なかなか治らないデコルテニキビ…。原因は意外な理由にあった!?

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この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)

顔のニキビよりも治るのに時間が掛かるといわれている体のニキビですが、デコルテニキビも例外ではありません。

胸元が開いたシャツから見えるデコルテニキビは案外目立つもので、友達に、ましてや彼氏には絶対に見られたくない!という方もいるかもしれません。

きれいなデコルテを手に入れるにはどんなケアが一番効果的なのでしょう?

デコルテニキビの原因と対処方法、新たなニキビを作らないための予防についてお伝えします。

目次

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンのバランスが崩れると、皮脂腺の機能を活性化する男性ホルモンの分泌が促されます。

皮脂量が増え、毛穴の詰まりが起きるとニキビができやすい環境になります。

ホルモンのバランスに影響を及ぼす原因はストレスの増加や、不規則な生活、乱れた食生活などがあります。

忙しいスケジュールをこなす中でホルモンのバランスを崩し、それに伴ってデコルテニキビに悩む人も増えています。

デコルテは外的な刺激を受けやすい場所

デコルテは皮脂の分泌が多く、毛穴が詰まりやすい場所です。

それに加え、シャンプー・リンスの洗い残しや、整髪料が付いてそのままになっていると、その汚れがデコルテニキビの原因になることがあります。

ニキビを長い髪の毛で隠す人もいますが、その行為が逆効果になってしまうことがあるのです。

また、清潔にしないとと思って、ゴシゴシ洗いすぎると返って肌を傷つけたり、乾燥肌を招いたりします。

そうすると、皮膚は皮脂を分泌することで肌を守ろうとしますので、ますます皮脂の量が増え、ニキビができやすくなってしまいます。

偏った食生活はNG

肉中心で野菜が少ない、脂っこいものが多い、甘いものは欠かせないといった食生活は皮脂の分泌量を増やし、ニキビができやすい状態を作ります。

忙しい毎日を送っている人は、外食やお惣菜などを買って家で食べることも多くなってしまうかもしれませんね。

そうすると、野菜を十分にとったり、油を控えたりするのが難しいということが起こり得ます。

「アクネ菌」の存在

「アクネ菌」というとニキビで悩んだことがある人なら一度は聞いたことがある名前かもしれません。

この菌は皮脂を餌にして増殖し、炎症を起こすことでニキビを発生・悪化させます。

皮脂量を増やす行為がニキビの原因になるといっても過言ではないのは、皮脂が多いとアクネ菌が増えてしまうからなのです。

デコルテのターンオーバーは顔よりも時間が掛かる

顔の皮膚のターンオーバーは約28日といわれていますが、デコルテのターンオーバー周期はそれよりも長いという特徴があります。

これはニキビができたときになかなか治らず長引いてしまう原因になります。

食生活を改善させて栄養のバランを立て直そう

食事を野菜中心にすること、油脂の摂取量を減らすこと、甘いものを食べ過ぎないという3つを気を付けると食事のバランスは整い、過剰な皮脂分泌を防ぐことができます。

野菜ジュースやサプリメントを加えるなら、足りないビタミンを補うことができます。

外食中心の生活をしているとしたら、2回に1回はヘルシー志向のお店にしてみるだけで、野菜を取れるようになったり、油の量を減らせた人もいます。

甘いものを食べたいだけ食べてしまうことが習慣化してしまっているなら、食べる時間と量を再吟味してみましょう。

日々のちょっとした努力でデコルテニキビを改善させることができるのです。

デコルテをいつも清潔に保とう

デコルテは汗や整髪料、外部からのほこりなどによって汚れやすい場所です。

汚れたと思ったらサッとふき取るなどして、いつも清潔にすることや通気をよくすることを心掛けましょう。

お風呂でデコルテ部分を洗うときは、柔らかい布やタオルで泡中心で優しく洗います。

堅いタオルで皮膚に刺激を与えるとニキビを悪化させる要因になるので注意が必要です。

お風呂に入った後に「保湿」することは重要です。

保湿せずに肌が乾燥すると、肌を守るために皮脂を余分に分泌してしまうからです。

顔だけでなくデコルテにも化粧水や保湿クリームを塗るようにしましょう。

アクネ菌への効果がある成分が入ったものを使用するなら、ニキビ改善を期待しながら保湿できるので一石二鳥といえます。

ホルモンバランスを整えよう

ゆっくり半身浴する、本を読む、カラオケに行く、散歩をする、ジムに通うなど、人によってリラックスしたり、ストレスを発散する方法はさまざまです。

自分に合った方法で上手にストレスと付き合って、ため込まないようにしましょう。

睡眠を十分にとることもホルモンバランスを正常にするのに欠かせません。

特に22時から2時の4時間はホルモンバランスを整えるのに大切な時間といわれていますので、なるべくこの時間に多く眠れるようにするのはデコルテニキビに対する有益な対処方法といえます。

先程述べた食生活の改善は皮脂の過剰分泌を防ぐだけでなく、ホルモンのバランスを整えるのにも有効です。

ニキビというと、皮膚の表面的な症状のように感じるかもしれませんが、体の内側から整えることが重要なんですね。

デコルテニキビの予防に効果的な食生活とは?

基本的に、デコルテニキビができてしまったときの対処方法でご紹介した健康的な食生活を続けることが予防になります。

加えて、食生活に関しては、納豆、豆腐といった「大豆や大豆製品」を積極的に取り入れることでニキビを予防することができます。

なぜなら大豆には「イソフラボン」という成分が含まれており、この成分は女性ホルモンに似た働きをして、ホルモンバランスを整えるのを助けてくれるからです。

デコルテに汚れを残さない体の洗い方とは?

体を洗ってから髪を洗うと、シャンプーやリンスの成分がデコルテ部分に残ることが多くあります。

髪を洗った後に体を洗うなら、デコルテ部分に残っているシャンプーや整髪剤の成分を洗い流すことができ、清潔に保つことができます。

しかし、洗いすぎは注意です。

1日に何度も体を洗うと、肌が乾燥してしまいます。

石鹸を使うのは1日1回で十分といわれており、汗をかいてシャワーをあびるときでも汗を流す程度にし、肌を守りつつニキビに対処していきましょう。

ピーリングケアを取り入れてみる

ピーリングケアをすると皮膚のターンオーバーが促され、ニキビケアとともに予防にもなります。

やりすぎは肌を痛めることになりますので、週に1~2度に使用をとどめましょう。

それでも良くならないデコルテニキビ…もしかしたら原因は「カビ」かも!

もしこれまで紹介した対処方法や予防方法を実践したのに症状が改善しないとしたら、それはもしかしたらマラセチア菌という真菌、つまりカビが原因かもしれません。

「え!カビ!?いつも清潔にしているのに!」とびっくりするかもしれませんが、このマラセチア菌、実は常在菌で、どんな人の肌にもいる菌なのです。

しかし、アクネ菌と同様、皮脂を餌に増殖し、ニキビを生じさせます。

マラセチア菌によるニキビは痛みやかゆみが伴わず、小さく赤いブツブツが広がります。

専用の薬でないと効果がないので、もし、このカビによるものかも?と思ったら、薬局や皮膚科に行き相談しましょう。

デコルテニキビは幾つかの対処方法を実践することで改善できる!

デコルテニキビの原因には偏った食生活、ホルモンバランスの乱れ、外部からの刺激、アクネ菌の存在などがあります。

対処方法としては食生活の改善、ストレスにうまく対処し睡眠をよくとる、デコルテを清潔にし保湿すること等があり、基本的にそのことを続けていくことで予防できます。

もし、改善が見られないならマラセチア菌というカビが原因である可能性がありますので、薬局や皮膚科に相談することが改善の糸口になります。

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この記事を書いた人

2011年10月に登録販売者を取得。現在、某ドラッグストアで店長として勤務しており、お客様に対して市販薬の効果効能・副作用を説明しています。また、当ブログの編集長を務め、医薬品のプロとして正しい情報提供のために、すべての記事で監修を行なっています。

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