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毛孔性苔癬(毛孔性角化症)

二の腕のブツブツが気になる!毛孔性苔癬の原因と治し方を徹底解説します!

二の腕や太ももに小さなブツブツが出来た経験はありませんか。

それはもしかしたら毛孔性苔癬や毛孔性角化症かもしれません。

思春期の頃に出始める傾向があり、一人で悩んでいるという人も少なくありません。

今回は、毛孔性苔癬や毛孔性角化症の原因や治し方について徹底解説していきますので、是非参考にしてみてください。

毛孔性苔癬の特徴や症状について知る

毛孔性苔癬というのは、毛穴に小さなブツブツのような発疹が出る症状のことを言います。

二の腕や太ももに出やすく、かゆみなど皮膚疾患にありがちな自覚症状はありません。

ですが、見た目的によくないことから、気になってしまうという人が多いようです。

毛孔性苔癬は、毛包と呼ばれる毛根を包んでいる組織があるのですが、その部分に過度に角化した発疹が起きてしまう「毛孔性角化症」の一つでもあります。

通称サメ肌と呼ばれるようなガサガサとした皮膚が特徴です。

どの年代に出やすいの?

毛孔性苔癬は誰にでも起こりうる皮膚疾患の一つではあるのですが、見た目以外に特に症状がないことが多い為、治療が必要なケースはほとんどないと言えます。

10代の思春期以降に発症することが多く、全体の30~40%程度に見られます。

早いと小学校入学時ぐらいから目立ってきますが、年齢が上がるにつれて自然と症状が落ち着いてきて目立たなくなる傾向があります。

毛孔性苔癬の原因は5つある

毛孔性苔癬には5つの原因があると言われています。

それぞれについて詳しく解説していきますので、当てはまるかチェックしてみてください。

遺伝性の可能性もある

家族に毛孔性苔癬の症状が出ている人がいる場合、遺伝性の可能性も出てきます。

遺伝性とは言っても必ず症状が出るものではなく、体質が似ると考えると分かりやすいでしょう。

必ずしも出るわけではありませんが、他の人に比べると毛孔性苔癬になりやすい傾向があります。

アトピー性皮膚炎の人もなりやすい

アトピー性皮膚炎である場合などは毛孔性苔癬になりやすいと言われています。

アトピー性皮膚炎は、アレルギー反応などによって肌にかゆみや湿疹を引き起こします。

これも遺伝性と似ているのですが、毛孔性苔癬になりやすい傾向があると言われているのです。

肥満傾向のある人は目立つ

肥満体型である場合、痩せている人より毛孔性苔癬の症状が目立ちやすいようです。

さらに毛孔性苔癬を発症している人は肥満体型になりやすいこともあり、関連性があると考えられています。

ビタミンAの欠乏が原因

昨今ではこの説に関して関連性はないと言われ始めていますが、ひと昔前ではビタミンAが欠乏していることが原因と考えられていました。

ホルモンの代謝異常

ホルモンの代謝異常が原因で引き起こされる症状として考えられています。

思春期以降に症状が出やすいことから成長ホルモンによって引き起こされると言われているのです。

毛孔性苔癬が出やすい場所

毛孔性苔癬が出やすい体の部位としてよく言われているのが二の腕ですが、実は肩や背中、おしりなどの部分にも症状が出ることがあるのです。

二の腕や太ももは人目に触れやすい場所でもある為、思春期以降に気にする人が多くなります。

皮膚科でできる治療方法

皮膚の異常は専門家に聞くのが一番です。

毛孔性苔癬の症状にはどんな治し方があるのでしょうか。

皮膚科で処方される薬や治し方について詳しく解説していきます。

症状に合わせたものを処方してくれる

皮膚のブツブツに対して処方されるものに、保湿クリームがあります。

肌を保護し、これ以上悪化させない為のものです。

すでに毛穴が広がり、角栓部分が赤くなっている場合は、抗菌薬が処方されることもあるでしょう。

酸化が進み黒ずんでしまった場合にはシミの原因になりやすい為、皮膚を柔らかくするクリームまたは軟膏が処方されることもあります。

顔面毛包性紅斑黒皮症と呼ばれる状態になると、耳から頬部分に赤みのある発疹が出てしまい、人目に付きやすくなります。

これは青年期の男性に多くみられる皮膚疾患で、コンプレックスの原因に繋がりやすいと言われています。

毛孔性苔癬は医療脱毛で軽減される可能性がある

毛孔性苔癬の症状を軽減することができる方法として医療脱毛があります。

医療脱毛は毛根に対してレーザーを照射し、詰まった角質とムダ毛を処理することが可能と言われています。

医療脱毛では永久脱毛ができるとして知られていますが、実は使用するレーザーの種類によって毛孔性苔癬の症状が改善されたとの報告もあるのです。

ただし、毛孔性苔癬を確実に治せる治し方なわけではありませんので注意してください。

毛孔性苔癬が気になってもしてはいけないこと

毛孔性苔癬は放っておいても問題はないのですが、見た目や触り心地に違和感を覚える為、コンプレックスを抱えやすい傾向があります。

早く改善したくてもしてはいけない3つのことを詳しく解説していきます。

強くこすらないこと

何とかきれいにできないかと強く擦りすぎてしまう人がいます。

これは毛孔性苔癬を治すどころか、炎症を引き起こしてしまう原因になりますのでやめておきましょう。

ブツブツを潰さない

毛孔性苔癬特有のブツブツが気になりだすと、ニキビのように潰して無くしてしまおうと考える人がいます。

潰した跡が残ってしまい、シミの原因になってしまうのでやめておきましょう。

刺激を与えない

毛孔性苔癬の治し方で一番重要なのは極力触らないことです。

つい触ってしまいたくなるのですが、刺激を与えることで悪化してしまうリスクがあります。

毛孔性苔癬のセルフケア

毛孔性苔癬を少しでも自分で軽減したいと考える人もいるでしょう。

自分でできる方法をご紹介していきます。

保湿クリームを使う

皮膚を保護するという意味でも保湿は欠かすことができないものです。

毛孔性苔癬の症状が出ている時はいつも以上に保湿に注意してください。

市販で販売されている保湿クリームでも問題ありませんが、より浸透力のある成分が配合されているものが好ましいと言われていますので、困った時は皮膚科で処方してもらうようにしてください。

温泉に行くのも効果的

温泉の中には、肌を滑らかにする効能があるところも多く、日頃からリフレッシュを兼ねて温泉に行くのも一つのセルフケアです。

湯治とも言われ昔から利用されてきた方法の一つです。

温泉に行く時間がないという人であれば、自宅の湯船にゆっくり浸かるだけでも良いでしょう。

栄養バランスのとれた食事を摂取する

栄養が偏っていると、肌トラブルが出やすいと言われています。

栄養バランスの取れた食事を摂取することも毛孔性苔癬の治し方の一つです。

しっかり睡眠をとる

成長ホルモンが影響している可能性があるとは言え、成長ホルモンは子どもの成長に欠かすことができないホルモンでもあります。

特に夜10時~2時の時間に寝ているかどうかはとても重要だと言われています。

紫外線対策をする

毛孔性苔癬はかゆみや痛みなどは出ませんが、それでも通常の肌よりもダメージを受けやすいことに変わりはありません。

日頃から紫外線対策をしっかり行うことも症状を軽減させる為に必要です。

日焼け止めクリームを塗ることはもちろんですが、屋外の活動時間が長い時などはUV加工された素材の衣服を着るなど対策をしてください。

意識し過ぎないことも大切

毛孔性苔癬は治療が必要な皮膚疾患ではありませんので、気にし過ぎないということも必要です。

ただし、かゆみや痛みなどがある場合は毛孔性苔癬ではない違う疾患が隠れているかもしれませんので、一度皮膚科を受診してください。

どうしてもブツブツが気になるという人は医療脱毛で軽減できる可能性もありますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。

この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)
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