「修復力で治せる。」や「ヒビには、ヒビケア。」のCMでもお馴染み!
池田模範堂の手指のパックリ割れにすぐれた効果を発揮する、ひび・あかぎれ治療薬「ヒビケア軟膏」が2007年9月14日(金)から全国の薬局・薬店・ドラッグストアなどで販売されています。
実際に使用した感想(効果)や配合されている成分など、「ヒビケア軟膏」について解説していきます。
【くり返すパックリ割れに】ヒビケア軟膏
「ヒビケア軟膏」は、ひび修復促進成分(アラントイン+パンテノール)をW配合。
手指のパックリ割れ治療に適した処方です。
2種類の「ひび修復促進成分」が何度もくり返す手指のパックリ割れをしっかり修復します。
効能・効果
ひび、あかぎれ、しもやけ
用法・用量
1日数回、適量を患部に塗布する。
成分・分量(100g中)・働き
アラントイン:0.2g
割れた皮ふ組織の修復を助ける。
パンテノール(プロビタミンB5):1.0g
肌細胞の正常なはたらきを助ける。
トコフェロール酢酸エステル:0.2g
血行を促進し、患部の回復を早める。
グリセリン:40.0g
保湿成分で、お肌にうるおいを与える。
ジフェンヒドラミン:0.5g
ひび・あかぎれに伴うかゆみをおさえる。
添加物
ベヘン酸、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、トリイソオクタン酸グリセリン、ステアリン酸ソルビタン、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、クエン酸
剤型・形状
非ステロイド性の軟膏
包装単位・メーカー希望小売価格
- 15g/1,400円(税抜)
- 35g/2,100円(税抜)
ヒビケア軟膏の特長
[ひび修復促進成分W配合!]
割れた皮ふ組織に直接はたらき修復する「アラントイン」と、肌細胞に元気を与え、修復を助ける「パンテノール」をW配合。
くり返しパックリと割れて治りにくかったひび・あかぎれも、しっかり治療します。
[ひび・あかぎれに伴うかさかさ、かゆみなどにも!]
血行促進成分、保湿成分、かゆみをおさえる成分がバランスよく配合されていますので、ひび・あかぎれに伴う、かさかさ、かゆみなどの症状をやわらげ、手指などの患部全体を正常な肌状態に近づけていきます。
[無臭性でしみにくい!]
しっとりと手になじみ、すぐになめらかな感触にかわります。無臭性で、ステロイド成分、尿素、l-メントール、サリチル酸メチルなど無配合で、しみにくい処方です。
[べたつかず、なめらかな使用感!]
べたつかないので、塗っていることが気にならず、水で洗い流せるので家事や仕事の合間にもお使いいただけます。
※水ばんそうこうではありません。
手指のパックリ割れに悩んでいませんか?
乾燥している冬の間中、ふさがっては割れるを何度もくり返す手指のパックリ割れ。
毎年悩んでいるからこそ、水仕事時にゴム手袋を用いる、絆創膏などを貼って保護する、水仕事後やお風呂あがり、寝る前などにスキンケアで対処するなど、あらゆる対策をしているのにも関わらず、またパックリ割れ・・・。
冬の間中、何度もくり返す手指のパックリ割れに悩んだり、もう治らないとあきらめていませんか?
原因と症状をしっかり理解し、正しく対処することでしっかり治すことができます。
手指のパックリ割れが何度もくり返されるのはなぜ?
冬になると、寒さなどにより手指が血行不良になります。
血行不良により細胞に栄養が行き届かない状態が続くと、肌細胞は元気を失い、遂にはひびを自分自身の力で修復できなくなります。
そうなるとひびは治りきらずにパックリ割れをくり返す悪循環に陥ってしまうのです。
手指のパックリ割れを治療するためのキーワード「修復力!」
修復力の低下した肌に「ヒビケア軟膏」を塗ると、新陳代謝を促し、肌細胞を活性します。
その結果、肌本来の修復力が回復し、パックリ割れをくり返さない、健康な肌状態に導きます。
修復促進成分(アラントイン+パンテノール)W配合の「ヒビケア軟膏」だからこそ、くり返しパックリ割れて治りにくかった、ひび・あかぎれもしっかり治療します。
手指のパックリ割れを防ぐ日々の対策法
ひび・あかぎれは、寒さや水仕事、お湯、洗剤などによる血行不良と乾燥が原因です。
水仕事を避けられない主婦の方などは特に悩まされているのではないでしょうか?
ご自身で簡単に出来るパックリ割れの予防法をご紹介します。
[保湿]
そもそも割れにくい肌を維持するには「保湿」が大切です。
乾燥による肌あれ、ひび割れ、かゆみを治すには、保湿剤を含んでいるハンドクリームを手指などにしっかりと塗り、角層の水分保持を心がけましょう。
また、寝ている間も肌の回復を高めるために、手袋や靴下を履くと良いでしょう。
[保護]
外出時には手袋をし、水仕事時はできる限り炊事用手袋をするようにし、ひび割れた部分を水に触れさせないようにしましょう。
ヒビケア軟膏とヒビケアFT軟膏の主な違い
「ヒビケア軟膏」とヒビケアFT軟膏の有効成分を比べると、ヒビケアFT軟膏には硬くなった皮ふの荒れをなめらかにするビタミンA油※が配合されています。
※ビタミンA油は皮ふの代謝を改善して、ガチゴチに硬くなった皮ふのあれをなめらかにし、割れにくい状態にしていきます。
「ひび、あかぎれ、しもやけ」の効能はどちらもありますが、ヒビケアFT軟膏にはさらに「かかと・ひじ・ひざの荒れ、指先・手のひらの荒れ」があります。
「ヒビケア軟膏」は手指に適しており、ヒビケアFT軟膏はかかと・ひじ・ひざにより適した製品となっています。
なお、ガチゴチに硬くなったかかとなどのひび割れ(深いパックリ割れ)やささくれ割れにはヒビケアFT軟膏がおすすめです。
手指とかかとでは発生のメカニズムが異なり、しっかり治すにはそれぞれの部位に合った治療薬が必要になります。
ビタミンA油とは?
ビタミンA油は皮膚に浸透すると基底層に働きかけ、表皮細胞の生まれ変わりを活発にする働きがあります。
ビタミンA(レチノール)とは脂溶性ビタミンに分類され、よく経皮吸収されます。
皮膚細胞の機能と密接な関係があり、ビタミンAが欠乏すると、皮脂腺、汗腺の萎縮や、角質化の不全が起こり、肌が乾燥状態になってしまいます。
また、ビタミンAの生理作用としては、成長促進作用・視角作用・上皮細胞保護作用・細菌感染防止作用などが認められています。
使用上の注意
[相談すること]
1.次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
- 薬などによりアレルギー症状(発疹・発赤、かゆみ、かぶれ等)を起こしたことがある人
- 湿潤やただれのひどい人
2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに使用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
[関係部位:症状]
皮ふ:発疹・発赤、かゆみ、はれ
ヒビケア軟膏のよくある質問(Q&A)
【Q1】ヒビケア軟膏は何才から使用できますか?
【A1】生後1カ月以上を目安にご使用いただけます。
【Q2】妊娠しているのですが、ヒビケア軟膏を使ってもよいですか?
【A2】ひび・あかぎれ用の塗り薬は妊娠中・授乳中でもご使用いただけます。
【Q3】授乳中に使用してもよいですか。また、塗った手で赤ちゃんを触っても大丈夫ですか?
【A3】ご使用いただけます。また、塗った手で赤ちゃん等を触っても大丈夫です。
【Q4】「パックリ」割れているところ以外がガサガサしているのですが、使用してよいですか?
【A4】ご使用いただけます。皮ふがガサガサする状態は皮ふに細かい亀裂(きれつ)が生じている状態ですので、症状がひどくなる前にお使いください。
ただし、症状がない場合にハンドクリームのように予防的にご使用されることはおすすめできません。
症状があるときに使用してください。
【Q5】ヒビケア軟膏は足のひび割れなどに使用してもよいですか?
【A5】皮ふに使うお薬ですので、足のひび割れにもご使用いただけます。
なお、ガチゴチに硬くなったかかとなどのひび割れには「ヒビケアFT軟膏」をおすすめします。
【Q6】ヒビケア軟膏にはステロイドは入っていますか?
【A6】ステロイド成分は入っていません。
【Q7】ヒビケア軟膏は水ばんそうこうではないのですか?
【A7】水ばんそうこうではありません。
ひび・あかぎれの症状そのものを治す外用剤です。
【Q8】ヒビケア軟膏を塗った上からばんそうこうで覆ってもよいですか?
【A8】ヒビケア軟膏を塗った上からばんそうこうを貼ってもかまいません。
ただし、テープの部分にクリームが付くと剥がれやすくなるので、ガーゼの部分にだけ塗るようにしてください。
【Q9】ヒビケア軟膏を唇に使用してもよいですか?
【A9】唇にはお使いにならないでください。
唇には唇専用のものをお使いください。
【Q10】ヒビケア軟膏の効果的な使い方は?
【A10】水に流れるクリームですので洗うたびにこまめ(1日5~6回を目安)に塗っていただくこと、お風呂上りに早めに塗り、手袋をはめていただくと効果が高まると思います。
ヒビケア軟膏についてのまとめ
「ヒビケア軟膏」は、無臭性で尿素、l-メントール、サリチル酸メチルなど皮膚への刺激が強い成分が無配合です。
そのため、皮膚にしみにくい処方になっているので、つらい症状(患部)に塗っても痛みを感じにくいのが特長です。
さらに「ステロイド成分」も無配合なので、安心して使うことができ、長期使用も問題ないため、人気のある商品ですね。
私の場合は、パックリ割れまでひどくなる前に「ヒビケア軟膏」を使用しましたが、保湿力が非常に高いと思います。
何もしていないときは、手指がガサガサ(ザラザラ)で、触ると痛みを感じていましたが、塗るとすぐに治まりました。
軟膏剤にしては珍しく、手指に塗り込んでもベタつきにくいので、塗っていることがあまり気にならない※と思います。
※ハンドクリームと比べると、多少のベタつきは感じると思います。
しかも、水で洗い流せるので、家事や仕事の合間にも使えることが嬉しいポイントですね。
ハンドクリームなどの化粧品(医薬部外品)は、乾燥がひどくなってしまうと全然効かなくなってしまいます。
そんなつらい症状にも「ヒビケア軟膏」は効果を発揮してくれますが、パックリ割れになる前の段階で使用して、なるべく悪化させないことが重要です。
患部の症状が悪化しすぎると、痛みやかゆみが我慢できなくなったり、強力なステロイド成分の医薬品を使用する必要も出てきます。
「ヒビケア軟膏」を使用しても、症状があまり改善されなかったり、悪化してしまった場合は、早めに専門医を受診して適切な処置を受けましょう。