肌の下に埋もれたままになっている毛って厄介ですよね。
黒く透けて見えるのに、皮膚の下にあっては剃ることも抜くこともできない。
目立って恥ずかしいから、なんとか処理できないかしら、と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
実はこの埋没毛の原因は、大半が間違ったケアによるものです。
頑張ってケアしてきたつもりが、かえって埋没毛を作らせていたのかも?
原因と治し方・予防法を知って、埋没毛を撃退しましょう。
埋没毛ってどんな毛?
埋没毛というのは、本来皮膚の上に伸びてくるはずの毛が、皮膚の下に埋まったまま出てこない毛のことです。
まっすぐ横に伸びているものもあれば、丸く輪になっているものもあります。
皮膚の上から透けて見えるのでけっこう目立ちます。
基本的に放置しても問題はありませんが、毛穴が炎症を起こしたりニキビができたりすることもあります。
どうして毛が埋没してしまうの?原因TOP5
そもそも、どうして毛が皮膚の中に埋まってしまうのでしょうか?
まずは原因を知ることから始めましょう。
原因がわかると、予防法や対策法もわかってきますよ。
いつもの日常生活を振り返りながら読んでくださいね。
原因1:肌の乾燥
顔は化粧水やクリームで手入れしても、手足は何もつけない、という人もいますね。
肌の表面には細菌から守ってくれるバリア機能がありますが、乾燥すると角質層が乱れて機能しなくなります。
すると肌を守るために角質がどんどん厚くなって外部刺激から守ろうとするので、毛が埋もれやすくなります。
原因2:カミソリによるムダ毛処理
カミソリは毛だけではなく、肌の上にある角質層までも削り落としてしまうものです。
よく剃った後に赤くなったりかぶれたりしてしまう人がいますが、これは炎症によるものです。
炎症を起こした肌は角質化が進むので毛が埋もれやすいのです。
原因3:除毛クリームや脱色剤を使っている
除毛クリームや脱色剤には強い薬剤が使われています。
たんぱく質を溶かしてしまうので角質へのダメージも強く、ここから回復する過程で毛が埋もれてしまうことがあります。
原因4:毛抜きで抜いている
無理やり毛を抜くと毛根が傷ついたり、毛が途中で切れたりしてしまうことがあります。
傷を治すためにカサブタができると、行き場を失った毛は出口がないので、横に伸びて埋没毛になります。
原因5:ひんぱんにムダ毛処理をしている
毛が伸び始めると気になるものですが、ムダ毛処理そのものが肌を傷つける行為です。
回数が多くなれば多くなるほど肌ダメージも蓄積されていきます。
傷ついた肌に角質が溜まっていくと、毛が埋もれやすくなります。
埋没毛を治すにはどうしたらいい?治し方BEST5
今ある埋没毛はずっと治らないわけではありません。
やがて毛が抜けたりターンオーバーによって角質が剥がれることで自然に治ることもあります。
しかしそんなに待てない!という人は、こんな対策をしてみましょう。
どれも簡単なものばかりですよ。
治し方1:とにかく保湿!角質を柔らかくしよう
埋没してしまった毛を外に出すには、角質を柔らかくすることが大切です。
硬くゴワゴワの肌では毛は外に出ることができません。
入浴後は毛穴が開いた状態なので、この時にボディクリームを塗ると、その摩擦で毛が外に出やすくなり、また、埋没毛の予防にもなります。
治し方2:蒸しタオルで毛穴を開かせる
埋没毛がある部分に蒸しタオルをあてて温めると、毛穴が開きやすくなります。
するとその開いた部分から毛が顔を出してくるので、埋没毛をきれいに解消できます。
敏感肌でボディクリームが使えない人でも、この方法なら安心です。
治し方3:スクラブで硬くなった角質を落とす
肌をツルツルにするために使われるスクラブですが、埋没毛を覆っている古い角質を落とすのにも有効です。
広範囲にわたって埋没毛がある人でも塗ってマッサージするだけのスクラブなら簡単にできますよ。
治し方4:ピーリングで毛穴ごとキレイにする
ピーリングは毛穴の汚れや角質をごっそり落としてくれるものです。
ニキビケアにも使われますが、埋没毛にもおすすめ。
黒ずみケアやニキビ予防も一緒にできるので定期的に使うといいでしょう。
顔専用のものもありますが、全身使えるものもあります。
治し方5:傷つけないように毛抜きで抜く
「どうしても今日は埋没毛をなんとかしたい!」という時は、応急処置的な治し方として、毛抜きで毛を抜いてしまうという方法もあります。
ただし、無理やり埋もれている毛を引き出そうと、爪でひっかいたりするのはいけません。
再び炎症を起こし、埋没毛を繰り返す原因になります。
埋没毛を予防する方法はある?
埋没毛はひとたび出来てしまうととても目立つので、なんとか出来ないようにしたいですね。
ほとんどの場合、普段の何気ない行為が埋没毛の原因になっているので、逆にいえば日常生活を工夫すれば予防はできるということになります。
予防法1:ムダ毛処理は電気シェーバーを使う
ムダ毛処理をする時にカミソリや除毛クリームを使っている人は、刺激が少ない電気シェーバーにしましょう。
肌に刃が直接触れることなく処理できるので、埋没毛にはなりにくいです。
予防法2:ボディクリームで保湿する
埋没毛ができている肌は乾燥してカサカサになっていることが多いのですが、硬い角質は毛を埋もれさせてしまうものです。
入浴後やムダ毛処理の後は必ず保湿クリームなどで保湿し、皮膚が乾燥しないようにしましょう。
予防法3:生活習慣を整えてターンオーバーを正常にする
肌には本来、生まれ変わりの機能であるターンオーバーという働きがあります。
通常28日周期ですが、乾燥すると遅くなり、その分古い角質が溜まりやすくなります。
いい加減な食事や紫外線、ストレス、睡眠不足などはターンオーバーを遅らせるもと。
規則正しい生活を心がけましょう。
もう毛を埋もれさせない!今日からできるスキンケア
黒くて目立つ埋没毛ですが、原因を知ってみると案外身近なところに解決法がありましたね。
少しでもキレイになろうと頑張っていたことが、逆に肌を傷つけていたのかもしれません。
まずは肌を乾燥させないように保湿をしてみましょう。
できてしまった時には蒸しタオルで温めると簡単に毛穴を開かせることができますよ。
今までのムダ毛処理を見直してみると、お肌の状態はぐっと良くなっていくはずです。