頭皮のかゆみの原因って何?対処法や予防法についても紹介します!

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この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)

頭皮のかゆみの原因には、様々なものがあります。

普段の生活を改善することで良くなるものから、病院を受診して治療しなければいけないものまであります。

間違った対処法をすると症状が悪化する場合があるので、原因や対処法をしっかりと確認しましょう。

また、予防策をとることでかゆみが出なくなることもあるので試してみてください。

目次

普段の生活や疾患など、原因は様々

頭皮のかゆみの原因として、まず普段の生活からきているものが考えられます。

しかしその内容は様々で、かゆみが起こっていることは同じでも、頭皮の状況はその原因によって全く違います。

また、頭皮に何らかの疾患があることでかゆくなる場合もあります。

乾癬やアトピー性皮膚炎など、関連する疾患の種類は複数あります。

それぞれに対処法が違うので、原因をしっかりと確認する必要があります。

原因1:シャンプーやトリートメント、整髪料や汗など

頭皮に合っていないシャンプーやトリートメント、整髪料などを使い続けることで腫れてしまい、かゆくなることもあります。

逆にシャンプーが合っていてもきちんとすすいでいなかったり、必要以上にすすぐことでかゆくなる場合もあります。

原因2:頭皮が乾燥している

頭皮の皮脂は、適切な量があることで頭皮を乾燥から守ってくれます。

そのため皮脂の分泌が不足していると、頭皮がガードされずに乾燥してきます。

さらに、皮脂の少ない頭皮をシャンプーなどが刺激してかゆくなることもあります。

原因3:頭皮に皮脂や汚れ、汗が付いているから

頭皮は他の部位よりも皮脂の量が多く、雑菌が増えやすいです。

オイリー肌だったり髪をしっかり洗わないと、頭皮に皮脂や汚れが付着したままになり、そこから雑菌が増えてかゆくなる場合があります。

皮脂などが溜まると毛穴が詰まって炎症反応が起き、それが原因でかゆくなってしまうこともあります。

また、帽子をかぶった乳幼児の頭皮が汗をかくことで蒸れてしまい、かゆくなるケースもあります。

原因4:乾癬

角質層が腫れて赤いくっきりとした発疹ができたり、その周りにフケやかさぶたのようなものが発生する疾患です。

かゆみが強かったり、再発する場合があります。

頭皮から発疹ができ、段々と他の場所に広がっていくことが多いです。

爪で引っかいて傷ができるとそこから雑菌に感染し、膿んだり腫れて痛みを持つことがあります。

原因5:アトピー性皮膚炎

特定のアレルギー物質が原因で起こる疾患です。

乳幼児の場合は顔や耳や頭皮などがジュクジュクと赤くなり、大きくなってくると肌が乾燥して硬くなってしまいます。

激しいかゆみがあるので掻いてしまい、そこから雑菌が増えて症状が酷くなることもあります。

成人前に治ることが多いですが、それ以降も治らないと慢性化する可能性があります。

原因6:脂漏性皮膚炎

皮脂が非常に多く分泌されたり、雑菌に感染することで起こります。

頭皮や顔、わきや胸などの皮脂が多い場合に、炎症を起こして白い粉が吹いたようになります。

かゆみは少ないのですが、頭皮が脂漏性皮膚炎になると大きなフケのようなものがたくさん出てきて、頭が臭くなることもあります。

しかし、これは髪の毛をしっかりと洗っていないからではなく、皮脂の分泌過多によって皮膚炎を起こしているためです。

原因7:あせも

汗や皮脂によって汗腺が詰まり、皮膚に汗が溜まって起こります。

大半は、赤く小さな発疹が発生します。

頭やおでこ、わきやひじ・ひざの内側にできやすいです。

頭皮は、乳幼児が帽子をかぶって汗をかいてなること多いです。

夏だけではなく、冬に部屋の温度が高かったり厚着をし過ぎることでなる場合があります。

対処法ってあるの?

頭皮のかゆみは、原因によって対処法は違います。

間違った対処法をすると、逆に症状が悪化する場合があります。

そのため、皮膚の状況をよく確認して、適切な対処法をとりましょう。

対処法1:頭皮をかかない

フケが発生している場合、頭皮を掻くことでフケが増えてしまいます。

さらに、炎症を起こしている時に掻いてしまうと、傷口から雑菌に感染して膿むこともあります。

よって、決して掻いてはいけません。

対処法2:冷やしたり温めたりする

頭皮のかゆみがある時は、冷やしたり温めたりしましょう。

かゆみとともに熱をもっていたら、冷水や濡れタオルで冷やします。

頭皮が乾燥していたら、温めるのが良いでしょう。患部を冷やしたり温めたりすることで、かゆみを感じにくくする効果があります。

対処法3:フケ対策用のシャンプーを使う

フケ対策のシャンプーを使うと、症状が軽くなる場合があります。

ただし、フケ対策用のシャンプーで治まらない時は脂漏性皮膚炎の可能性があるので、皮膚科へ行きましょう。

対処法4:市販薬を塗る

頭皮がかゆかったりかぶれている時は、かゆみ止めを塗ることで治まることがあります。

また、クリーム状の軟膏だと頭皮に塗りづらいので、液状タイプの方が良いでしょう。

ただし、薬が合っていないと症状が悪くことがあるので、購入時は薬剤師などに相談することをオススメします。

対処法5:皮膚科を受診する

上記の対処法をしてもかゆみが治まらなかったり、腫れたり膿んだりして悪化する場合は、皮膚科医の診察を受けましょう。

また、自分で何が原因か判断できない場合は自己流で対処せず、すみやかに受診することで早く治る場合があります。

どうすれば予防できるの?

適切な予防法を行うことで、かゆみの発生を未然に防ぐことができる場合があります。

頭皮のケアについて、普段から思い当たるフシのある人はそれを見直すことで、今後かゆみが出なくなるかもしれません。

予防法1:頭皮をしっかり洗う

1度のシャンプーでは頭皮の汚れが残ってしまう場合は、2度洗いすると汚れを落としきることができます。

2回目のシャンプーは、頭皮を指の腹で優しくマッサージするように洗い、しっかりとすすぎます。

シャンプーの種類も重要で、乾燥肌向けやオイリー肌向けなどの自分の頭皮に合ったシャンプーを使いましょう。

予防法2:乾燥対策をする

頭皮が乾燥肌の人は、椿油や乾燥肌向けの頭皮用ローションなどを使ってマッサージをしましょう。

やり方は、髪の生え際から頭のてっぺんに向かって指の腹でポンポンと軽く刺激したり、丸く揉みほぐすようにマッサージします。

すると、血行が良くなって皮膚の状態が改善してきます。

予防法3:乳幼児の場合は特に、汗で濡れたままにしない

乳幼児は汗をかきやすく、自分でしっかりと拭くことができません。

そのため、帽子の下に汗をかいたままでいると、あせもができてしまう可能性が高いです。

よって、外出時にはできるだけ頭を拭いたり、たくさん汗をかいた時はシャワーで軽く洗い流すのがオススメです。

予防法4:カラー剤やパーマ剤を変える

カラー剤やパーマ剤によって皮膚のpHバランスが崩れたり、ジアミンという成分によってかゆくなる場合があります。

そのため、カラー剤をジアミンが含まれていないものにしたり、パーマ剤をアルカリ性から弱酸性のものに変えることでかゆみを防げる可能性があります。

予防法5:頭皮に良い食べ物を食べる

ビタミンB2が含まれている食品(レバーやウナギなど)を食べると、皮脂の代謝が良くなって脂漏性皮膚炎を防げる場合があります。

また、ビタミンB6が含まれている食品(ささ身やカツオなど)も肌の代謝をよくする効果があります。

頭皮のかゆみの原因に合った対策をしよう!

頭皮のかゆみの原因は、日常生活からくるものや疾患に由来するものなど様々です。

原因に合った対処法や予防法をとりましょう。

ただし、患部の見た目が似ていても全く違う疾患の場合があるので、判断に悩む場合は皮膚科医に相談しましょう。

また、対処法を試しても症状が改善しなかったり悪化する場合も、早めに皮膚科を受診することをオススメします。

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この記事を書いた人

2011年10月に登録販売者を取得。現在、某ドラッグストアで店長として勤務しており、お客様に対して市販薬の効果効能・副作用を説明しています。また、当ブログの編集長を務め、医薬品のプロとして正しい情報提供のために、すべての記事で監修を行なっています。

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