【パブロンエースPro】を徹底解説!

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この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)

パブロンエースPro

大正製薬は、発売90周年を迎えるかぜ薬のトータルブランド「パブロン」から、OTCかぜ薬として初めてイブプロフェンを1日量600mg配合した「パブロンエースPro」(錠・微粒)を9月11日(月)より、全国のドラッグストア、薬局などで新発売しました。

パブロンエースProは、イブプロフェン、L-カルボシステイン、アンブロキソール塩酸塩など7種類の有効成分を配合したかぜ薬です。

気道粘膜バリアを清浄化するアンブロキソール塩酸塩と、気道粘膜バリアを修復するL-カルボシステインに加え、熱・のどの痛みのもとをブロックする解熱鎮痛成分イブプロフェンを最大量600mg配合しています。

パブロンエースPro錠」は、携帯に便利なPTPシートを採用。

パブロンエースPro微粒」は、大正製薬独自の技術により、微粒子を1粒1粒コーティングし、口の中で苦みを感じにくいよう工夫されています。

いずれも、大人(15才以上)専用かぜ薬で、つらいのどの痛み・せき・鼻みず・熱など11のかぜの諸症状にすぐれた効果を発揮します。

パブロンエースProの効果や特徴、副作用などについて解説していきます。

目次

パブロンかぜ薬の最高峰

気道粘膜バリアをWケアするW処方+イブプロフェン1日量600mg※配合 ※かぜ薬パブロン1日量として

かぜは、原因物質であるウイルスや細菌がのどの気道粘膜に付着して炎症して発症することから、パブロンは「気道粘膜ケア」に着目し、より優れた処方を目指して研究してきました。

パブロンエースProは、OTCかぜ薬で初めて、かぜの原因物質を体外に排出しやすくする気道粘膜バリアをケアする2つの成分に、のどの炎症を鎮めるイブプロフェンを1日量600mg配合!(※)

パブロンかぜ薬の中でイブプロフェンが最も多く配合されており、かぜによるのどの痛みや熱などの諸症状によく効きます。

(※)2017年7月時点 大正製薬調べ

製品概要【パブロンエースPro錠】

パブロンエースPro錠

製品名

パブロンエースPro錠

効能・効果

かぜの諸症状(のどの痛み、せき、たん、鼻みず、鼻づまり、くしゃみ、発熱、悪寒、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和

用法・用量

パブロンエースPro錠

次の量を食後なるべく30分以内に水又はぬるま湯で服用してください。

年齢 1回量 服用回数
成人(15才以上) 3錠 1日3回
15才未満 服用しないこと

成分・分量(3錠中)・働き

成分 分量 働き
イブプロフェン 200mg 発熱、頭痛、のどの痛み等、熱と痛みをしずめる。
L-カルボシステイン 250mg 気道粘液・粘膜を正常な状態に近づける。
アンブロキソール塩酸塩 15mg せきの原因となるのどにからまるしつこいたんを出しやすくする。
ジヒドロコデインリン酸塩 8mg せき中枢にはたらき、せきをしずめる。
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 20mg 気管支を広げ、呼吸を楽にして、せきをしずめる。
クロルフェニラミンマレイン酸塩 2.5mg くしゃみ、鼻みず、鼻づまりの症状をおさえる。
リボフラビン(ビタミンB2) 4mg かぜの時に消耗しやすいビタミンを補給する。
添加物
セルロース、無水ケイ酸、乳糖、ヒプロメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、デンプングリコール酸Na、タルク

[注意]

本剤の服用により、尿が黄色になることがありますが、これは本剤中のビタミンB2によるもので、心配ありません。

剤型・形状

錠剤

包装単位・メーカー希望小売価格

包装 希望小売価格(税抜) JANコード
18錠 1,380円 4987306045941
36錠 1,980円 4987306045965

製品概要【パブロンエースPro微粒】

パブロンエースPro微粒

製品名

パブロンエースPro微粒

効能・効果

かぜの諸症状(のどの痛み、せき、たん、鼻みず、鼻づまり、くしゃみ、発熱、悪寒、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和

用法・用量

パブロンエースPro微粒

次の量を食後なるべく30分以内に水又はぬるま湯で服用してください。

年齢 1回量 服用回数
成人(15才以上) 1包 1日3回
15才未満 服用しないこと

成分・分量(1包/1.46g中)・働き

成分 分量 働き
イブプロフェン 200mg 発熱、頭痛、のどの痛み等、熱と痛みをしずめる。
L-カルボシステイン 250mg 気道粘液・粘膜を正常な状態に近づける。
アンブロキソール塩酸塩 15mg せきの原因となるのどにからまるしつこいたんを出しやすくする。
ジヒドロコデインリン酸塩 8mg せき中枢にはたらき、せきをしずめる。
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 20mg 気管支を広げ、呼吸を楽にして、せきをしずめる。
クロルフェニラミンマレイン酸塩 2.5mg くしゃみ、鼻みず、鼻づまりの症状をおさえる。
リボフラビン(ビタミンB2) 4mg かぜの時に消耗しやすいビタミンを補給する。
添加物
セルロース、アメ、無水ケイ酸、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース、ヒプロメロース、タルク、メタケイ酸アルミン酸Mg、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、D-マンニトール、バレイショデンプン、香料、オクテニルコハク酸デンプンNa

[注意]

本剤の服用により、尿が黄色になることがありますが、これは本剤中のビタミンB2によるもので、心配ありません。

剤型・形状

微粒剤

包装単位・メーカー希望小売価格

包装 希望小売価格(税抜) JANコード
6包 1,380円 4987306045989
12包 1,980円 4987306046009

パブロンエースProの特徴

つらい《のどの痛み・せき・鼻みず・熱》に

特徴1

パブロンエースProは、原因物質と戦う気道粘膜バリアを清浄化と修復のWケアするアンブロキソール塩酸塩とL-カルボシステイン、熱・のどの痛みのもとをブロックするイブプロフェンを最大量600mg(※)配合したPro処方です。

(※かぜ薬パブロン1日量として)

特徴2

つらいのどの痛み・せき・鼻みず・熱などに効果をあらわす大人(15才以上)専用かぜ薬です。

特徴3

携帯に便利なPTPシート入りの錠剤(※)です。

(※パブロンエースPro錠)

特徴4

微粒子を1粒1粒コーティングした苦味を感じにくい微粒剤(※)です。

(※パブロンエースPro微粒)

製造販売元

大正製薬株式会社

リスク区分

指定第2類医薬品

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)

1.次の人は服用しないでください

  • 本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
  • 本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人。
  • 15才未満の小児。
  • 出産予定日12週以内の妊婦。
  • 医療機関で次の病気(胃・十二指腸潰瘍、血液の病気、肝臓病、腎臓病、心臓病、高血圧)の治療やジドブジン(レトロビル等)の投与を受けている人。

2.本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないでください

  • 他のかぜ薬
  • 解熱鎮痛薬
  • 鎮静薬
  • 鎮咳去痰薬
  • 抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)

3.服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください

(眠気等があらわれることがあります)

4.授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください

(動物試験で乳汁中への移行が認められています)

5.服用前後は飲酒しないでください

6.5日間を超えて服用しないでください

相談すること

1.次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

  • 医師又は歯科医師の治療を受けている人。
  • 妊婦又は妊娠していると思われる人。
  • 高齢者。
  • 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
  • 次の症状(高熱、排尿困難)のある人。
  • 次の診断(胃・十二指腸潰瘍、血液の病気、肝臓病、腎臓病、心臓病、高血圧、気管支ぜんそく、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、潰瘍性大腸炎、クローン病、甲状腺機能障害、糖尿病、緑内障、呼吸機能障害、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、肥満症)を受けた人又はその病気にかかったことがある人。

2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この説明書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

関係部位 症状
皮膚 発疹・発赤、かゆみ、浮腫、青あざができる
消化器 吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、胃痛、口内炎、胸やけ、胃もたれ、胃腸出血、腹痛、下痢、血便、胃・腹部膨満感
精神神経系 めまい、しびれ感、不眠、気分がふさぐ
循環器 動悸
呼吸器 息切れ
泌尿器 排尿困難
その他 目のかすみ、耳なり、むくみ、鼻血、歯ぐきの出血、出血が止まりにくい、出血、背中の痛み、過度の体温低下、からだがだるい

まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。

症状の名称 症状
ショック(アナフィラキシー) 服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。
血液障害 青あざができやすい、突然の高熱、さむけ、のどの痛み、出血しやすい(歯ぐきの出血、鼻血等)、血が止まりにくい等があらわれる。
消化器障害 便が黒くなる、吐血、血便、粘血便(血液・粘液・膿の混じった軟便)等があらわれる。
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死融解症 高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮膚の広範囲の発疹・発赤等が持続したり、急激に悪化する。
肝機能障害 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
腎障害 発熱、発疹、尿量の減少、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛(節々が痛む)、下痢等があらわれる。
無菌性髄膜炎 首すじのつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐き気・嘔吐等があらわれる。(このような症状は、特に全身性エリテマトーデス又は混合性結合組織病の治療を受けている人で多く報告されている。)
間質性肺炎 階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。
ぜんそく 息をするときゼーゼー、ヒューヒューと鳴る、息苦しい等があらわれる。
再生不良性貧血 青あざ、鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮膚や粘膜が青白くみえる、疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿等があらわれる。
無顆粒球症 突然の高熱、さむけ、のどの痛み等があらわれる。
呼吸抑制 息切れ、息苦しさ等があらわれる。

3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、製品の説明書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

症状
便秘、口のかわき、眠気

4.5~6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、製品の説明書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください(特に熱が3日以上続いたり、又は熱が反復したりするとき)

パブロンエースProについてのまとめ

かぜの諸症状(つらいのどの痛み・せき・鼻みず・熱など)

パブロンエースPro」(錠・微粒)は、7種類の有効成分を配合したかぜ薬で、つらいのどの痛み・せき・鼻みず・熱などのかぜの諸症状にすぐれた効果を発揮します。

OTC医薬品最大量となるイブプロフェン1回服用量200mgを、1日3回(1日最大量600mg)まで服用することができ、熱やのどの痛みのもとをブロックします。

パブロンシリーズのかぜ薬の中でイブプロフェンが最も多く配合されているので、急な発熱(高熱)をすぐに下げたいときや、のどの痛みがひどいと感じるときなどに適しています。

各メーカーのかぜ薬に配合されているイブプロフェンの量を比較すると、以下のようになります。

製品名 イブプロフェン配合量(1日量)
パブロンエースPro 600mg
パブロンエースAX 450mg
ルルアタックEX 450mg
エスタックイブファインEX 450mg
ベンザブロックLプラス 450mg
コルゲンコーワIB透明カプセルα 450mg

この表から分かるように、市販のかぜ薬の中でイブプロフェンの配合量はパブロンエースProが最も多く、発熱やのどの痛みなどに速くよく効きます。

さらにパブロンエースPro錠は小粒の錠剤、パブロンエースPro微粒は苦味を感じにくい微粒剤なので、女性やお年寄りにも飲みやすくなっています。

しかし、パブロンエースProは他のかぜ薬よりもイブプロフェンの配合量が多いため、胃が弱い方は特に注意が必要です。

イブプロフェンは解熱・鎮痛作用を持ちますが、副作用として胃を荒らす可能性があります。

胃が弱い方や胃腸に潰瘍がある方は安易に服用(購入)せず、医師又は薬剤師に相談しましょう。

胃が健康な方でも、なるべく空腹時の服用は避けてください。

「かぜ薬を飲んで胃が荒れるのが心配・・・」という方は、セルベールを併用することで、イブプロフェンや胃酸などの刺激から胃の粘膜を守ってくれます。

かぜで食欲がないときに食事をするのは大変ですが、胃が痛くなってしまうリスクを防ぐためにも、おかゆを食べたりウイダーinゼリーなどを飲むようにしましょう。

どうしても何も食べられないときは、牛乳を飲むことによって、多少は胃を守る効果が期待できます。

また、パブロンエースProを5~6回服用しても症状がよくならない(悪化した)場合は服用を中止し、医師に相談することが望ましいです。

特に熱が3日以上続いたり、熱が反復したりするときは早めに医師の診察を受けてください。

そのまま飲み続けてもかぜの症状が改善されない可能性が高く、副作用が出る恐れもあるので、症状が悪化する前に適切な処置を行うことが重要です。

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この記事を書いた人

2011年10月に登録販売者を取得。現在、某ドラッグストアで店長として勤務しており、お客様に対して市販薬の効果効能・副作用を説明しています。また、当ブログの編集長を務め、医薬品のプロとして正しい情報提供のために、すべての記事で監修を行なっています。

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