ロート製薬の残ってしまった傷跡、やけどの跡を目立たなくする皮ふの改善治療薬「アトキュア」が2017年2月20日(月)から全国の薬局・薬店・ドラッグストアなどで販売されています。
実際に使用した感想(効果)や配合されている成分など、「アトキュア」について解説していきます。
【あきらめていた傷あと・やけどのあとに】アトキュア
「アトキュア」は、傷あと、やけどあと、ひじ・かかとなどの角化症に効果を発揮する非ステロイドの皮ふ改善治療薬。
血流を改善するヘパリン類似物質と、皮膚の新陳代謝を高めるビタミンA油をWで配合。
ヘパリン類似物質が血流を改善し、赤くなりがちな皮ふの炎症を鎮め、肌組織を正常化。保水能力を回復させ、皮ふの柔軟性を高めるなど患部に効果を発揮します。
またビタミンA油が角化し、ごわついた肌の新陳代謝を促進するため、なめらかな状態へ治します。
患部に密着し、なじみやすい乳状ローション。非ステロイド。アクアフローラルをイメージした爽やかな香りです。
転んだり、すりむいたあとの傷あとや、打ち身。料理中などにできたやけどあと。かきむしってできた傷あとなど、あきらめていた傷あと・やけどのあとは、「アトキュア」で、なめらかに改善!
お子さまにも使えます。
販売名
メンソレータム アトキュア
効能・効果
きず・やけどのあとの皮ふのしこり・つっぱり(顔面を除く)、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手足のひび・あかぎれ、手指の荒れ、乾皮症、しもやけ(ただれを除く)、打ち身・捻挫後のはれ・筋肉痛・関節痛,小児の乾燥性皮ふ
用法・用量
1日1~数回、適量を患部に塗布して下さい。
成分・分量(1g中)・働き
成分 | 分量 | 働き |
---|---|---|
ヘパリン類似物質 | 3mg | 血行促進作用、抗炎症作用、水分保持作用がある。 |
ビタミンA油 | 5mg (ビタミンAとして5000国際単位) |
皮ふの代謝を改善し、皮ふの荒れをなめらかにする。 |
- 添加物
- グリセリン、エタノール、オレフィンオリゴマー、パルミチン酸イソプロピル、ジメチルポリシロキサン、セタノール、ポリソルベート60、ステアリン酸ソルビタン、カルボキシビニルポリマー、トコフェロール酢酸エステル、BHT、パラベン、エデト酸Na、トリエタノールアミン、香料、黄色4号(タートラジン)
製造販売元
ロート製薬株式会社
リスク区分
第2類医薬品
剤型・形状
患部に密着し、なじみやすい乳状ローション
包装単位・メーカー希望小売価格
内容量 | 希望小売価格 |
---|---|
20g | 1,300円(税抜) |
使用上の注意
[してはいけないこと]
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
次の人は使用しないでください。
- 出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病など)の人。
- わずかな出血でも重大な結果をきたすことが予想される人。(血液凝固抑制作用を有し出血を助長するおそれがある)
[相談すること]
1.次の人は使用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
- 医師の治療を受けている人。
- 薬などによりアレルギー症状やぜんそくを起こしたことがある人。
- 湿潤やただれのひどい人。
2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
関係部位 | 症状 |
---|---|
皮ふ | 発疹・発赤、かゆみ、はれ |
3.5~6日間使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
アトキュアの特長
あきらめていた傷あと・やけどのあとは「メンソレータム アトキュア」でなめらかに改善!
アトキュアなら日にちの経った傷あとを改善!
Wの有効成分が効く!
- ヘパリン類似物質
- ● 血流を改善
- ● 炎症を鎮める
- ● 水分保持作用
「ヘパリン類似物質」が血液の循環を良くし、赤くなりがちな皮ふの炎症を鎮め肌組織を正常化。
保水能力を回復させ、皮ふの柔軟性を高めるなど患部に効果を発揮します。
- ビタミンA油
- ごわついた肌の新陳代謝を促進
「ビタミンA油」が角化しごわついた肌の新陳代謝を促進。
肌の生まれ変わりを高め、なめらかな肌へ治します。
アトキュアはこんな傷あとや症状にも
- 転んだり、すりむいたあとの傷あと。打ち身。
- 料理中にできたやけどあと
- かきむしってできた傷あと
- きず・やけどあとの皮ふのしこり・つっぱり(顔面を除く)
残ってしまった傷あとに。Wの有効成分配合!
その傷あと・やけどあと、「隠しておこう・・・」とあきらめていませんか?
- ✓ スポーツや仕事で、傷ややけどあとができることも
- ✓ 傷あとが気になって、ミニスカートが履けない
- ✓ どうしたらいいか分からないので
- ✓ ときどき他人の視線を感じる
- 残ってしまった傷あとに。
- ● やけどあと
- ● かかとやくるぶしの角化症
- ● 転んですりむいてできた傷あと
- ● かきむしってできた傷あと
傷・やけどあとが残る原因は2つ
1 肌の奥から傷あとに
ケガなどで傷ができると
↓
真皮内で繊維芽細胞が乱れて、コラーゲン繊維が蓄積され、肌の奥に傷あとが残る
+
2 代謝の乱れ
よく動かしたり圧がかかりやすい部位は、代謝が乱れやすく治りづらい
↓
目立つあとになって残ってしまう!
アトキュアなら、Wの有効成分が効く!
- 1.ヘパリン類似物質
- 血行を良くして炎症を鎮め、肌の保水能力を回復。
- 真皮内の繊維芽細胞の働きを整えて、肌の奥から傷あとを改善。
- 2.ビタミンA油
- 角化してごわついた肌の新陳代謝を高めて、肌の生まれ変わりを助ける。
傷あとを改善するための使い方
ワンポイントアドバイス
肌が新陳代謝によって生まれ変わるサイクルは、およそ28日と言われています。
アトキュアは、塗ってすぐに効果が実感できるものではありませんが、徐々に傷あとに作用していきます。
効果を感じる場合、継続的な使用をおすすめします。
有効成分「ヘパリン類似物質」について
ヘパリン類似物質とは、体内にある「へパリン」という物質と似た成分で、「血行促進」「ターンオーバー促進」「過剰コラーゲンの分解」の3つの働きがあり、傷あと・やけどあとに優れた効果があります。
この3つの働きは、血流を改善し、赤くなりがちな皮ふの炎症を鎮め、肌組織を正常化します。
ヘパリン類似物質の3つの働き
- Point1
- 水分保持作用
- 毛、汗腺、皮脂腺などが欠如しているため、乾燥しやすく、外部刺激を受けやすい状態になっています。
- 傷あと患部に水分を保持し、表皮にある角質の保湿性と柔軟性を取り戻します。
- Point2
- 抗炎症作用
- 傷あと部分での真皮の中で慢性的に起きている炎症を鎮め、皮ふが持つ正常化機能を回復させます。
- Point3
- 血行促進作用
- 皮下組織の血流の環境を良くし、皮ふの新陳代謝を促進します。
肌のターンオーバーに合わせて作用
肌が生まれ変わる新陳代謝の周期は28日。
アトキュアはこの間にじっくり作用していくので、新陳代謝の周期を目安にした使用をおすすめします。
アトキュアの有効成分のヘパリン類似物質は、塗ってすぐに効果が実感できるものではありませんが、徐々に傷あとの赤みやもり上がりに作用していきます。
効果を感じられるまで継続使用されることがおすすめです。
- Point
- アトキュアは毎日・長期間塗り続けることで「ヘパリン類似物質」が新陳代謝を促し、傷跡、やけどの跡を治していきます。
こんな傷あとにアトキュア
- わたしの傷あとにも使える?
- なかなか消えない一生キズになってしまう前に、その傷あと、ケアしませんか?
- どんな傷あとに使えるのか、今すぐチェックしてみましょう!
こんな傷あと、残っていませんか?
- 二の腕
- 虫刺されのかき傷あと
- ひじ
- 料理などでできた、やけどのあとや、ひじのガサガサ
- 手・指
- ペットの引っかき傷や、ひび割れ、あかぎれ、など
- 脚
- 転んだりぶつけてできた傷あと
- 靴ずれなどでできた、すり傷あとなど
- Point
- できてから1~2年たった傷あとにも使えます。
- 子供の一生キズ対策にもおすすめです。
アトキュアの口コミ・感想・評判
「アトキュア」についての口コミや評判をピックアップ!
傷あと、やけどあと、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症を治せるの?
副作用や効果的な使い方、塗るタイミングなどについても調査しました!
- 口コミ評価
- ★★★★★
- 20代 女性
- 腕にできた湿疹がひどくなったときに傷跡が残ってしまい、しかも目立つところなので気になっていました。最初はアットノンを使っていたのですが、アトキュアの方が良いと薬剤師さんに勧められたので、途中から変更しました。跡が消えるまでに3ヶ月ほど期間はかかりましたが、ちゃんと傷跡が綺麗になくなったので、アトキュアを使って本当によかったです。私と同じように傷跡で悩んでいる方にはとてもオススメの商品です。
- 口コミ評価
- ★★★★☆
- 20代 女性
- 料理中に手のひらを火傷してしまい、痛みや赤みはすぐに良くなりましたが、火傷跡が残ってしまいました。1ヶ月間毎日アトキュアを塗り続たら、少しずつ火傷跡が薄くなっていき、パッと見てもわからないぐらい薄くなりました。それからしばらく使い続けると綺麗に治りました。アトキュアで治せなかったらアットノンを試してみようと思っていたので、火傷跡が無事に消えてよかったです。
- 口コミ評価
- ★★★★☆
- 20代 女性
- 転んだときに膝をぶつけてしまって、怪我は治ったものの傷跡が残ってしまいました。スカートやショートパンツを履いたときに目立つのがとても嫌で、少しでも良くなって欲しくてアトキュアを購入しました。使い始めは全然効果を感じられなくて不安でしたが、使っていくうちに少しずつ傷跡が消えていきました。私の場合、1ヶ月ぐらい使うと少し傷跡が薄くなって、アトキュアをちゃんと毎日使い続けた結果、4ヶ月経つ頃には傷跡が完全に消えました。傷跡を消すための期間はかかりますが、綺麗に治ったので大満足です。
- 口コミ評価
- ★★★★★
- 20代 女性
- 虫さされが悪化したせいで、腕や太ももなどに傷跡が残ってしまいました。傷跡を消すためにアットノンを使っていましたが、全然良くならなかったのでアトキュアを使ってみることにしました。お風呂上がりに塗るようにして、1日1回ちゃんとケアしていると、3ヶ月ほどで傷跡が消えて綺麗な肌に戻せました。ベタつきなどもほとんどなかったので、塗り心地もよく、とても使いやすいと思います。
- 口コミ評価
- ★★★★★
- 30代 女性
- 気付いたら脚に複数の傷跡ができていて、スカートを履くと目立ってしまうので、周囲の目がとても気になっていました。仕事でもスカートを履くことが多く、どうしても傷跡が目立ってしまうので、一刻も早くなんとかしたくてアトキュアを購入しました。1ヶ月くらい使い続けてようやく効果が出てきて、色の濃かった傷跡が段々と薄くなっていき、4ヶ月ほど使うと全くわからないぐらいまで消えました。今では何も気にせずに脚を出せるようになったので、アトキュアを使って良かったと思います。
- 口コミ評価
- ★★★★☆
- 30代 女性
- 皮膚炎や湿疹がひどくなったことが原因で、治った後に傷跡が残ってしまいました。すぐにアトキュアを購入して傷跡を消そうとしましたが、残念ながらほとんど効果がありませんでした。そんな時にCMでアットノンEXのことを知ったので、アトキュアを使わなくなりました。アットノンEXを使い始めると1ヶ月ほどで効果が出てきて、傷跡を徐々に消していってくれたので、効き目の差を実感しました。個人差もあるので使ってみないとわかりませんが、傷跡を消すのであればアットノンEXの方が良いかもしれません。
- 口コミ評価
- ★★★★★
- 30代 女性
- 顔にニキビ跡が残ってしまって、上からファンデーションを塗っても隠せなかったので、アトキュアを使うことにしました。とりあえずダメ元でアトキュアを使ってみようという感じでしたが、使い続けていくうちにニキビ跡が薄くなっていきました。皮膚科に行く時間もなかったので、市販の薬でちゃんと治せるか不安でしたが、綺麗に治すことができて本当に嬉しいです。傷跡が他にもできてしまったときに、またアトキュアをリピートしようと思います。
傷あとやタトゥーを今すぐ消したい方に!
「アトキュア」や「アットノン」などの治療薬を使っても、傷あとを消すためには時間(期間)が必要です。
プールや海、温泉に行きたい方は、傷あとが消える(薄くなる)まで待たなければいけません。
それに傷あとが気になっていると、せっかくの旅行も思いっきり楽しめないですね。
『肌かくしーと』は、傷あと(リストカット・あざ・しみ・手術痕)やタトゥーに悩んでいる人達の声から生まれたスキンカバーシートです。
気になる部分に貼るだけで、傷あとやタトゥーを簡単に隠すことができます。
リストバンドやサポーターと異なり、極うす(0.02mm)のシートなので、ほとんど目立ちません。
また、シートを貼って隠すタイプなので、コンシーラーやファンデーションと違って、時間もかからず衣服にこすれて色がうつる心配もありません。
さらに【傷あと・あざ用】と【タトゥー・濃い傷あと用】の2タイプが用意されているので、傷あとを今すぐ何とかしたい方におすすめです。
送料無料で値段も安いので、『肌かくしーと』を試してみてはいかがでしょうか。
アトキュアについてのまとめ
『メンソレータム アトキュア』は、傷あと、やけどあと、 ひじ・かかとなどの角化症に効果を発揮するWの有効成分を配合した皮ふ改善治療薬です。
有効成分のヘパリン類似物質が血流を改善し、赤くなりがちな皮ふの炎症を鎮め、肌組織を正常化します。
さらに保水能力を回復させ、皮ふの柔軟性を高めるなど患部に効果を発揮します。
また、ビタミンA油が角化し、ごわついた肌の新陳代謝を促進するため、なめらかな状態へ治します。
非ステロイドの乳状ローションなので、肌になじみやすく、子供にも安心して使えます。
市販の傷あと・やけどのあとを改善する医薬品は、最も知名度の高い「アットノン」があります。
小林製薬の「アットノン」は、2011年3月2日(水)に発売されてから、TV-CMや口コミなどで話題となり、現在では人気No.1の傷あと改善薬と言えるでしょう。
しかも、2017年2月15日(水)に「アットノン」を処方変更し、「アットノンEX」として、リニューアル発売しました。
リニューアルする前の「アットノン」であれば、有効成分がヘパリン類似物質のみだったので、ビタミンA油を配合している『アトキュア』の方が優れていました。
今回のリニューアルによって、「アットノンEX」は従来のヘパリン類似物質に、抗炎症と組織修復作用をもつ2つの有効成分を新たに追加しました。
計3種の有効成分が、傷あと周辺の炎症を抑えるとともに、組織修復・皮ふのターンオーバーを促進して、傷あと・やけどのあとを目立たなくしていきます。
それぞれの製品に配合されている成分を比較すると、圧倒的に「アットノンEX」の方が優れていると考えられます。
『アトキュア』は、ビタミンA油を配合しているので、皮ふの代謝を改善して、なめらかな状態へ治します。
しかし、総合的に判断すると「アットノンEX」の方が、『アトキュア』よりも全体的に勝っていると考えられます。
もちろん『アトキュア』も傷あと、やけどあと、 ひじ・かかとなどの角化症に効果を発揮します。
効能・効果は「アットノンEX」とほとんど変わらないので、メンソレータムシリーズ(ロート製薬)が好きな方や「アットノン」が効かなかった!という方には向いているかもしれません。
また、『アトキュア』は肌に塗ってもベタつきにくく、浸透しやすいローションなので、使い勝手は非常に良いと思います。
「アットノンEX」はクリーム剤なので、どうしても多少ベタつく感じはありますが、『アトキュア』は全くと言っていいほどしません。
したがって、塗りやすさや浸透性などで選ぶのであれば、『アトキュア』の方がおすすめです。
また、気にされている方がとても多い、ニキビ跡(色素沈着、クレーターなど)を消す効果ですが・・・
『アトキュア』を使用することで、ニキビ跡を消せるかどうかは、体質やニキビ跡の状態(軽度/重度)など、個人差によって大きく異なります。
このニキビ跡への効き目は、「アットノン」も共通して言えることですが、色素沈着した程度(軽度)の症状であれば、ニキビ跡を消せる可能性が高いと考えられます。
私も実際に「アットノン」をニキビ跡(色素沈着)に使っていましたが、1ヶ月ほど塗り続けたことがあり、今ではニキビ跡が完全に消えて、綺麗な肌の状態に戻っています。
ただし、ニキビ跡(クレーター)に関しては、皮膚科などで特別な治療を受ける必要があるので、市販薬で治すことはできません。
そのため、クレーター肌まで悪化していないニキビ跡であれば、『アトキュア』で治療することができる(※症状次第)と思います。
これらの皮ふ改善治療薬はメリットが多く、副作用も起こりにくいので使いやすいですが、デメリットとして長期間使う必要があることが挙げられます。
肌のターンオーバーにも大きく関わっているため、基本的に2週間~1ヶ月間は使い続けないと効果があらわれません。
個人的な感想(口コミ)としては、1ヶ月で治ることはまず少なく、最低でも3ヶ月は使い続けなければいけないと思います。
毎日使っていくうちに、少しずつニキビ跡(色素沈着)が薄くなっていき、最終的には完全に消えるという感じです。
すぐに治すための治療薬ではないので、自分のペースでちゃんと毎日使い続けて、時間をかけながら傷あと・やけどのあと・ニキビあとを消していきましょう。
長期間使用しても効果があらわれない、傷あとが全然消えない(薄くならない)場合は、『アトキュア』で治療するのが難しいと考えられます。
効果が実感できないときは、「アットノンEX」などの他の市販薬に変更するか、皮膚科などの専門医を受診しましょう。
症状が悪化してしまうと、傷あとを消すのにとても時間がかかったり、そのまま消えなくなることも起こり得るので、早めに治療をすることが重要です。