本ページはプロモーションが含まれています。
毛孔性苔癬(毛孔性角化症)

毛孔性苔癬という、二の腕や太ももにできる小さなブツブツは脱毛をすれば治るの?

ふとしたときに、二の腕や太ももにできた小さなブツブツを発見し、気になっているということはありませんか?

それは毛孔性角化症や毛孔性苔癬といわれるもので、毛穴に詰まったものが皮膚の表面に出てきている状態なのです。

特に自覚症状はないものの、腕や足を出す季節になるとなんとかしてきれいに治したいものですね。

そこで毛孔性苔癬の原因や対処法をいくつか紹介してみましょう。

毛孔性苔癬とはどんな疾患?

毛孔性苔癬とは二の腕や背中、太ももなどにでき、皮膚と同じ色の場合もあれば赤や茶褐色の場合もある粟粒状のブツブツです。

毛孔性角化症とも言われ、痛みやかゆみなど特に自覚症状はありませんが、見た目が気になるということがあるでしょう。

毛孔性苔癬は、人口の1割から4割の人に見られるもので、思春期から20代のころに目立ち、30歳代になるとだんだん落ち着いてはくるのですが、何もせずに放置すると色素沈着となって跡が残ることもあるので、何らかのケアをする方が良いでしょう。

毛孔性苔癬の原因は何?

毛孔性苔癬は遺伝や体質が関係していて、アトピー性皮膚炎を持つ人や皮膚が乾燥して剥がれ落ちやすい人も起こりやすいといわれています。

健康な皮膚は約1ヶ月で新しい皮膚と入れ替わり表面の角質が剥がれ落ちます。

しかし皮膚の角質化が早く、古い角質が剥がれ落ちる速度が間に合わないと、角質がどんどん蓄積されて毛穴に詰まり、表面にまで出てくることで、ブツブツとした肌になってしまうのです。

また毛穴にムダ毛が溜まることも毛孔性苔癬を悪化させる原因となります。

毛孔性苔癬の対処法

皮膚の保湿を心掛ける

皮膚が乾燥すると角質化が進むので、何よりも皮膚の保湿が大切です。

保湿クリームなどを常に塗って皮膚が乾燥をしないようにしましょう。

皮膚科に行くと、毛孔に詰まった角質を溶かして皮膚を柔らかくする作用があるサリチル酸ワセリンや、保湿作用があり蛋白質である角質を分解する作用がある尿素、炎症を抑えて保水効果を高めるヘパリン類似物質が配合されたクリームなどが処方されるので、塗布するようにすればきれいになる可能性があります。

ターンオーバーの乱れを正す

ターンオーバーの周期を遅らせる原因の一つに紫外線の浴びすぎが考えられます。

ターンオーバーが乱れると毛穴のつまりがひどくなり、紫外線をたくさん浴びると皮膚の乾燥もひどくなるので、紫外線対策が必要です。

また生活習慣の乱れもターンオーバーを乱す原因となるので、バランスよく栄養分を摂取し、しっかり睡眠をとるなどして生活習慣を改善するように努めましょう。

さらにストレスのためすぎもターンオーバーを乱す原因となるので、ストレスを適度に発散させることも大切です。

医療脱毛をする

毛穴にムダ毛があることで毛孔性苔癬が悪化することもあります。

ムダ毛や角質を取り除くために医療脱毛をするという方法もあります。

医療レーザー脱毛で毛根が破壊されると、毛と一緒に毛穴に詰まった角質を取り除くことができるので、ブツブツの改善が期待できます。

脱毛はエステでもできるのですが、医療機関ではないのでブツブツがあると症状を悪化させるなど肌トラブルを起こすリスクがあるため、施術ができない場合があります。

医療脱毛なら医師が行うので肌トラブルが起こらないように施術が行われ、エステの脱毛よりも高い効果を得ることもできます。

ケミカルピーリングをする

角質ケアをするためにできる対処法としてピーリングという方法もあります。

ケミカルピーリングは毛穴に詰まった角質の部分を溶かし、通りをよくする働きがあります。

蓄積された角質を除去することで、肌のターンオーバーをスムーズにすることができます。

ただしピーリングをしたあとは肌のバリア機能が一時的に弱くなってしまうので、皮膚にダメージを掛けないように注意が必要です。

ダーマローラーを行う

医療用のダーマローラーで肌の様々な症状を改善させるという方法もあります。

ダーマローラーとは医療用のステンレス製の細かい針がついたローラーを使って肌表面で転がし、目に見えないくらいの小さな傷をつけることによって肌を再生する方法です。

傷をいやすために成長因子が分泌され、肌細胞の成長が促進されます。

肌の凹凸の治療にも有効なので、毛孔性苔癬の治療にも効果的です。

気になっても触らないこと

最後は改善の方法ではありませんが、悪化しないための方法を紹介します。

目につくと気になるブツブツですが、強くこすったり爪でつぶそうとしたりすると、黴菌が入ってしまい炎症を起こしたり、シミのようにあとが残ってしまうことがあります。

ニキビができると気になって触ったりつぶそうとする人や、けがの後などにできたかさぶたをはがそうとする癖のある人は要注意です。

ブツブツが気になっても触らないようにして保湿に励み、症状を改善する市販薬を使ったり、脱毛をしたりすることが改善への早道です。

毛孔性苔癬をきれいにするには?

毛孔性苔癬は毛穴に角質やムダ毛が詰まることが原因で起こります。

皮膚が乾燥すると角質化しやすくなるので、まずは角質を多く発生させないために保湿をすることが重要です。

溜まってしまった角質に関しては医療脱毛やピーリングなどで毛穴をきれいにすることで改善することができます。

ターンオーバーが乱れると角質がはがれにくくなり溜まってしまうので、紫外線に気を付けたり生活習慣を見直したりしてターンオーバーの乱れを正すことも大切です。

この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)
関連記事