先日、頰(Uゾーン)に赤ニキビができたので、ひどくなる前に「ダラシン」や「アクアチム」などの医薬品を使用して治療したにもかかわらず、セルフケアで対処できないほどニキビが悪化してしまいました。
病院へ行かずにそのままセルフケアを続けた結果、ニキビはどんどん悪化していき、完全に治すためには手術(切開)が必要になってしまいました。
まさか手術が必要になるほどニキビが悪化するなんて夢にも思わず、「とりあえず薬を塗っておけば治るだろう!」と安易な考えでした。
自分で対処できないほどひどくなってしまったニキビを治し、ニキビ跡も残さないようにするための治療法について解説していきます。
※悪化したニキビを切開した画像を公開しているため、痛々しい(生々しい)画像が苦手な方は閲覧注意です。
ニキビの特徴と主な症状
そもそもニキビとは?
ニキビとは、皮膚疾患(病気)の一種で、「毛穴が詰まって、炎症を起こして赤くなったり、膿みが溜まって膨らんだ状態」を指します。
多くの人が経験するニキビですが、医学的には「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」という名前が付けられています。
ストレスや食生活の乱れ、睡眠不足などのさまざまな原因により、皮脂や古くなった角質などが毛穴に詰まることで、ニキビができてしまいます。
ニキビは以下のような症状によって、「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」といった異なる名前で呼ばれることがあります。
ニキビの種類(名称) | 症状 |
---|---|
初期ニキビ | 角栓によって毛穴が詰まっている状態。 |
白ニキビ | 角栓によって塞がった毛穴の内部に皮脂が溜まりつつある状態。 |
黒ニキビ | 毛穴内部に溜まった皮脂が空気中の酸素によって黒く酸化された状態。 |
赤ニキビ | 炎症を起こして腫れを伴っている状態。 |
黄ニキビ | 炎症を起こしたニキビがさらに悪化して黄色く膿を持つ状態。 |
紫ニキビ | 毛穴の中に血と膿が溜まって赤紫色に腫れ上がっている状態。自力で治すことはほぼ不可能。 |
ニキビは塞がれた毛穴の内部に皮脂が溜まり、アクネ菌が皮脂をエサにして繁殖し、炎症が起こることで悪化していきます。
特に「紫ニキビ」まで悪化すると、滞留物(血膿)を除去するためには切開が必要になることも多く、ニキビが治ったとしてもニキビ跡が残ってしまうので、根気よく瘢痕治療を続けていく必要があります。
また、ニキビの治療法は大人ニキビと思春期ニキビ、進行段階(症状の程度)などの違いによって、大きな差があります。
ニキビは種類ごとにそれぞれ特徴があり、その種類によって治療法が異なるため、ニキビ跡を残さずキレイに治すためには、自分の症状に合った治療をすることが大切です。
ニキビができる原因
ニキビができる原因は、おでこ(額)や頬、あご(口の周り)などの部位によってそれぞれ異なります。
主な原因としては、ホルモンバランスの崩れや皮脂の過剰分泌などが挙げられます。
ホルモンバランスの崩れは、脂分の多い食事を控えたり、睡眠を十分に取るなど、毎日の生活習慣を見直すことで改善できます。
過剰な皮脂の分泌を防ぐためには、保湿力の高い化粧品(化粧水・乳液など)を使用し、肌の潤いを保つことが重要です。
また、落としきれなかったメイクが毛穴の中に残っていると、ニキビを引き起こしてしまうので、特に女性の方はメイクをしっかりと落とすようにしましょう。
ニキビが悪化する原因
ストレスや生活習慣の乱れなど、日々の積み重ねが肌に影響し、ニキビができやすい状態になってしまいます。
- ストレス
- ホルモンバランスの乱れ
- 睡眠不足
- 皮脂の過剰分泌
- バリア機能の低下
- 肌の乾燥
- 間違ったスキンケア
- 洗顔のしすぎ
- 偏った食生活
- 紫外線によるダメージ
- メイクが肌に残っている
- 汚い手で触る
- 髪の毛が当たる
- 無理やりつぶす
上記のようなさまざまな原因によって、ニキビができやすくなったり、できてしまったニキビが悪化しやすくなります。
私の場合は、睡眠時間がとても短かったり、食生活(栄養バランス)が偏っていることが原因だと考えられます。
また、ニキビが悪化すると治療が困難になるだけでなく、ニキビ跡が残る可能性が高くなるので注意が必要です。
年齢を重ねるにつれて皮膚の再生能力は低下するため、ニキビ跡が残ってしまった場合は、さらに治りづらくなります。
悪化してひどくなったニキビの治療法
セルフケアで治せないほどニキビが悪化したときは、どのような処置をすればいいのでしょうか?
悪化したニキビの特徴(症状)や治療法について説明します。
目立って気になる顔の赤く腫れたニキビ
赤ニキビが顔にできると、小さくても目立ってしまうため、一つでもできると嫌な気持ちになりますね。
しかも目立つだけでなく痛みやかゆみを伴ったり、ニキビ跡も残りやすいので、治療するのも一苦労です。
厄介な赤ニキビが悪化すると、蚊に刺されたときのように腫れ上がってしまい、より目立つようになります。
腫れがひどくなるにつれて痛みやかゆみを伴うようになり、少し触れるだけで痛みを感じました。
最初は「また赤ニキビができただけ」と、軽く考えていたので、とりあえず「ダラシン」や「アクアチム」などの抗生物質を塗って様子をみていました。
普段は2~3日で赤みがなくなっていき、徐々に治っていくはずの赤ニキビが全然良くならず、むしろ腫れがひどくなるという事態に…。
家族や職場の人にも「すごい赤く腫れてるけど大丈夫?!」と、かなり心配されるほど膨れ上がってしまいました。
悪化していない赤ニキビなら「ニキビできたんだね~」程度にしか思われませんが、心配されるレベルまで悪化することもあるので、周りの視線も気になってしまいます。
赤ニキビが悪化すればするほど治療が難しくなり、血膿が溜まってしまうと私のように切開が必要になるため、ひどくなる前に病院へ行くようにしましょう。
ニキビが悪化すると最強のステロイドでも治せない
真っ赤に膨れ上がり、直径1.5cmほどまで大きくなってしまったニキビは、さまざまな処方薬を使用しても自分で治療できませんでした。
副作用のリスクを覚悟して、最も強力なステロイドである「デルモベート」を使っても一切改善されなかったため、病院に行かないと治せないことを確信しました。
※処方薬の中でも最強のステロイドである「デルモベート」は、顔に使用することは基本的にできません。
特にデリケートな顔や陰部などの肌が薄い部位は、使用できるステロイドが限られておりて、使うときに注意する点も数多くあります。
症状が良くならないからといって、長期間使い続けると「酒さ様皮膚炎」などの重大な副作用につながります。
「デルモベート」の副作用によって、ニキビが悪化するのを少しでも防ぐために「ダラシン」や「アクアチム」と併用しました。
私はリスクを覚悟の上で2~3日程度使用しましたが、副作用が起きてしまったり、症状が悪化することは幸いにもありませんでした。
※ただし、あくまで私個人の体験談なので、「リンデロンVG」よりも強い医薬品を顔に使用しないでください。
また、ステロイドには免疫を抑制する作用があるため、細菌や真菌(カビ)などの常在菌が増えやすい状態になることがあります。
皮膚の免疫力が低下することによって、症状が良くなるどころか悪化する可能性もあるため、安易に使用しないでください。
結局、自力では治すことができなかったので、赤ニキビが悪化して2週間ぐらい経ってから皮膚科に行きました。
正直、ニキビがここまで悪化するとは思っていなかったので、もっと早く病院へ行けばよかったと心底後悔しました。
ニキビを切開して血膿を取り出す
悪化したニキビが腫れ上がる原因の一つとして、血膿が溜まってしまうことが挙げられます。
赤ニキビが悪化すると、「黄ニキビ」や「紫ニキビ」になってしまうケースが多いのですが、私のように血膿が溜まって症状が悪化する場合もあります。
黄ニキビに悪化したのであれば、膿やニキビの芯を自分で出すことができるので、切開せずに治せたかもしれません。
※ニキビ跡が残るリスクを減らして治療するなら、病院で潰してもらいましょう。
症状を診てもらったところ、皮膚科医に「患部を切って血膿を出さないと治せない」と言われてしまい、愕然としました。
切開すると傷跡(ニキビ跡)が残ってしまうため、なんとか他の治療法がないか聞いてみましたが、この状態で血膿を取り出すには「切るしかない」と断言されました。
私は小学生の頃からニキビに悩んでいましたが、血膿が溜まるほど悪化することはほとんどなかったので、ニキビを切開したのは今回が初めてでした。
ニキビの切開は麻酔しても激痛が走る
患部に血膿が溜まってしまい、処方薬を使用してもニキビが治せなくなった場合は、病院で切開してもらう必要があります。
悪化する前のニキビの赤みや腫れなら、抗炎症成分を配合している市販薬でも改善する効果が期待できます。
しかし、血膿が溜まってニキビが肥大化すると、処方薬を使用しても治療することができませんでした。
食生活や睡眠時間などの生活環境を改めてみたり、いつも以上にスキンケアを入念に行ってみましたが、すでに手遅れでした…。
黄ニキビのように化膿しているわけでもなく、肥大化して赤く腫れ上がっているだけなので、潰して治すこともできません。
赤ニキビが悪化すると「黄ニキビ」になることが多く、さらに悪化すると「紫ニキビ」になることは有名ですね。
私が切開したニキビは、紫ニキビに似た症状(特徴)があるものだと思うのですが、皮膚科では紫ニキビとは診断されませんでした。
摘んだりしても痛いだけで効果がなく、溜まっている血と膿を取り出さないと治せないため、覚悟を決めて切開することにしました。
痛みを少しでも軽減するために、感覚を麻痺させる効果がある「キシロカイン注射液 1%」を使用してもらい、局所麻酔をしたうえで切開したのですが…。
指先が触れただけでも痛みを感じるほど悪化していたので、キシロカインを注射された瞬間に結構な痛みがありました。
ただ、この後「麻酔による痛みなんてたいしたことない!」と思うほどの地獄が待っていました。
局所麻酔をしているのにもかかわらず、切開された瞬間に激痛が走ります。
そして、切開した傷口から血膿を取り出すために皮膚科医が思いっきり摘むので、とんでもない痛みに襲われます。
「本当に麻酔したの?!」と、疑ってしまうほどの痛みだったので、麻酔なしで同じことをされたらショック死してたかもしれません(笑)
歯をくいしばりながら必死に痛みに耐え、血膿の摘出がひとまず終わりました。
「これでやっとニキビが治る!」と喜んでいるのもつかの間、まだ血膿を完全に取り出せていないから、傷口が塞がる前に自分でも出すように指示されました。
麻酔しているのに痛みを感じるし、自分でも血膿を取り出す必要があるなんて夢にも思わなかったので、本当に憂鬱な気持ちになりました。
ニキビを切開した日はお風呂に入れない
ニキビを切開した当日は、感染症のリスクを防ぐ必要があるため、お風呂やシャワーは控えるように言われました。
そのため、ニキビを切開する可能性が少しでもあるときは、お風呂やシャワーを先に済ませてから皮膚科へ行くのがおすすめです。
夏場などの特に汗をかきやすい時期は、ボディーシートや濡れたタオルで身体を拭くことによって清潔に保てます。
翌日以降の入浴は問題ないと言われたので、傷口を清潔にすると同時に塞がらないように気をつけてください。
※切開後のアフターケアに関しては、処置を行った病院やクリニックなどによって異なるため、担当医の指示に従いましょう。
私の場合、皮膚科で血膿を出し切れなかったので、患部に残っている血膿を自分で絞り出す必要がありました。
お風呂に入ると血行が良くなるため、入浴後の方が血膿を出しやすく、多少は痛みも少ない気がしました。
ただし、傷口が開いている状態のニキビを指先で思いっきり押し、血膿を無理矢理出さなければいけないので、痛みを避けることはできません。
指先で押しても血膿が出ないときは、かなり強い痛みを伴いますが、両指で患部を摘む(つねる)と結構出やすくなります。
また、セルフケアの有無に関わらず、切開した傷口が塞がるまでの期間は、感染症にならないためにも常に清潔な状態を保つことが重要です。
抗生物質などの殺菌剤が処方されるので、お風呂上がりやシャワーを浴びた後は、特にしっかりケアしてください。
ビタミンB2・B6でニキビ対策をする
私は肌荒れやニキビ、吹き出物などの肌トラブルを対策(予防)するために、「ビタミンB2」と「ビタミンB6」を毎日飲んでいます。
これら2種類のビタミン剤に加え、ニキビ跡や色素沈着、シミなどを消したくて「ビタミンC」も一緒に服用しています。
- ※現在服用中のビタミン剤について
- ● フラビタン(ビタミンB2)
- ● ピドキサール(ビタミンB6)
- ● シナール配合錠(ビタミンC)
ビタミンには数多くの種類があり、その中でもビタミンB2とビタミンB6は、肌荒れやニキビなどを改善する効果が高いとされています。
昔からニキビができやすい体質なので、20代後半になった今でも「大人ニキビ」に悩まされており、くり返すニキビと常に戦っています。
市販薬のビタミン剤は価格が高いため、かかりつけの皮膚科で「フラビタン」「ピドキサール」「シナール配合錠」を毎回処方してもらい、なるべくニキビができないように対策しています。
しかし、最近忙しくて病院へ行く時間がなかったので、1~2ヶ月ほど飲むのをやめた結果、前よりもニキビができやすくなり、肌荒れがよく起こるようになってしまいました。
また、フラビタンとピドキサールを毎日ちゃんと飲んでいたときは、切開が必要になるほど悪化することもありませんでした。
ニキビが悪化する原因はさまざまですが、ビタミン剤の服用をやめてしまったことも、少なからず関係していると思います。
そのため、ビタミンB2とビタミンB6を普段から飲むことによって、ニキビの悪化を防いだり、ニキビが発生しにくくなる効果も期待できます。
「チョコラBBプラス」や「ハイチオールBクリア」などの肌荒れ、ニキビ、口内炎に効く市販薬を服用するのも効果的ですが、価格が高いのが最大の難点です。
特にビタミン剤を長期間飲み続けたい方は、皮膚科へ行く手間はかかりますが、病院で処方してもらうことによって、市販薬を購入するよりも安く手に入るのでおすすめです。
ニキビや肌荒れ、口内炎などのつらい肌トラブルに悩んでいる方は、ビタミン剤を試してみてはいかがでしょうか。
※ビタミン剤は、継続的に飲み続けることで効果を発揮する(即効性がほとんどない)ため、短期間服用するのではなく、なるべく毎日飲むようにしましょう。
ニキビ跡を残さないための治療法
切開によるニキビ跡(傷跡)が残ってしまった場合、どうやって消せばいいのでしょうか?
ニキビ跡をキレイに消すための治療法について説明します。
ニキビを切開するとニキビ跡が残る
悪化したニキビを切開すると、「ニキビ跡」が残ってしまいます。
傷の大きさや深さによって多少異なりますが、私と同じくらい切開した場合は、確実にニキビ跡(傷跡)が残ると思います。
皮膚科医いわく、「切開による傷跡が残ってしまうのはどうしようもない。もっと早く病院に来て治療するべきだった。」とのこと。
本当にその通りだと、ぱっくり開いた傷口を見たときに痛感しました。
悪化したニキビを治すために切開するのは仕方がないとはいえ、ニキビ跡が残るのだけは絶対に嫌なので、徹底的に治療することを決意しました。
傷跡を治療する前に大前提として、まずは悪化したニキビを治さなければいけないため、病院で処方してもらった「ゲンタシン」を塗り続けます。
1週間程度で切開した傷口が完全に塞がり、皮膚に赤み(炎症)は多少あるものの、特に問題ないと診断されたので、ニキビ跡を消すための治療を始めました。
ヒルドイドでニキビ跡を治療する
私が治療のために使用した医薬品は、傷跡を改善する効果が期待でき、長年愛用している「ヒルドイド」です。
これまでにも数多くの傷跡やニキビ跡を消すことに成功し、副作用の心配がなくて使いやすいため、ヒルドイドを選びました。
ただし、ヒルドイドを購入するときは処方箋が必要になので、病院へ行く時間がないという方は、「HPクリーム」「アットノンEX」「ヘパリンZクリーム」といった市販薬でも代用することができます。
また、ヒルドイドは高い保湿力を持つため、傷跡やニキビ跡を改善しながら、肌の乾燥を防ぐ効果(乾燥肌対策)も期待できます。
肌にとってさまざまな良い効果があり、とても優秀なヒルドイドですが、傷跡やニキビ跡を消すためには、どうしても時間がかかってしまいます。
ニキビを切開したのは8月中旬でしたが、未だに傷跡を消すための治療を続けていて、完全に消えるにはまだ時間がかかりそうです。
ニキビ跡を消すのは手間や時間がかかって大変なので、少しでも早い段階で専門医に相談し、ニキビを悪化させないことが重要です。
ヒルドイドを継続的に使用することによって、ニキビ跡や傷跡を少しずつ薄くしていき、最終的には消すことができます。
しかし、赤みや色素沈着などを改善する効果は期待できますが、ニキビ跡の中でも特に深刻である「クレーター」は、ヒルドイドを塗り続けても治せません。
クレーター肌になってしまうと、肌が凸凹するので目立ちやすくなり、気になっている方も多いと思いますが、医薬品では治せないケースがほとんどです。
クレーター肌を治療するためには、病院やクリニックに行って専門的な治療を受ける必要があり、保険が適用されないことが多いので、医療費が高額になってしまいます。
手間や時間がかかるだけでなく、余計な出費を抑えるためにも、ニキビが悪化する前に治しましょう。
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ビタミンCを併用するとさらに効果的
日常生活の中でお馴染みの「ビタミンC」は、ニキビやシミなどを改善するさまざまな美容効果があります。
ヒルドイドを塗り続けるだけでもニキビ跡や傷跡を目立たなくしていきますが、ビタミンCを併用することにより、さらに高い効果が期待できます。
「1日でも早くニキビ跡や傷跡を消したい!」という方は、ヒルドイドを塗りながらビタミンCを摂取し、外側と内側からWの効果で治療することがおすすめです。
サプリメントではなく医薬品を選ぶべき
私はニキビ跡を少しでも早く消したいので、DHCやディアナチュラなどのサプリメントではなく、処方薬の「シナール配合錠」を服用しています。
ビタミンCサプリメントは、価格が安くて量も多いのでとても魅力的ですが、医薬品のビタミンCと効果を比較すると、効き目があまりないように感じます。
「シナールEX」や「ビタミンCタケダ」などの市販薬は、サプリメントよりも価格が高いデメリットはあるものの、ニキビ跡や傷跡にすぐれた効果を発揮してくれます。
ただし、ビタミンCを飲んでいるからといって、すぐにニキビ跡を消すことはできないので、根気よく治療を続けることが重要です。
ニキビ跡や傷跡がそこまでひどくなければ、ビタミンCを服用せずにヒルドイドを塗り続けるだけでも十分だと思います。
私は切開した範囲が1~1.5センチと広く、傷跡が100%残ってしまうことがわかっていたので、ビタミンC(シナール配合錠)も一緒に処方してもらいました。
※市販薬のビタミンCはサプリメントとは異なり、価格が高いものが多いため、処方してもらうことにより安く手に入ります。
悪化したニキビを切開してから3ヶ月ほど経った今でも完全には消えていませんが、かなり薄く目立たなくなってきたので、頑張って治療を続けようと思います。
ニキビ跡ケアにおすすめのアイテム
ヒルドイドを肌になじませた後に、高濃度ビタミンC配合の「オバジC」を使用するのも効果的です。
オバジCは、ピュアビタミンCにこだわり続け、製剤内に限界まで高濃度配合しています。
角層に潤いを与え、さまざまな肌悩みに多角的にアプローチし、肌の内側から透明感あふれ出す肌へと導いていきます。
化粧品の中では価格が高めですが、ドラッグストアで手軽に購入することができ、口コミや評判の良い人気の化粧品です。
肌への浸透性にすぐれており、ベタつきや嫌な臭いなどもないので使いやすいと思います。
おわりに
ニキビの症状が悪化すると、赤く腫れ上がって目立ちやすくなったり、少し触れただけで強い痛みを感じるようになります。
血膿(血が混じったうみ)が溜まると、虫刺されのときよりもニキビが腫れ上がり、周りの目がとても気になってしまいます。
赤く腫れて目立つだけでも嫌なのに、激しい痛みやかゆみも伴っていたので、本当に最悪でした。
ニキビが悪化して血膿が溜まった場合は、皮膚科や美容外科へ行って切開しなければならず、激痛に襲われながら治療するはめになります。
私と同じようにニキビを切開すると、ニキビ跡(傷跡)が確実に残ってしまうので、ニキビが治ったとしてもアフターケアを続けなければいけません。
また、血膿が溜まらなかったとしても、赤ニキビが悪化して「黄ニキビ」や「紫ニキビ」になってしまうと、ニキビ跡が残る可能性が高くなるやすくなるため、慎重に治療する必要があります。
特にニキビ跡を消すためには、手間と時間がかかるだけでなく、余分な治療費もかさみます。
ニキビ自体を治すのはそれほど難しくありませんが、ニキビ跡を消すための治療はものすごく大変です。
私は医薬品、化粧品、サプリメントなどのさまざまな治療法を試していますが、ニキビ跡や傷跡を完全に消すのに、数ヶ月~数年という長い年月がかかることもあります。
ニキビ跡の種類や症状の程度などによって、治るまでの期間には個人差がありますが、少なくとも3ヶ月は必要になるケースがほとんどです。
赤みや色素沈着などのニキビ跡を治すのに時間がかかるのは、角質層の代謝改善(ターンオーバー)が関係しています。
肌のターンオーバーの周期は約28日とされており、綺麗な肌に生まれ変わるまでの期間はどうしてもかかってしまいます。
赤みや色素沈着ならセルフケアで治療できますが、クレーター肌になってしまった場合は、病院へ行かないと治すことができません。
クレーター肌(凸凹)の治療は、健康保険が適用されないことが多く、高額な医療費(数万円~)を全額負担する必要があります。
幸いなことにクレーター肌にはなりませんでしたが、自力でなんとかしようとした結果、ニキビを悪化させてしまい、病院で切開しないと治せなくなりました。
「もっと早く病院へ行けばよかった…」と、残ってしまったニキビ跡を見るたびに思います。
ニキビ跡を残さないようにするためにも、ニキビが悪化する前に治すことが肝心なので、症状が良くならない場合は医師に相談しましょう。