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ニキビ・ニキビ跡

大人ニキビができる原因って何?できやすい場所とその対処方法について

20歳を過ぎてもニキビに悩まされている人は多いです。

それは大人ニキビと呼ばれ、原因やできやすい場所に特徴があります。

思春期ニキビと同じように考えるべきではありません。

大人ニキビ専用の対処方法を実践しなければ、改善することは難しいでしょう。

そこで今回は、頑固な大人ニキビの原因やできやすい場所、そして対処方法をご紹介します。

大人ニキビができる原因とは?

大人ニキビは思春期にできるニキビとは原因が異なります。

思春期ニキビは皮脂が過剰に分泌されることが原因の一つですが、大人ニキビはホルモンバランスの乱れや肌の乾燥、誤ったスキンケアなど様々な要因が重なることで発生すると言われています。

思春期ニキビは3~4年程度で自然と治るケースが多いですが、大人ニキビは治りにくくて跡に残りやすい厄介者です。

ライフスタイルも深く関わっているので、生活態度次第では症状を何度も繰り返してしまうことも珍しくありません。

ホルモンバランスの乱れは日頃のストレスや不規則な生活習慣によってもたらされます。

多忙を極める現代人は、大人ニキビができやすい環境に身を置いているとも言えるのです。

大人ニキビができやすい場所はどこ?

「あご」は皮脂腺が多いため、ホルモンバランスの乱れによる影響を大きく受けやすい場所です。

手で触れやすい部位でもあるので、刺激を受けたり雑菌が入るなどしてニキビが悪化するケースも多いのが特徴です。

「おでこ」は主に前髪が頻繁に擦れることによる刺激や、シャンプーや洗顔料の洗い残しといった外的要因で大人ニキビができる場合が多いです。

おでこにニキビができると前髪で隠したくなりますが、余計に刺激を与えて悪化したり、新たなニキビができるという悪循環に陥りやすいので注意しなければいけません。

顔の中でも面積が広く、乾燥が起こりやすい「頬」は特に大人ニキビができやすい場所です。

肌が乾燥すると新陳代謝のサイクルが乱れ、古い角質細胞が表面にとどまりやすくなります。

これにより毛穴に皮脂が詰まり、大人ニキビが発生する原因となるのです。

また、マスクをすることで起こる摩擦が原因でニキビができることもあります。

おでこを前髪で隠すことと同様に、頬のニキビをマスクで隠そうと頻繁に付けていると、摩擦による刺激で余計に悪化する恐れがあります。

少しゆとりのあるマスクにするなど、摩擦を抑える配慮が必要となります。

「口周り」は睡眠不足や不規則な食生活、それにストレスが原因で大人ニキビができやすい箇所です。

また、カミソリやシェーバーによるひげ剃りで強い刺激が継続的に加わると、ニキビができることがあります。

ひげ剃り後はスキンケアを欠かさないことが重要です。

「鼻」は毛穴が多いため、皮脂や汚れが詰まることも多々あります。

洗顔時にきちんと落としきれないと、やがて大人ニキビの原因となります。

しかし過度な洗顔で皮脂を落としすぎたり、角栓ケアで刺激を与えることでもニキビはできるため、むやみに弄るのは避けるべきでしょう。

頑固な大人ニキビの対処方法!

大人ニキビの最も効果的な対処方法は、ライフスタイルを見直すことにあります。

規則正しい生活を送ることが必要です。

特に大事なのは睡眠ですね。

というのも、皮膚は寝ている間に細胞の修正や再生を行うため、十分な睡眠が取れていればニキビの治りも早くなるのです。

睡眠の質を高めるには、早寝早起きが欠かせません。

起床時にカーテンを開けて太陽の光を浴びたり、寝る前にテレビやスマートフォンを見るのをやめるだけでも寝付きが良くなりますよ。

ストレスを溜め込まないことも大人ニキビを防ぐ上で重要です。

ストレスは皮膚の免疫力を下げてしまうので、ニキビが炎症しやすくなったり、皮膚の再生が遅くなって治りにくくなります。

大人ニキビのことを考えすぎるとストレスになるので、あえて気にせずに生活を送ることが大切です。

仕事や人間関係で行き詰まった時は、気分転換をしてストレスを発散する機会を設けましょう。

意外と多いのが、誤ったスキンケアを行うことでニキビを悪化させてしまうケースです。

早く治そうと過剰に洗顔を行うと、余分な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥を招いて逆にニキビができやすい環境を作ってしまいます。

洗顔は1日に多くても2回までとし、必ず洗顔料を泡立てて使うようにしてください。

肌は擦らず、優しくマッサージをするようなイメージで洗います。

洗顔を終えた後は化粧水や乳液などを塗って十分な保湿ケアを行いましょう。

これだけで大抵の大人ニキビは対処することが可能です。

もちろん1日や2日では治らないので、このスキンケア方法を毎日継続して行う必要があります。

炭水化物を抜くなどして無理なダイエットを行うと、食事から摂取するべき栄養が足りなくなり、便通が悪化して大人ニキビができやすくなったり、悪化することがあります。

食生活とニキビは大きく関係しているので、栄養バランスが偏らないように注意しなければいけません。

肌に良いとされるビタミン類は積極的に摂取することが望まれます。

特にビタミンB群は肌の代謝を活発にさせ、皮脂の分泌をコントロールする作用があります。

また、ビタミンCは抗酸化作用が強く、肌の修正や再生をサポートしてくれるので大人ニキビの改善に効果的です。

原因と対処方法さえ知れば大人ニキビも怖くない!

大人ニキビは思春期ニキビとは違って原因が多く、また治りにくいことが特徴です。

しかし原因とそれに応じた対処方法を把握して実行すれば、自力で改善を図ることは十分に可能です。

まずは現在のライフスタイルを一度見直すことから始めましょう。

睡眠時間を増やしたり、食生活を変えるだけでも目に見える変化が現れる場合があります。

この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)
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