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フケ・頭のかゆみ

大量のフケをどうにかしたい!頭皮のかゆみやフケの対処法について紹介

頭がかゆいと注意力が散漫になり、仕事や勉強の効率が下がってしまうでしょう。

また、フケが多かったり、頭を頻繁に掻いていると、「ちゃんと髪の毛を洗っていないのでは?」と、不潔な人に見られてしまう可能性が高くなってしまいます。

フケやかゆみは様々な理由で起ってしまうので、その原因を知り、きちんと対処できるようになりましょう。

フケっていったい何

フケというのは、「汚い」「不潔」など、大抵マイナスなイメージがついていますよね。

頭皮は幾層もの皮膚によって作られており、ターンオーバーによって頭皮に存在する角質が剥がれ落ちます。

これがフケの正体であり、体の他の部分で表すなら「垢」と同じようなものです。

フケは自分の体の一部なので、自分ではあまり汚いと思わないかもしれませんが、肩や髪の毛に頭皮から剥がれた白い粉状のものが大量についていると、周りから煙たがられることもあります。

フケには種類がある

フケには、大きくわけると「ぱらぱら」と白い粉が肩の上に散らばるものと「ベタベタ」した塊状の2種類が存在します。

前者は「乾性フケ」で、シャンプーのしすぎなどにより皮脂が足りなくなり、頭皮が乾燥することで発生します。

後者は「脂性フケ」と呼ばれており、フケが皮脂と混ざってベタベタしているのです。

頭を掻くと、爪の中にフケが入ってしまうこともあります。

男性の方がホルモンの影響により皮脂の分泌量が多いので、脂性フケは男性に多くみられる症状です。

脂性フケは、かゆみをともなう脂漏性皮膚炎の可能性があります。

脂漏性皮膚炎とは

脂漏性皮膚炎は、頭皮だけではなく、鼻や頬、耳の中や後ろなど、皮脂の分泌が活発な場所にできる皮膚炎です。

肌が炎症を起こして地肌が赤くなり、かゆみをともないます。

大抵の場合は汗疹やシャンプーやリンスの荒い残しが原因のかぶれが多いですが、いつまでたっても治らない場合は、脂漏性皮膚炎を疑ってみてもいいでしょう。

頭皮にこの症状が現れると、強いかゆみから皮膚を引っかいたり、皮膚が荒れてかさつき、フケが出やすくなってしまいます。

かゆみやフケの症状がひどい場合は、脂漏性皮膚炎の他に、アトピー性皮膚炎や乾癬の可能性も考えられます。

その場合、皮膚科を受診することも視野に入れましょう。

乾性フケの原因

乾性フケは、皮脂の分泌量が減り、頭皮の水分が足りない場合に起こりやすい症状です。

肌が乾燥することにより、ターンオーバーが乱れてしまい、皮膚が剥がれてフケができてしまいます。

乾燥の原因としては、洗浄力の強いシャンプーを使用して頭皮に必要な脂分まで取りさっている、汚れを落とそうと一日に何度も髪の毛を洗うなどです。

他にも、生活習慣が乱れていると、頭皮に悪影響を与えて乾性フケが発生してしまいます。

ストレスフルな生活や睡眠不足が続くと、自律神経が乱れ、ホルモンバランスが崩れてしまいます。

ホルモンバランスが崩れると、頭皮環境が乱れ、乾燥してフケができやすくなってしまうのです。

脂性フケの原因とは

フケがぱらぱらではなくベタベタしている、髪の毛にかさぶたのようなフケがいっぱいついている場合は、脂性フケです。

脂性フケができる原因は、カビの一種である「マラセチア菌」の発生が深く関わっています。

マセラチア菌は皮脂が大好物で、皮脂を栄養分として増えていきます。

マセラチア菌は皮脂を分解して脂肪酸を作りだし、頭皮を炎症させてしまうのです。

その頭皮細胞が剥がれ落ち、脂性フケになってしまいます。

皮脂の分泌が増加する理由として考えられるのが、食生活の乱れです。

脂っこい食事、インスタント商品、甘いスナック菓子の食べ過ぎは、脂肪が体内に蓄積されやすくなるので、皮脂の過剰な分泌の原因になってしまいます。

また、髪の毛を洗わないまま放置すると、皮脂がどんどんたまり、フケや臭いの原因になってしまうでしょう。

髪の毛を洗う時でも、ゴシゴシを力強く洗うと、傷から菌が繁殖し、脂性フケになることもあります。

フケを対処するには

どちらのフケにも共通していることは、頭皮の水分、皮脂のコントロールが上手く行っていないということです。

頭皮の乾燥、皮脂の過剰分泌は自律神経の乱れによって引き起こされるケースが多いので、生活習慣の改善が大事になってきます。

睡眠不足、眠りが浅い等は、自律神経の乱れを引き起こし、フケの原因になります。

毎日6時間以上、成長ホルモンの分泌が多くなる午後10時~午前2時の間に寝るように心がけましょう。

寝る前にスマートフォンやパソコンのブルーライトを浴びると、目が冴えて眠れなくなることがあるので注意が必要です。

また、ストレスをため込むと、皮脂の過剰分泌や頭皮の乾燥につながります。

ストレスをためないように、好きな音楽を聴いたり、マッサージしたり、良質な睡眠を心がけましょう。

食事は、脂肪分の摂り過ぎや暴飲暴食は控えて、バランスの良い食事が頭皮の健康のために必要です。

フケの予防としては、ビタミンBを含んだ野菜が最も効果的です。

また、刺激の強い物、辛い物は頭皮に悪影響を及ぼすので控えましょう。

シャンプーの選び方

フケで悩んでいる場合、シャンプー成分が自分の頭皮に合わないことで発生していることもあります。

迷った時は、アミノ酸系のシャンプーを選んでみましょう。

頭皮にダメージを与えず、低刺激なのでフケの原因を作りにくいです。

脂性のフケの人もアミノ酸シャンプーで良いですが、殺菌成分が配合されてあるシャンプーならば、フケや頭皮の炎症を引き起こすカビ菌を予防することができるでしょう。

フケの種類に合わせてシャンプーを選ぶと失敗が少なくなります。

また、シャンプーのしすぎには注意しましょう。

洗いすぎることにより、頭皮に必要な水分、皮脂を奪うだけでなく、洗髪を何度も繰り返すと油分が足りなくなり皮脂の過剰分泌を引き起こします。

フケが多くても、一日一回以下に抑えましょう。

また、シャンプー時は爪を立てず、優しく指の腹で揉むように洗うことで、頭皮のダメージを防ぐことができます。

できるだけ早めに対処を

フケは痛みがない分、気にせず放置してしまう人もいるでしょう。

しかし、フケを放っておくと、それをエサにする細菌が繁殖し、かゆいと思ってかきむしると、様々な頭皮トラブルを引きおこしてしまいます。

多少のフケは誰にでもありますが、髪の毛や肩に目立つぐらいフケがついている場合、フケに効果的なケアを試みましょう。

生活習慣の改善やシャンプーの仕方を変えるだけで、フケを減らすことができます。

この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)
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