【メディクイッククリームS】を徹底解説!

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この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)

メディクイッククリームS

ロート製薬のかゆくてつらい手湿疹・かぶれを改善する治療薬「メディクイッククリームS」が2015年に添加物の一部変更(乳酸を酒石酸に差し替え)を行い、「メンソレータム メディクイッククリームR」から販売名を変更して、全国の薬局・薬店・ドラッグストアなどで販売されています。

実際に使用した感想(効果)や配合されている成分など、「メディクイッククリームS」について解説していきます。

目次

【かゆくてつらい手湿疹・かぶれに効く!】メディクイッククリームS

乾燥だけでなく、赤くはれたり炎症で皮がむけたりする手荒れが進行してしまった症状(手湿疹)は、治療が長引きやすい皮フ疾患のひとつです。

メディクイッククリームS」は、患部のつらい炎症や赤み・我慢できないかゆみを抑え、患部をしっかり殺菌しながら、効果を発揮する治療薬です。

炎症によく効くアンテドラックステロイド「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」、Wのかゆみ止め成分「リドカイン」「クロタミトン」などを配合。

つらいかゆみをしっかり抑え、効果的に症状を改善します。

効能・効果

湿疹、かぶれ、かゆみ、皮フ炎、じんましん、あせも、虫さされ

用法・用量

1日数回、適量を患部に塗る。

成分・分量(1g中)・働き

プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(アンテドラッグステロイド/PVA):1.5mg

アンテドラッグ型抗炎症成分で、はれ・赤みをしっかりおさえる。

イソプロピルメチルフェノール:1mg

患部を殺菌し、細菌の感染を防ぐ。

リドカイン:10mg

かゆみの伝わりを止め、かゆみを感じなくする。

クロタミトン:50mg

皮膚に軽い灼熱感を与えることで痒みを感じにくくさせ、症状を軽減させる。

アラントイン:2mg

皮膚の炎症を抑え、組織の修復を助ける。

添加物

パルミチン酸イソプロピル、ワセリン、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セタノール、ステアリン酸グリセリン、セトマクロゴール、酒石酸、ジメチルポリシロキサン、パラベン、BHT

剤型・形状

さらりと伸びてべたつかない、クリーム剤

包装単位・メーカー希望小売価格

8g/1,600円(税抜)

アンテドラッグステロイドとは?

ステロイドは非常によく効く成分として活用されていますが、かねてから、患部ではより効果が高く、患部以外では作用のおだやかなものが望まれてきました。

そこで開発されたのがプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルなどのアンテドラッグステロイド成分(PVA)です。

アンテドラッグステロイドはすぐれた抗炎症効果を持ち、患部で効果を発揮し、体内に吸収されると分解して、低活性の物質に変わります。

有効性と安全性のバランスにすぐれた成分で、このような性質の薬剤を、アンテドラッグステロイドといいます。

こんな手の症状ありませんか?

赤く広がるかぶれ

洗剤・シャンプー等を使用したときにかぶれる

割れて痛い皮ふ炎

水がしみるほど割れて痛い

小さなぷつぷつ・湿疹

小さな水ぶくれや湿疹ができる

かゆくてつらい

眠れないほどかゆさが気になる

やっかいな手湿疹・かぶれに5つの有効成分配合!

炎症に

プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル

Wのかゆみ止め成分

リドカイン、クロタミトン

肌を修復

アラントイン

患部を殺菌

イソプロピルメチルフェノール

効果的な使用方法

こまめに塗る

特に薬が落ちやすい部位(手・腕など )には一日数回ぬり直すと効果的です。

就寝時にじっくり

患部を休めることができ、薬もとれにくいから、おやすみ前のご使用は有効です。

症状が改善するのにともない、メディクイッククリームSの使用回数を適時減らしていきましょう。

また、手湿疹症状の再発を防ぐためには、しっかり保湿ケアを心がけることが大切です。

この医薬品は、薬剤師、登録販売者に相談のうえ、「使用上の注意」をよく読んでお使い下さい。

メディクイッククリームSの強さ(ランク)

ステロイド(副腎皮質ホルモン)外用薬は、薬ごとにそれぞれ強さでランク付けされています。

強さのランクは、5段階(I群~V群)に分類されます。

  • I群:strongest/最強
  • II群:very strong/非常に強力
  • III群:strong/強力
  • IV群:medium/中程度
  • V群:weak/弱い

メディクイッククリームS」に配合されているプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)は、III群またはIV群に入るため、市販薬の中では最も強いステロイド外用薬です。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)

1.次の部位には使用しないでください

  • 水痘(水ぼうそう)、みずむし・たむし等または化膿している患部
  • 目や目の周囲、口唇などの粘膜の部分等

2.顔面には広範囲に使用しないでください

3.長期連用しないでください

相談すること

1.次の人は使用前に医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください

  • 医師の治療を受けている人
  • 妊婦または妊娠していると思われる人
  • 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
  • 患部が広範囲の人
  • 湿潤やただれのひどい人

2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください

関係部位:症状

  • 皮フ:発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、乾燥感、刺激感、熱感、ヒリヒリ感
  • 皮フ(患部):みずむし・たむし等の白癬症、にきび、化膿症状、持続的な刺激感

3.5~6日間使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください

メディクイッククリームSについてのまとめ

「メディクイッククリームS」は、アンテドラッグステロイド(PVA)を配合しているので、すぐれた抗炎症作用を持ち、安全性も高い医薬品です。

さらに「2種類のかゆみ止め成分」「組織修復成分」「殺菌成分」など、5つの有効成分がつらい手湿疹・かぶれに対して、すぐれた効果を発揮します。

同じような効能・効果を持つ「ヒビケア軟膏」などの医薬品(治療薬)との最も大きな違いは、アンテドラッグステロイド(PVA)を含有していることになります。

そのため、「メディクイッククリームS」は手湿疹・かぶれ等のつらい症状(炎症)に高い効果を発揮します。

また、「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」の強さは「Ⅲ群(強力)」~「Ⅳ郡(中程度)」に分類されるので、市販薬の中では最も強いクラスのステロイドを配合しているのも特長の一つです。

手の湿疹を治療する(炎症を抑える)医薬品のほとんどは「尿素」や「非ステロイド性の抗炎症成分」が配合されることが多く、ステロイドを含んでいるのは珍しい方だと思います。

実際に手荒れや湿疹がひどくなってしまい、ヒビケア軟膏で改善できないときに「メディクイッククリームS」を使用してみました!

ステロイドを配合しているため、つらい患部の症状を早く治すことができ、悪化することなども特にありませんでした。

症状がそこまでひどくなければ「ヒビケア軟膏」でも十分治りますが、症状が比較的重いときは「メディクイッククリームS」などのステロイドを配合した治療薬の方がおすすめです。

ただし、ステロイドによる副作用が起こることもあるので、使用する際は注意が必要です。

特に長期連用(長期間の使用)は避けて、1週間ほど「メディクイッククリームS」を使用しても症状が改善されない(悪化した)場合は、早めに専門医を受診して適切な処置を受けましょう。

メディクイック軟膏R」との違いとしては、配合されている添加物が少し異なることや剤型・形状の違いになります。

「メディクイッククリームS」は、クリーム剤なのでベタつきにくく、水でも落としやすいため、塗ったときの嫌な感じなどがほとんどしませんでした。

軟膏剤はテカってしまったり、ベタつきが起こることもありますが、クリーム剤は塗りすぎたりしなければそのようなことも起こりにくいので、気になる方にはこちらの方がおすすめです。

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この記事を書いた人

2011年10月に登録販売者を取得。現在、某ドラッグストアで店長として勤務しており、お客様に対して市販薬の効果効能・副作用を説明しています。また、当ブログの編集長を務め、医薬品のプロとして正しい情報提供のために、すべての記事で監修を行なっています。

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