【ドルマイコーチ軟膏】を徹底解説!

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この解説記事は登録販売者の監修の下、制作しています。
(監修:ひかり薬局編集長、登録販売者)

ドルマイコーチ軟膏

ゼリア新薬工業の化膿を伴う湿疹、皮膚炎、毛のう炎などにすぐれた効果を発揮する「ドルマイコーチ軟膏」が2009年7月1日(水)から全国の薬局・薬店・ドラッグストアなどで販売されています。

実際に使用した感想(効果)や配合されている成分など、「ドルマイコーチ軟膏」について解説していきます。

目次

【化膿を伴う湿疹、皮膚炎、毛のう炎などに】ドルマイコーチ軟膏

ドルマイコーチ軟膏」は、抗菌作用を有する2種類の抗生物質のバシトラシンとフラジオマイシンを配合、さらに痒みと炎症を抑える副腎皮質ホルモン(ステロイド)のヒドロコルチゾン酢酸エステルを配合しており、細菌感染症、炎症性の両方に効果を発揮します。

かきくずし、化膿しそうな湿疹に適しています。

効能・効果が広いので、ご家庭に一つ置いておくと、とても便利な軟膏剤です。

効能・効果

  • 化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)
  • 化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん

用法・用量

1日1~数回、適量を患部に塗布する。

成分・分量(1g中)・働き

成分 分量 働き
バシトラシン 250単位 細菌(グラム陽性菌のブドウ球菌や連鎖球菌など)に抗菌作用を示し、蛋白質の合成を阻害することで、その増殖を抑える。
フラジオマイシン硫酸塩 3.5mg(力価) 化膿の原因となる細菌(ブドウ球菌やレンサ球菌など)に対して抗菌作用を示し、患部の化膿を抑える。
ヒドロコルチゾン酢酸エステル 2.5mg 炎症を抑えてかゆみや湿疹、かぶれなどを鎮める。
添加物
白色ワセリン、流動パラフィン、精製ラノリン

包装単位・メーカー希望小売価格

内容量 希望小売価格(税抜) JANコード
6g 850円 4987103046943

ドルマイコーチ軟膏とドルマイシン軟膏の違い

ドルマイシン軟膏

ドルマイコーチ軟膏」は、抗菌作用を有する2種類の抗生物質のバシトラシンとフラジオマイシンを配合、さらに痒みと炎症を抑える副腎皮質ホルモン(ステロイド)のヒドロコルチゾンを配合しており、細菌感染症、炎症性の両方に効果を発揮します。

ドルマイシン軟膏は、二種類の抗生物質を配合している非ステロイド剤で、多くの菌に対して抗菌作用を示します。

かきくずし、化膿しそうな湿疹や皮膚炎には「ドルマイコーチ軟膏」が有効です。

傷ややけどの化膿性皮膚疾患、二次感染の予防および治療にはドルマイシン軟膏が適しています。

ドルマイコーチ軟膏の強さ(ランク)

ステロイド(副腎皮質ホルモン)外用薬は、薬ごとにそれぞれ強さでランク付けされています。

強さのランクは、5段階(I群~V群)に分類されます。

  • I群:strongest/最強
  • II群:very strong/非常に強力
  • III群:strong/強力
  • IV群:medium/中程度
  • V群:weak/弱い

ドルマイコーチ軟膏」に配合されているヒドロコルチゾン酢酸エステルは、V群に入ります。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)

1.次の人は使用しないでください

本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人

2.次の部位には使用しないでください

  • 水痘(水ぼうそう)、みずむし・たむし等
  • 湿潤、ただれのひどい患部
  • 深い傷、ひどいやけどの患部

3.顔面には、広範囲に使用しないでください

4.長期連用しないでください

[相談すること]

1.次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

  • 医師の治療を受けている人
  • 妊婦又は妊娠していると思われる人
  • 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
  • 患部が広範囲の人
  • 鼻腔等の粘膜に病変のある人

2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

関係部位/症状

  • 皮ふ:発疹・発赤、かゆみ、かぶれ
  • 皮ふ(患部):みずむし・たむし等の白癬、にきび、化濃症状、持続的な刺激感

まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください

症状の名称/症状

ショック(アナフィラキシー):使用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。

3.5~6日間使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

ドルマイコーチ軟膏についてのまとめ

「ドルマイコーチ軟膏」は、かゆみを伴う湿疹など、様々な症状に対して効果のある軟膏剤です。

抗生物質を2種類も配合しているため、高い抗菌作用を持つことから患部の化膿を抑えてくれます。

また、ステロイド成分を配合しているので、炎症を抑える効果も非常に高く、かゆみやかぶれなどのつらい症状を抑えてくれます。

抗生物質とステロイドを併せ持つため、様々なつらい皮膚の症状に対応してくれる医薬品のひとつです。

2日前にかゆみを伴う湿疹ができてしまい、我慢できずにかきむしってしまったことで、湿疹が悪化してしまいました。

もう少しで化膿しそうになったため、悪化を事前に防ぐため「ドルマイコーチ軟膏」を塗ってみました。

炎症を鎮める高い効果(ステロイド成分)のおかげで、ひどかったかゆみやかぶれの症状が鎮まっていき、塗ってからしばらくすると徐々に楽になりました。

患部(湿疹)の悪化に関しても、早めに対処したことで悪化することなく、3日程「ドルマイコーチ軟膏」を塗り続けると、症状がほぼ治ったので助かりました。

「ドルマイコーチ軟膏」は、水で濡れても落ちにくい軟膏剤なので、患部に塗ると多少ベタつきは出てしまいますが、そこまで嫌な感じもしないので使いやすいです。

塗った部分が落ちにくいメリットもあるので、気づかない閒に薬が取れていたということもほとんどなく、効果の持続性にも期待できると思います。

非常に優秀な皮膚用薬ですが、ステロイド成分が配合されているので長期連用は避ける必要があったり、患部の症状がひどい場合は対応できないこともあるので、使用する際はいくつかの注意が必要になります。

特に症状がひどい場合(化膿や炎症など)は、市販薬だと対応できないケースも多いので、早めに専門医を受診しましょう。

症状が悪化する前(なるべく早め)に「ドルマイコーチ軟膏」を使い、ひどくなる前に治してしまうことがおすすめです。

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この記事を書いた人

2011年10月に登録販売者を取得。現在、某ドラッグストアで店長として勤務しており、お客様に対して市販薬の効果効能・副作用を説明しています。また、当ブログの編集長を務め、医薬品のプロとして正しい情報提供のために、すべての記事で監修を行なっています。

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