【ムヒHDm】を徹底解説!

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この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)

新登場!しみないタイプ!頭皮などのかゆみ・湿疹に ムヒHDm

池田模範堂は、頭皮などのかゆみ治療薬「ムヒHDシリーズ」に“しみないタイプ”の『ムヒHDm』を新たに追加し、2018年4月3日(火)から全国の薬局・薬店・ドラッグストアなどで新発売しました。

“しみない・やさしい使い心地”にこだわった「ムヒHDm」の効果や副作用、特長などについて解説していきます。

目次

【しみないタイプ!頭皮などのかゆみ・湿疹に】ムヒHDm

ムヒHDm

「シャンプーしてもかゆみが治まらない」「頭皮を見ると赤くなっている」「頭を触ると湿疹ができている」…

こんな頭皮トラブルは「炎症」が原因です。

頭皮は毛穴が多く、刺激の元になる汗や皮脂が盛んに分泌されています。

また、シャンプーやカラーリングによって刺激を受けたり、紫外線や空気の乾燥など、多くの要因で炎症を伴うかゆみが起こりやすい部位です。

炎症状態に陥った頭皮は、炎症を鎮めない限り、しつこくかゆみをぶり返しやすいという厄介な特徴があります。

しつこい頭皮のかゆみを治すには、かゆみを止めるだけでなく、かゆみの元となる「炎症」をしっかり鎮め、かゆみが起こりにくい正常な頭皮状態に改善することが大切です。

ムヒHDm」は、6つの有効成分が炎症を伴うかゆい頭皮を正常な状態に改善します。

商品名

ムヒHDm

効能・効果

かゆみ、しっしん、皮ふ炎、かぶれ、あせも、じんましん、虫さされ

用法・用量

1日数回、適量を患部に塗布してください。

用法・用量に関連する注意

  • 小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。
  • 目に入らないように注意してください。万一目に入った場合には、すぐに大量の水又はぬるま湯で洗い、直ちに製品の説明文書を持って眼科医の診療を受けてください。
  • 本剤は外用にのみ使用し、内服しないでください。
  • 本剤塗布後の患部をラップフィルム等の通気性の悪いもので覆わないでください。

容器の使用方法(ムヒHDの使い方)

①キャップを上に向けて開けてください。容器を横にしてキャップを開けると液が垂れる場合があります。

②使用する時は、容器の先端を患部に軽く押し当てて塗布してください。

手当てのポイント

  • かきこわすと患部の症状が悪化します。かゆくなったら早めにムヒHDでかゆみを抑えるようにしましょう。
  • 過度のシャンプーは頭皮の乾燥を引き起こす原因にもなるので控えましょう。
  • 症状がきわめてひどい場合や患部が広範囲なときは、ムヒHDでは対処できないことがあります。その場合は早めに医師に診てもらってください。

成分・分量(100g中)・働き

成分 分量 働き
ジフェンヒドラミン塩酸塩 1.0g かゆみ原因物質(ヒスタミン)のはたらきをブロックし、起きているかゆみをしっかり抑えます。
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA) 0.15g アンテドラッグ型抗炎症成分で、かゆみの元となる炎症をしっかり鎮めます。
ℓ-メントール 1.0g ほんのりやさしい清涼感を与えます。
アラントイン 0.2g 荒れた皮ふ組織の修復を助けます。
パンテノール(プロビタミンB5) 1.0g 肌細胞の正常なはたらきを助けます。
イソプロピルメチルフェノール 0.1g 殺菌作用で雑菌の繁殖を抑えます。
添加物
エデト酸Na、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、乳酸、L-乳酸Na、プロピレングリコール

プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)は、一般薬では効果の高いランクに分類されるステロイド成分です。

患部ですぐれた抗炎症作用を発揮し、その後、低活性物質に変化するため、ステロイド特有の副作用を起こしにくい特性を持っています。

このような特性をアンテドラッグと呼び、PVAは有効性と安全性のバランスにすぐれた成分です。

製造販売元

株式会社池田模範堂

リスク区分

指定第2類医薬品

剤型・形状

べたつかないサラッとした透明ローション

包装単位・メーカー希望小売価格

内容量 希望小売価格 JANコード
30mL 1,200円(税抜) 4987426002671

ムヒHDmの特長

特長1

『しみない・痛くない』使い心地

しみる痛みの原因であるエタノールを無配合。

“しみない・やさしい使い心地”にこだわった処方を開発しました。

特長2

ほんのりやさしい清涼感

患部を直接見て塗ることができない部位だから、薬が塗れた事がわかる程度の“ほんのりやさしい清涼感”に仕上げました。

特長3

かゆい頭皮を正常な状態に改善!

  1. 頭皮のかゆみをすばやく止める
  2. 炎症をしっかり鎮める
  3. 患部の状態を整える

「止める」「鎮める」「整える」作用でかゆみが起こりにくい正常な頭皮状態へ改善します。

特長4

頭皮の患部に塗りやすい!こだわり設計!

  • 患部に直接ピンポイントで塗れるので、手や髪の毛を汚さずしっかり塗布することができます。
  • べたつかないサラッとした透明ローションです。頭皮につけた時に目や耳に垂れにくいよう適度な粘度を持たせています。

さらに!「ムヒHDm しみないタイプ」ならではの2つのこだわり

①知覚刺激成分の配合を抑え、基剤にプロピレングリコール(PG)を活用することにより「しみない・やさしい使い心地」を実現しています(エタノール無配合)。

②患部を直接見て塗ることができない部位だから、薬が塗れたことがわかる程度の「ほんのりやさしい清涼感」になっています。

☆ついつい頭皮を掻きむしったり頭皮が荒れている時に、頭皮のかゆみ止め薬が「しみて痛い」「強いクール感が不快」と感じて“薬を塗れない・治療を続けられない”という方や、デリケートな子供の肌にも使えます。

なぜムヒHDmはしみないの?

通常のバリアを保っている肌に比べ、掻きむしった後や乾燥状態など、バリア機能が低下した肌では、表皮がスカスカな状態のためエタノールが多量に真皮に流入します。

エタノールが痛み神経のレセプターを刺激すると、信号が脳に伝わり、「しみる」感覚を引き起こしてしまいます。

ムヒHDm」は、エタノール無配合のため痛み神経を刺激せず、しみることはありません。

ムヒHDmとムヒHDの違い

ムヒHD

ムヒHDm』と「ムヒHD」の違いはℓ-メントール(清涼感成分)の配合量のみです。

頭皮の炎症を抑える効果やかゆみ止め効果は同等なので、使用感の好みに合わせて使い分けてください。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)

1.次の部位には使用しないでください

  • 水痘(水ぼうそう)、みずむし・たむし等又は化膿している患部。
  • 創傷面、目の周囲、粘膜等。

2.顔面には、広範囲に使用しないでください

3.長期連用しないでください(目安として顔面で2週間以内、その他の部位で4週間以内)

相談すること

1.次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

  • 医師の治療を受けている人。
  • 妊婦又は妊娠していると思われる人。
  • 薬などによりアレルギー症状(発疹・発赤、かゆみ、かぶれ等)を起こしたことがある人。
  • 患部が広範囲の人。
  • 湿潤やただれのひどい人。

2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、製品の説明文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

関係部位 症状
皮ふ 発疹・発赤、かゆみ、はれ
皮ふ(患部) みずむし・たむし等の白癬、にきび、化膿症状、持続的な刺激感

3.5~6日間使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、製品の説明文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

4.「頭皮のかゆみ」の症状を引き起こすものには、ムヒHDmでは対処が難しい以下の疾患も含まれます。5~6日間使用してもかゆみが治まらない場合は、以下の疾患である可能性があるので、医師に相談してください

疾患名 症状
脂漏性皮膚炎 皮脂分泌が盛んな部位に起こりやすい湿疹です。皮脂を好む真菌(マラセチア菌など)が皮脂の多い頭皮で異常繁殖し、皮脂の代謝物が炎症を起こし、かゆみや湿疹を生じることがあります。
頭ジラミ症 シラミという昆虫が頭に寄生して、棲みつくことが原因で激しいかゆみなどの症状が出る病気です。頭ジラミは、幼稚園や小学校など、集団生活をする子供を中心に感染が広がりやすいので、駆除をするときは、一斉に行うことが大切です。
乾癬 皮ふ表面の角層に炎症が生じ、境界がはっきりした紅斑を伴って、カサカサした鱗屑がどんどんできては剥がれていく慢性の皮ふ病です。免疫反応の異常によって生じると考えられており、強い痒みと再発を繰り返します。

ムヒHDmのよくある質問(Q&A)

Q
ムヒHDmに入っているPVAとは何ですか?
A
PVAとはプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルというステロイド成分の略称です。
PVAは、患部ではしっかり効いたあと、体内に吸収されると活性の低い物質に分解される特性をもっているアンテドラッグ型の抗炎症成分です。
Q
ムヒHDmはどのように使うのでしょうか?
A
ムヒHDmのピンポイント容器は、先端を軽く患部に押し当てると薬液が出て、手や髪を汚さずしっかり塗布することができます。
Q
ムヒHDmは1日何回位つけてもいいのですか?
A
1日数回の目安は5~6回です。
症状に合わせて適宜増減してお使いください。
Q
ムヒHDmはどれ位長く使ってもよいですか?
A
2~3日使って症状が改善されているようなら、しばらく使ってみてください。
ステロイド成分を含んでいるため、目安として顔と頭には2週間、顔と頭以外の部分には4週間までの使用にとどめてください。
症状が長引く場合には、早めに医師の診断を受けてください。
Q
ムヒHDmを顔に使ってよいですか?
A
顔にも使用できます。
ただし、スーッとする成分を含んでいるので、目の周りや唇には使わないでください。
なお、ステロイド成分を含んでいるので同じ部位に続けて使う場合は、2週間を目安にしてください。
Q
ムヒHDmを開封した後はどのくらい使用できますか?
A
使用期限内であれば開封後は6ヶ月を目安に使用できます。
Q
ムヒHDmが目に入ってしまいました。
A
すぐに大量の水またはぬるま湯で洗い流して、直ちに眼科医の診療を受けてください。
Q
ムヒHDmを塗った後、ガーゼで覆ってよいですか?
A
ムヒHDmを塗った後にガーゼやラップフィルム等で覆うと、成分による刺激が出やすくなるのでおすすめしません。
Q
液体ムヒアルファEXとの違いは何ですか?
A
かゆみ止め効果はほとんど同じです。
ムヒHDmにはそれに加えて荒れた皮膚組織の修復を助けるアラントイン、パンテノールを配合しています。
また、頭皮に使いやすいように、手や髪の毛を汚さずにピンポイントで塗れる容器と垂れにくいローション剤を採用しました。
Q
脂漏性湿疹に使ってよいですか?
A
脂漏性湿疹の一部原因に真菌が関与しているものがあるので、おすすめできません。
疑わしい場合は、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

ムヒHDmについてのまとめ

20~60代男女の半数以上の方は頭皮にかゆみを感じることがあり、多くの人が日常的に頭皮のかゆみトラブルを経験しています。

汗をかいたとき、湿気が多いとき、乾燥したときなど季節によってかゆくなるタイミングは異なりますが、一年中かゆみを感じる方も多いです。

2012年4月に発売されて以来、今でも人気の高い「ムヒHD」ですが、その一方で「ムヒHD しみる」というキーワードで検索している方が多いことがわかりました。

また、池田模範堂へ寄せられるお問い合わせの中には、「よく効いた」という嬉しい声も多い反面、「しみて痛い」という声も少なからずあるようです。

通常のバリアを保っている肌に比べ、掻き壊したりすることで荒れた頭皮(バリア機能が低下した肌)は、刺激物から体を守ることができない状態になっています。

そのような状態の頭皮では、「ムヒHD」に含まれる知覚刺激成分(エタノールなど)が皮膚の内部に大量に入り込み、知覚神経を強く刺激するようになります。

その結果、“しみる痛み”や“強い刺激感”を生じてしまうのです。

新登場の「ムヒHDm」は、しみる痛みの原因となるエタノール無配合で、“しみない・やさしい使い心地”にこだわっています。

薬が塗れたことがわかる程度の ‟ほんのりやさしい清涼感”なので、敏感肌や搔き壊しがひどい方でも使用でき、デリケートな子供の肌にも安心して使えます。

しかも「ムヒHD」と同等の効果があるので、頭皮の状態や使用感の好みに合わせて選べるようになりました。

ただし注意点として、「ムヒHDシリーズ」はステロイド(PVA)を含んでいるため、目安として頭と顔には2週間、顔と頭以外の部分には4週間までの使用にとどめ、長期連用は避けてください。

ステロイドは優れた抗炎症作用を持つ反面、長期間にわたって使い続けると、副作用が出やすくなるおそれがあります。

なお、症状がひどい場合や患部が広範囲の場合には、「ムヒHDm」では対処できないことがあるので注意が必要です。

5~6日間使用しても症状がよくならない場合は、「脂漏性湿疹」「頭ジラミ症」「乾癬」などの病気の疑いもあるので、早めに医師に相談することをおすすめします。

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この記事を書いた人

2011年10月に登録販売者を取得。現在、某ドラッグストアで店長として勤務しており、お客様に対して市販薬の効果効能・副作用を説明しています。また、当ブログの編集長を務め、医薬品のプロとして正しい情報提供のために、すべての記事で監修を行なっています。

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