「ビキッと割れ」や「めざせ!もっちりかかと。」のCMでもお馴染み!
池田模範堂のかかとのささくれ割れ、パックリ割れにすぐれた効果を発揮する、ひび・あかぎれ治療薬「ヒビケアFT軟膏」が2009年9月8日(火)から全国の薬局・薬店・ドラッグストアなどで販売されています。
実際に使用した感想(効果)や配合されている成分など、「ヒビケアFT軟膏」について解説していきます。
【ひじ・ひざ・かかとの治りにくいパックリ割れに】ヒビケアFT軟膏
「ヒビケアFT軟膏」は、ひび修復促進成分W配合に加え、ビタミンA油を配合。
かかとのささくれ割れ、深いパックリ割れ治療に適した処方です。
2種類の「ひび修復促進成分」が何度もくり返すかかとのささくれ割れ、パックリ割れをしっかり修復します。
効能・効果
- ひじ・ひざ・かかとのあれ、ひび、あかぎれ、しもやけ
- 指先・手のひらのあれ
用法・用量
1日数回、適量を患部に塗布する。
成分・分量(100g中)・働き
ビタミンA油:0.5g(ビタミンAとして500000国際単位)
皮ふの代謝を改善し、皮ふの荒れをなめらかにする。
アラントイン:0.2g
割れた皮ふ組織の修復を助ける。
パンテノール(プロビタミンB5):1.0g
肌細胞の正常なはたらきを助ける。
トコフェロール酢酸エステル:2.0g
血行を促進し、患部の回復を早める。
グリセリン:40.0g
保湿成分で、皮ふにうるおいを与える。
ジフェンヒドラミン:0.5g
ひび・あかぎれに伴うかゆみをおさえる。
添加物
エデト酸Na、BHT、ステアリルアルコール、トリイソオクタン酸グリセリン、パルミチン酸セチル、ベヘニルアルコール、マイクロクリスタリンワックス、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、クエン酸
剤型・形状
非ステロイド性の軟膏
包装単位・メーカー希望小売価格
20g/1,600円(税抜)
ヒビケアFT軟膏の特長
[ひび修復促進成分W配合!]
割れた皮ふ組織に直接はたらき修復を助ける「アラントイン」と、肌細胞に元気を与え修復を助ける「パンテノール」をW配合。
この2つの「ひび修復促進成分」が何度もくり返すかかとのささくれ割れ、パックリ割れをしっかり修復します。
[皮ふの代謝を改善!]
「ビタミンA油」が皮ふの代謝を改善して、ガチゴチに硬くなった皮ふのあれをなめらかにし、割れにくい状態にしていきます。
[なじみやすく、なめらかな使用感!]
しっとりと皮ふになじみ、なめらかな感触にかわります。靴下やストッキングをはいても、べたつきが気になりません。
[しみない!]
尿素、サリチル酸メチルなど無配合ですので、しみにくいです。
※ヒビケアFT軟膏にステロイド成分は配合されていません。
※この商品は水ばんそうこうではありません。
かかとのささくれ割れ、パックリ割れに悩んでいませんか?
足のかかとも、ストッキング、靴下などを履いた際に繊維などが引っ掛かるささくれ割れ、足を踏み込んだ際のパックリ割れなど、痛いひび割れが起こりやすい部位です。
手指と違って普段あまり目にしない事から、ささくれ割れやパックリ割れに気付いた頃にはスキンケアで対処しきれない症状に陥ってしまいがち。
こんなかかとのささくれ割れ、パックリ割れに悩んだり、もう治らないとあきらめていませんか?
原因と症状をしっかり理解し、正しく対処することでしっかり治すことができます。
何度もくり返すパックリ割れ、ささくれ割れの治療のためのキーワード、それは「修復力!」にあります。
かかとのささくれ割れ、パックリ割れはなぜ起きるの?
手指だけではなく、かかとにも起こるひび割れ。
実は手指とかかとのひび割れは発生のメカニズムが違い、その差はかかとが手指より倍以上も厚い角層を持つことに起因しています。
かかとは、「血行不良」「加齢による代謝機能低下」「乾燥」などの原因によって、皮ふの新陳代謝が適切に起こらないターンオーバー異常に陥ると、古い角層がはがれにくくなります。
古い角層がどんどん積み重なると、硬く、分厚いガチゴチしたかかとになってしまいます。
この結果、かかとでは硬くなった角層が裂けるささくれ割れ※、体重がかかることでひび割れるパックリ割れ※を起こしてしまいます。
※ささくれ割れ:表面がけばだち、繊維などが引っ掛かって痛い!
※パックリ割れ:角層が厚く硬くなり、ひびが深くなる(歩くとき痛い)!
また、かかとには皮脂腺がないことから、皮ふを保湿する皮脂がもともと少なく、自己修復力が弱いことから、一度ささくれ割れやパックリ割れになってしまうと、手指同様にくり返す悪循環に陥ってしまいます。
手指のパックリ割れを防ぐ日々の対策法
ひび・あかぎれは、寒さや水仕事、お湯、洗剤などによる血行不良と乾燥が原因です。
水仕事を避けられない主婦の方などは特に悩まされているのではないでしょうか?
ご自身で簡単に出来るパックリ割れの予防法をご紹介します。
[保湿]
そもそも割れにくい肌を維持するには「保湿」が大切です。
乾燥による肌あれ、ひび割れ、かゆみを治すには、保湿剤を含んでいるハンドクリームを手指などにしっかりと塗り、角層の水分保持を心がけましょう。
また、寝ている間も肌の回復を高めるために、手袋や靴下を履くと良いでしょう。
[保護]
外出時には手袋をし、水仕事時はできる限り炊事用手袋をするようにし、ひび割れた部分を水に触れさせないようにしましょう。
ヒビケアFT軟膏とヒビケア軟膏の主な違い
「ヒビケアFT軟膏」とヒビケア軟膏の有効成分を比べると、「ヒビケアFT軟膏」には硬くなった皮ふの荒れをなめらかにするビタミンA油※が配合されています。
※ビタミンA油は皮ふの代謝を改善して、ガチゴチに硬くなった皮ふのあれをなめらかにし、割れにくい状態にしていきます。
「ひび、あかぎれ、しもやけ」の効能はどちらもありますが、ヒビケアFT軟膏にはさらに「かかと・ひじ・ひざの荒れ、指先・手のひらの荒れ」があります。
「ヒビケアFT軟膏」はかかと・ひじ・ひざに適しており、ヒビケア軟膏は手指により適した製品となっています。
なお、ガチゴチに硬くなったかかとなどのひび割れ(深いパックリ割れ)やささくれ割れには「ヒビケアFT軟膏」がおすすめです。
手指とかかとでは発生のメカニズムが異なり、しっかり治すにはそれぞれの部位に合った治療薬が必要になります。
ビタミンA油とは?
ビタミンA油は皮膚に浸透すると基底層に働きかけ、表皮細胞の生まれ変わりを活発にする働きがあります。
ビタミンA(レチノール)とは脂溶性ビタミンに分類され、よく経皮吸収されます。
皮膚細胞の機能と密接な関係があり、ビタミンAが欠乏すると、皮脂腺、汗腺の萎縮や、角質化の不全が起こり、肌が乾燥状態になってしまいます。
また、ビタミンAの生理作用としては、成長促進作用・視角作用・上皮細胞保護作用・細菌感染防止作用などが認められています。
使用上の注意
[相談すること]
1.次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
- 薬などによりアレルギー症状(発疹・発赤、かゆみ、かぶれ等)を起こしたことがある人
- 湿潤やただれのひどい人
2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに使用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
[関係部位:症状]
皮ふ:発疹・発赤、かゆみ、はれ
ヒビケアFTのよくある質問(Q&A)
【Q1】ヒビケアFT軟膏は何才から使用できますか?
【A1】生後1カ月以上を目安にご使用いただけます。
【Q2】ヒビケアFT軟膏を妊婦が使用してもよいですか?
【A2】ひび・あかぎれ用の塗り薬は妊娠中・授乳中でもご使用いただけます。
【Q3】ヒビケアFT軟膏に尿素やステロイド成分は入っていますか?
【A3】尿素は入っていません。また、ステロイド成分も入っていません。
【Q4】ヒビケアFT軟膏とヒビケア軟膏はどこが違うのですか?
【A4】ヒビケアFT軟膏とヒビケア軟膏の主な違いは、次の2つです。
- 有効成分を比べると、ヒビケアFT軟膏には硬くなった皮ふの荒れをなめらかにする「ビタミンA油」が入っています。
- 「ひび、あかぎれ、しもやけ」の効能はどちらもありますが、ヒビケアFT軟膏にはさらに「ひじ・ひざ・かかとの荒れ、指先・手のひらの荒れ」があります。
ヒビケアFT軟膏はかかと・ひじ・ひざ、ヒビケア軟膏は手指により適した製品となっています。
【Q5】ヒビケアFT軟膏を手に使用してもよいですか?
【A5】ご使用いただけます。においやべたつきが気になる方にはヒビケア軟膏をおすすめします。
【Q6】ヒビケアFT軟膏を顔に使用してもよいですか?
【A6】顔にもご使用いただけます。ただし、口の横や目尻への使用は避けてください。
【Q7】ヒビケアFT軟膏はどれ位長く使ってもよいですか?
【A7】効能の症状に改善がみられるようでしたら、ご使用いただけます。ただし、医薬品ですので化粧品的に漫然と使用するのは控えていただきたいと思います。
また、症状が長引く場合は、他の原因も考えられますので、お医者さまの診察を受けてください。
【Q8】ヒビケアFT軟膏は何日位で効果が出ますか?
【A8】個人差や塗られる場所にもよりますが、かかとの場合は皮ふが厚いので、2週間くらいは様子をみてください。
効果があるようでしたら、そのまま様子を見ながらご使用ください。
【Q9】ヒビケアFT軟膏は、1日何回まで使ってよいですか?
【A9】1日数回の目安は、5~6回になります。症状に合わせて適宜増減してご使用ください。
症状が酷いときはこまめに、良くなって来れば少なくしていただければよろしいです。
ヒビケアFT軟膏についてのまとめ
類似品のヒビケア軟膏と比較すると、「ヒビケアFT軟膏」には皮膚の代謝を改善する「ビタミンA油」が配合されています!
「ビタミンA油」には、皮膚の角化を正常にする作用があり、症状が酷い場合は、「ヒビケア軟膏」よりも「ヒビケアFT軟膏」の方が適しています。
症状が軽い場合は、「ビタミンA油」以外の違いが殆ど無いので、「ヒビケア軟膏」でも良いと思います。
ただし、使用感などが多少違うので、お好みで選んで使うのがおすすめです。
どちらとも軟膏なので、保湿力や保護力も高く、それでいてベタつきにくいので使いやすいと思います!
特に冬場など、乾燥がひどい時期には重宝する医薬品です。
「ヒビケアFT軟膏」は、比較的ベタつきにくいですが、他のクリーム剤の医薬品と比較すると、どうしてもベタつく感じがあると思います。
そのため、もっとサラッとしたものが良い!などがあれば、ローションやクリームの薬がおすすめです。
「ヒビケアFT軟膏」に配合されている特長的な有効成分「ビタミンA油」は脂溶性のビタミンで、皮膚の角化を正常にする作用があります。
皮ふに浸透すると基底層に働きかけ、表皮細胞の生まれ変わりを活発にする働きがあるので、ターンオーバー※異常を起こして「ガチゴチ」に硬くなってしまったかかとの改善に適しています。
その他にも、肌荒れ抑制、疲れ目や視力低下防止、がん予防などに効果があるといわれています。
※ターンオーバーとは、肌の新陳代謝、肌の生まれ変わりのことをいいます。