こることは、色素沈着といって黒ずみや赤みといったニキビ跡が残ることです。

女性は、化粧品などを使って色素沈着を隠したり、ホワイトニングしたりすることが多いですが、色素沈着は皮膚科でも適切な治療を受けることが可能です。

実は、肌の状態が良ければ、色素沈着というのはある程度の時間が経てば落ち着いてきます。

これは、肌にはターンオーバーと呼ばれる再生機能が備わっているからです。

色素が沈着した古い角質は、やがて剥がれ落ちて新しい肌へと生まれ変わります。

正常にターンオーバーが行われれば、半年ほどで目立たなくなることがほとんどです。

ですが、早くて半年、ターンオーバーのサイクルによっては1年以上も色素沈着が改善されるのに時間がかかるというのは、悩みを抱える人にとってはつらいものです。

けれども、皮膚科での治療であれば、ビタミンCなどのイオン導入やピーリング、内服薬などにより、もっと早い改善を目指すことが可能となります。

1~2か月で改善される人もいるほどです。

ただし、気をつけなければならないのは、ニキビの治療は保険適用となるものが多いのですが、ニキビ跡の治療となると、保険は適用外となります。

実費負担となるため、治療費についてはあらかじめ知っておくことが必要です。

フラクショナルレーザー治療

割と軽度の色素沈着であれば、フラクショナルレーザーという治療が効果的と言われています。

ニキビ跡へのフラクショナルレーザー治療は、非蒸散型と呼ばれる方法が適しています。

蒸散型のレーザー治療が角質や表皮を破壊する一方で、非蒸散型であれば角質層へのダメージがないので、紅斑や出血といった副作用を防ぐことが出来るためおすすめなのです。

ただし、ニキビ跡へのレーザー治療は、保険適用外となるため費用は全額実費です。

皮膚科によって設定されている料金は異なりますが、顔全体へのレーザー照射であれば1回50,000円以上、2cm×2cmといった部分照射であっても1回10,000円以上はかかり、その上、数回の照射が必要です。

ダーマペン・ダーマローラー

ニキビ跡が凸凹して残ってしまったときの治療法としておすすめなのが、ダーマペンやダーマローラーと呼ばれる治療法です。

とても小さな針が何本もついている器具を使い、肌に小さな穴をあけていきます。

傷がついた皮膚は、その傷を治そうとする機能が働き、新しい組織が再生されるというわけです。

再生する際にはコラーゲンの分泌が促進されるため、肌の弾力が戻ったり、凸凹した皮膚の表面がなめらかになったりすることが期待できます。

針で穴をあけるときに美容薬液などを使うことで、肌の奥深くまで美容成分を浸透させることも可能となります。

ダーマペンやダーマローラーのメリットは、ダウンタイムが少ないということです。

赤みやわずかな腫れがみられることはありますが、2~3日で治まり、その後は化粧なども通常通り出来ます。

治療にかかる費用ですが、1回の施術で40,000円ほど、軽度のニキビ跡であれば1回から効果を実感することもありますが、クレーターなどが残っている場合は、だいたい6回ほど治療にかかると言われています。

ケミカルピーリング治療

皮膚科にはケミカルピーリングという治療法でニキビ跡を改善する方法があります。

ピーリングとは肌を剥くことを指していて、ターンオーバーの乱れによって肌に残ってしまった色素をピーリングによって剥がし、残っている色素を薄くしていくのです。

自宅で出来るピーリングは主に、フルール酸など刺激の弱い成分が用いられており、表皮の表面にある古い角質層を剥がします。

一方で、皮膚科で治療することが出来るケミカルピーリングは、表皮の奥にある真皮にまで薬剤を浸透させ炎症を人工的に起こします。

炎症が起きた真皮は、ダメージを修復しようと働きが促されるのです。

そのときにはコラーゲンも生成されるので、色素沈着だけでなく肌の弾力が戻ることも期待できます。

ニキビで出来てしまった浅いクレーターであれば、肌の弾力が戻ることで目立たなくなります。

そして、ケミカルピーリングも保険適用が出来ない治療法です。

かかる費用は、使用する薬剤によっても異なりますが、だいたい1回7,000円~15,000円と言われています。

2~4週間ほどの間隔をあけて数回行うのが基本ですが、治療の効果には個人差があります。

外科手術という選択

レーザー治療やケミカルピーリングといった治療法でも消えないニキビ跡というものもあります。

その場合は、皮膚科では外科手術という手段で治療することも可能です。

特に、肌に深く残ってしまったクレーターは、コラーゲンなどによっても修復が困難な場合も多いのです。

ニキビ跡の手術方はいくつかありますが、なるべく傷跡が目立たないようにという事であればパンチグラフトと呼ばれる皮膚移植がおすすめとなります。

ニキビ跡をくり抜き、耳たぶの後ろから切り取った皮膚を埋め込む手術法となります。

どのようなニキビ跡にも有効で、深く残ってしまった跡でも消すことが出来る方法です。

費用はニキビ跡1か所につき40,000円ほどかかるのが一般的です。

赤いニキビ跡は時間をかければ薬で治せる

今までのニキビ跡治療は、すべて保険適用外の治療法です。

ニキビ跡の治療は、美容目的であると判断されるために保険の適用が認められていないのです。

しかし、時間をかければ保険適用で治療できるニキビ跡もあります。

それが赤みとなっているニキビ跡です。

ニキビというのは患部に炎症が出来ている状態です。

炎症が起きると、そこには新しい血管が作られることとなります、これが肌を赤く見せている原因なのです。

ニキビの膿などが治まっても、新しく作られた血管の赤みがひくのは最短でも数か月かかります。

ニキビ本来の膿んでいる症状が治まったからといって薬の塗布をやめてしまうと、もし新しく膿んだニキビが出来てしまったときには、一から治療をすることとなってしまいます。

つまり、赤みのあるニキビ跡をキレイになくそうと思ったら、ニキビ治療薬を使い続けて新しいニキビを作らないことが有効なのです。

皮膚科では、ニキビの治療に効果的な過酸化ベンゾイル配合の治療薬(ベピオゲル、デュアックゲル)が、保険適用で処方することが可能となっています。

こうした治療薬を使い続けることで、治りにくいニキビ跡の赤みを消していくことが出来ると言われています。

自己流で消せなかったニキビ跡は皮膚科で治療するのがおすすめ

思春期の頃に出来たニキビが治っても、ニキビ跡が残ってしまったという人は少なくありません。

そんなニキビ跡は皮膚科で安全に治療することが出来ます。

レーザーやダーマペン、ケミカルピーリングといった治療法以外にも、深いクレーターを消すための外科手術という方法もあります。

ほとんどの治療は保険適用外になってしまいますが、赤みを消したいという事であれば保険適用のニキビ治療薬でも消すことは可能です。

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