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ニキビ・ニキビ跡

デコルテにできるぶつぶつの正体は?原因と対処法を解説

デコルテに赤いぶつぶつができていると、どうしても目に入って気になってしまうものです。

なかなか治らないデコルテニキビは、実は顔などにできるニキビとは原因が違うと言われています。

治ってはできるを繰り返さないためには、原因を知ってしっかりと対策を立てることが大切です。

ここでは、デコルテニキビの原因と治療、予防について解説しています。

ぶつぶつの正体はニキビ

デコルテにできてしまった気になるぶつぶつ。

その正体はニキビである可能性が高いです。

ニキビといえば思春期にできるものだというイメージがありますが、大人でも悩んでいる人が多い肌トラブルです。

また、顔にできることが多い思春期と違い、デコルテにできるニキビは大人に多いという特徴があります。

なぜデコルテにニキビができてしまうのか。

それはデコルテが、ニキビができやすい環境にあるからです。

デコルテは汗をかきやすく皮脂が出やすい部分なので、ニキビの原因である毛穴詰まりが起こりやすくなってしまいます。

また、シャンプーやボディーソープのすすぎ残りが起こりやすい場所でもあるので、それが肌への負担になってしまうこともあります。

ニキビは悪化させると跡に残りやすくなってしまうもの。

ぶつぶつに気が付いたら早めの対策を行うことが大切です。

知っておきたいニキビ以外の原因

すべてのぶつぶつがニキビという訳ではありません。

原因が違えば治療法も異なってくるので、ぶつぶつの正体が何なのか見極める必要があります。

白ではなく肌の色に近く、突起がない場合はイボである可能性が高いです。

イボはウイルスが原因になることもありますが、加齢や紫外線、摩擦などによってできることもあります。

メラニンが溜まってくるとほくろのように黒っぽい色になるのが特徴です。

ぶつぶつが赤い場合、炎症を起こして皮膚炎になっている可能性があります。

悪化すると跡になってしまうので、特にかゆみが強い場合は皮膚科を受診するのがおすすめです。

デコルテニキビは顔ニキビと違う?

顔とデコルテのニキビは、原因となる菌に違いがあると言われています。

顔などにできる一般的なニキビはアクネ菌が原因です。

角質が厚く硬くなることで毛穴の出口が詰まってしまい、そこに皮脂がたまってアクネ菌が繁殖することで炎症を起こします。

これに対してデコルテなど体にできるニキビは真菌、いわゆるカビが原因で起こっている可能性があります。

細菌やカビが毛穴の奥にある「毛包」と呼ばれる組織層に入り込んで繁殖し、炎症を起こすことでニキビとなるのです。

デコルテニキビの原因となるのは、黄色ブドウ球菌などの細菌や、マラセチア菌などの真菌です。

これらはもともと人間の皮膚に住んでいます。

通常は悪さをすることなくそれぞれの役割を果たしているのですが、毛穴に入り込んで繁殖、炎症を起こすことでニキビの原因になってしまうのです。

デコルテニキビの治療法は?

デコルテにできてしまったニキビを治療するには、どうしたらいいのでしょうか。

ぶつぶつの状態がまだひどくなっていない場合は、市販薬でセルフケアを行うことで症状が改善する可能性があります。

ただし一般的なニキビとは原因が異なるので、治療薬を正しく選ぶことが大切です。

デコルテニキビは黄色ブドウ球菌やマラセチア菌が原因となって起こっているので、これらの増殖を抑えたり、皮膚の炎症を鎮めたりする「化膿性皮膚疾患用薬」を選びましょう。

入浴後など、皮膚が清潔な状態で使用するのが大切です。

皮膚科を受診するときは

ぶつぶつがひどい、かゆみや痛みがあるというときは、我慢せずに皮膚科を受診するようにしましょう。

原因に応じた対処ができておらず症状が慢性化している可能性や、別の皮膚疾患である可能性、内臓系の疾患によって皮膚に異常が出ている可能性なども考えられるため、なかなか治らないというときも一度病院で診てもらうのがいいでしょう。

皮膚科では、塗り薬や飲み薬による治療を受けることになります。

塗り薬は毛穴の詰まりを解消する薬や、カビの繁殖を抑える抗真菌剤などが処方されます。

飲み薬は炎症を抑える抗生物質が処方されることが多いです。

抗真菌剤の飲み薬を使ったり、体質を整えるたの漢方薬を使用する場合もあります。

医師の説明をよく聞いて、正しく使用するようにしましょう。

より効果的な治療を目指すのであれば、保険外治療を受けることも検討してみましょう。

美容皮膚科ではケミカルピーリングやイオン導入、レーザー治療といった施術を受けることができます。

これらは古い角質の除去や肌質改善、ニキビ跡改善といった効果があります。

費用をよく確認し、カウンセリングを受けて望む効果が得られるかどうか理解した上で選択しましょう。

ぶつぶつを作らないために

ぶつぶつができないように予防することも大切です。

デコルテニキビを作らないようにするには、まずデコルテを清潔に保つことが第一です。

毎日お風呂に入って汚れを落としましょう。

洗い残しやすすぎ残しを作らないことが大切です。

ただし必要以上に洗ったりお風呂の回数を増やすと、本来必要な菌を殺してしまったり乾燥を招いてしまうこともあるので注意が必要です。

生活習慣を整えることも大切です。

バランスの取れた食事を心がけ、毛穴が詰まる原因となる炭水化物や脂質の摂りすぎは控えるようにしましょう。

肌にいい食事を取ることはもちろんですが、腸内環境を整えることも肌トラブルの予防に繋がります。

規則正しい睡眠もニキビ予防になります。

睡眠不足は免疫力の低下やターンオーバーの乱れを引き起こすので、毎日質のいい睡眠を取るようにしましょう。

正しい原因を知ろう

デコルテニキビは、顔にできる一般的なニキビと原因が違います。

通常のニキビ治療薬では効果がないこともあるので、正しい原因を知ることが治療の第一歩となるのです。

また、ニキビを作らないようにすることも大切です。

デコルテは清潔に保ち、蒸れを防ぐために通気性のよい服を着るようにしましょう。

もし症状がひどくなったときは、我慢せず皮膚科を受診するのがおすすめです。

この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)
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