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ニキビ・ニキビ跡

クレーターのようなニキビ跡の原因と治す方法

思春期に入ると、おでこや鼻、頬っぺたなどにいつの間にかニキビが出てきてしまい、悩まされることも少なくないでしょう。

ニキビは、できた時も困りますが、治った後でも困ることがあります。

それがニキビ跡の問題です。

いつまでたっても、ニキビの跡が消えず、いびつなクレーターのような跡が肌の上に残っては、憂鬱な気分にもなります。

ニキビ跡ができる原因とそれを直す方法について紹介します。

ニキビ跡の種類

思春期を過ぎて大人になっても、ニキビに悩まされることがあります。

どの程度の頻度や程度で悩まされるかは、その人の体質や肌質によって変わりますが、適切な処置をしなければ、きれいにニキビが治らずにニキビ跡ととなり長く悩まされることになるでしょう。

そのようなニキビ跡には、いくつかの種類があります。

ニキビ跡の種類によっては処置の仕方が異なるので、あらかじめ知識を持っているといいでしょう。

ニキビは、皮脂を栄養源とするアクネ菌が過剰に繁殖し炎症を起こすことによって発疹となることにより発生します。

そして、ニキビ跡は、その種類にかかわらず、アクネ菌と体内の白血球が戦い炎症を起こすことにより引き起こされます。

ニキビ跡は、赤みと色素沈着、しこり、クレーターの4つに分けることが可能です。

赤みとは、炎症が収まった後に赤みを残すことで、毛細血管が拡張したことが原因で起こります。

次に、色素沈着とは、赤みが収まった後に起こる現象です。

赤みが徐々に茶色くシミになっていくもので、表皮にメラニン色素が増えることが原因で起こります。

また、しこりとは、ニキビができていた部分が固く盛り上がったような状態になるもので、赤い場合と白い場合があります。

そして、クレーターは、皮膚の色自体に変化はありませんが、ニキビができていた部分がくぼんだ状態となり、月のクレーターのようなニキビ跡のことです。

クレーターができてしまう原因

ニキビ跡の一つであるクレーターは、陥凹性瘢痕とも呼ばれているニキビ跡であり、赤みや色素沈着などとは異なり肌の奥にまでダメージがいってしまったことによって起こります。

繰り返し炎症が引き起こされることにより、皮膚組織が徐々に破壊され、真皮層や皮下組織、コラーゲン繊維が壊されることが原因です。

炎症が収まった後に、皮膚組織が収縮する際に、表面が陥没し、くぼんだクレーター状になってしまいます。

クレーターにもいくつかの種類があり、アイスピックタイプとローリングタイプ、そしてボックスタイプです。

アイスピックタイプとは、アイスピックで刺したような先が細まっていくクレーターであり、範囲は狭いですが深部まで到達していることが特徴です。

ローリングタイプは、クレーター部分が4ミリメートル以上あるもので、皿のように緩やかな形状をしています。

そして、ボックスタイプは、円形状のニキビ跡の底が平らにへこんでおり、様々な深さやバリエーションがあるものです。

クレーターのニキビ跡は、皮膚が固い人や炎症を起こしやすい人にできやすいといわれています。

また、こめかみから頬にかけて表れやすいです。

ニキビ跡を自力で治すには

ニキビ跡を完全に自力で治すということは非常に難しいと言わざるをえません。

しかし、日々の生活の中でケアをしていけば、目立たなくさせたり、薄くしたりすることは可能です。

さらには、化粧で隠すこともできるでしょう。

クレーター状のニキビ跡のケアは、ニキビのケアと同様であり、肌を清潔に保ち、なおかつ、ターンオーバー(新陳代謝)が促進されるように毎日コツコツと行うことが重要です。

まずは、肌を清潔に保ち、保湿を十分に行うスキンケアを心掛けます。

洗顔で、顔の余分な油分を取り除くとともに、保湿をして潤いを保つスキンケアを行います。

合わせて紫外線対策なども行い、肌に無駄な刺激を与えないことが重要です。

なお、洗顔の際は丁寧にやさしく行いましょう。

加えて、規則正しい生活と快眠を心掛けることも重要です。

肌のターンオーバーが活発になるのは、睡眠中なので、睡眠を十分にとり生活サイクルを整えることが効果的と言えます。

また、肌の再生には栄養素を十分に摂ることが必要です。

そのため、栄養バランスの取れた食事を取るよう心がけることが重要になります。

中でも、皮脂の過剰分泌を防ぐビタミンB2やニキビ跡をできにくくするビタミンB6を多く摂取しましょう。

なお、ニキビ跡を自力で治すためにピーリングを使用する場合には注意点があります。

これは、洗顔を選ぶ際も同様ですが、スクラブ系を選ばずにフルーツ酸系を選ぶということです。

スクラブ系は肌への刺激が強く、かえってニキビに悪影響を及ぼしかねません。

医療機関で治す

ニキビ跡を自力で完全に治すことは難しいです。

したがって、ニキビ跡を改善させたい場合には、皮膚科専門医の医療機関を頼ることが必要になります。

皮膚科専門医によるニキビ跡の治療方法は様々あります。

まず、メディカルピーリングという方法です。

皮膚の細胞を病変(ニキビ)とともに除去することにより、肌のターンオーバーを促進して、健康な皮膚へと生まれ変わらせていきます。

肌への刺激も痛みも少ないですが、効果が少ないというデメリットがあります。

次に、フラクショナルレーザーと呼ばれる、皮膚に無数の穴をあけて皮膚の細胞分裂を活性化させるという方法もよく行われます。

効果が強く、肌の張りも生まれますが、痛みがある上、治療期間が長いことがデメリットです。

その他にも、クルータッチレーザーやFGF治療、ダーマローラー、イオン導入などといった治療法があります。

どの治療法が良いかは、ニキビ跡の深さや肌質などによってそれぞれ異なるので医師との相談が必要です。

また、保険適用外のため治療費にもばらつきがあります。

さらには、治療後に肌のはれなどが出てくる治療法もあるので、自身のライフスタイルと合わせて選ぶことが大切でしょう。

クレーター状のニキビ跡には

色々なニキビ跡がある中で、クレーター状のニキビ跡は見た目も悪く隠しづらいため、大きな悩みです。

自力で治すためには、生活改善と肌ケアが重要ですが、完治することは難しいでしょう。

ですが、医療機関ではさまざまな治療法があるので相談してみることがおすすめです。

医師との相談をもとに、自分の肌質やライフスタイルに合った治療方法を適切に選び、肌の悩みを改善させましょう。

この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)
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