佐藤製薬の鼻づまり、鼻水にすぐれた効果を発揮する鼻炎薬「ナザール」が全国の薬局・薬店・ドラッグストアなどで販売されています。
実際に使用した感想(効果)や配合されている成分など、「ナザール」について解説していきます。
【鼻づまり、鼻水に】ナザール
「ナザール」は血管収縮剤、抗ヒスタミン剤、殺菌剤配合の点鼻用スプレーです。
アレルギー性鼻炎や急性鼻炎、副鼻腔炎などの諸症状(鼻づまり、鼻水、くしゃみ、頭重)にすぐれた効果を発揮するので、非常に人気のある点鼻薬です。
市販の点鼻薬の中では、知名度が高いことから、「ナザール」を使用したことがある方も多いと思います。
花粉症に悩まされている人からは、“救世主”や“英雄”とも呼ばれており、「ナザール」の愛用者も多く、その効果を実感している方が沢山います。
鼻づまり、鼻水に効く!ナザールの3つの作用
01
ナファゾリン塩酸塩(血管収縮剤)の作用により、鼻腔内の血管を収縮させ、うっ血や炎症を抑え、鼻の通りをよくします。
02
クロルフェニラミンマレイン酸塩(抗ヒスタミン剤)の作用により、鼻腔内のアレルギー症状を抑え、効果をあらわします。
03
ベンザルコニウム塩化物(殺菌剤)の作用により、細菌による鼻粘膜の炎症を抑えます。
効能・効果
アレルギー性鼻炎、急性鼻炎又は副鼻腔炎による次の諸症状の緩和
鼻づまり、鼻水(鼻汁過多)、くしゃみ、頭重
用法・用量
通常、次の量を左右の鼻腔内に噴霧してください。
なお、適用間隔は3時間以上おいてください。
年齢 | 1回使用量 | 1日使用回数 | 適用間隔 |
---|---|---|---|
大人(15才以上) | 1~2度ずつ | 6回を限度として鼻腔内に噴霧する | 3時間以上おく |
7~14才 | 1~2度ずつ | 6回を限度として鼻腔内に噴霧する | 3時間以上おく |
7才未満 | ×服用しないこと |
<用法・用量に関する注意>
- 定められた用法・用量を厳守してください。
- 過度に使用すると、かえって鼻づまりを起こすことがあります。
- 小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。
- 点鼻用にのみ使用してください。
成分・分量(100mL中)・働き
ナファゾリン塩酸塩:50mg
鼻腔内の血管を収縮させ、うっ血や炎症を抑え、鼻づまりを改善する。
クロルフェニラミンマレイン酸塩:500mg
アレルギーによる鼻づまり、鼻水を楽にする。
ベンザルコニウム塩化物:10mg
殺菌作用により、細菌による鼻粘膜の炎症を抑える。
添加物:ナザール「スプレー」、ナザール「スプレー」(ポンプ)
ジメチルポリシロキサン、二酸化ケイ素、リン酸二水素K、リン酸水素2K、クエン酸、塩化Na、香料(フェニルエチルアルコール、ベンジルアルコール、ポリソルベート20を含む)
添加物:ナザールスプレー(ラベンダー)
ジメチルポリシロキサン、二酸化ケイ素、リン酸二水素K、リン酸水素2K、クエン酸、塩化Na、香料(アルコール、ビタミンEを含む)
製造販売元
佐藤製薬株式会社
リスク区分
第2類医薬品
剤型・形状
点鼻剤
包装単位・メーカー希望小売価格
- 15mL/620円(税抜)※
- 30mL/1,050円(税抜)
※ナザール「スプレー」のみ
ナザールの特長・使用方法
ナザール「スプレー」
ナザール「スプレー」の特長
- 血管収縮剤、抗ヒスタミン剤、殺菌剤配合の点鼻用スプレーです。
- 鼻腔の血管を収縮させ、うっ血、アレルギーによって起こる炎症を抑えます。
ナザール「スプレー」の使用方法
容器内には、あらかじめ噴霧に必要な空間を設けてあります。薬液は、規定量入っています。
- キャップをとり、容器を上向きに持って先端部分を軽く鼻腔内に入れてください。
- 容器の胴部を勢いよく押してください。薬液が鼻腔内に噴霧されます。
- 容器の先端を鼻腔から出してから手の力をぬいてください。
- ご使用後はノズルをティッシュペーパーなどでふいて、キャップをしてください。
<使用にあたっての注意>
- ご使用前には鼻をかみ、鼻腔の通りをよくしておいてください。
- 最初にご使用になるときは、液がでるまで数回押してください。
- 容器を横にして使用しますと、薬液が霧状になりませんので、必ず上向きにしてお使いください。
- 噴霧した後、鼻腔内に先端部分を入れたまま押していた手の力をぬきますと、鼻水などが容器内に逆に吸いこまれて、薬液が汚染される原因になりますので注意してください。
- ノズルの先端を針等で突くと折れた時危険ですのでおやめください。
- ご使用後はノズルをティッシュペーパーなどでふいて、清潔に保ってください。
ナザール「スプレー」(ポンプ)
ナザール「スプレー」(ポンプ)の特長
- 一定量の薬液が噴霧できるので、最後までムダなく使えます。
- 鼻汁が逆流しないので、衛生的に使えます。
- 指をかけるところが広く軽く押しやすいポンプです。
ナザール「スプレー」(ポンプ)の使用方法
- 頭部のカバーをはずします。
- 容器の先端を上向きに持ち、薬液が霧状になって出てくるまで、数回押してください。
- 鼻をかんで鼻腔の通りをよくし、容器をまっすぐに鼻腔内に入れ、静かに息を吸いながらスプレーしてください。
- ご使用後はノズルをティッシュペーパーなどでふいて、カバーをしてください。
<使用にあたっての注意>
- ご使用前には鼻をかみ、鼻腔の通りをよくしておいてください。
- 最初にご使用になるときは、液がでるまで数回押してください。
- 容器を横にして使用しますと、薬液が霧状になりませんので、必ず上向きにしてお使いください。
- ノズルの先端を針等で突くと折れた時危険ですのでおやめください。
- ご使用後はノズルをティッシュペーパーなどでふいて、清潔に保ってください。
ナザールスプレー(ラベンダー)
ナザールスプレー(ラベンダー)の特長
- さわやかなラベンダーの香りがするさし心地のよい点鼻薬です。
- 一定量の薬液が噴霧できるので、最後までムダなく使えます。
- 鼻汁が逆流しないので、衛生的です。
ナザールスプレー(ラベンダー)の使用方法
- 頭部のカバーをはずします。
- 容器の先端を上向きに持ち、薬液が霧状になって出てくるまで、数回押してください。
- 鼻をかんで鼻腔の通りをよくし、容器をまっすぐに鼻腔内に入れ、静かに息を吸いながらスプレーしてください。
- ご使用後はノズルをティッシュペーパーなどでふいて、カバーをしてください。
<使用にあたっての注意>
- ご使用前には鼻をかみ、鼻腔の通りをよくしておいてください。
- 最初にご使用になるときは、液がでるまで数回押してください。
- 容器を横にして使用しますと、薬液が霧状になりませんので、必ず上向きにしてお使いください。
- ノズルの先端を針等で突くと折れた時危険ですのでおやめください。
- ご使用後はノズルをティッシュペーパーなどでふいて、清潔に保ってください。
ナザールブロックについて
ナザールブロック
2015年をもって製造を終了し、店頭在庫がなくなり次第、販売が終了となります。
ナザールブロックの効能・効果
花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和
鼻水(鼻汁過多)、鼻づまり、くしゃみ、頭重(頭が重い)
ナザールブロックの用法・用量
通常、次の量を左右の鼻腔内に噴霧してください。
なお、適用間隔は、3時間以上おいてください。
年齢 | 1回使用量 | 1日使用回数 | 適用間隔 |
---|---|---|---|
大人(15才以上) | 1噴霧ずつ | 3~5回両鼻腔内に噴霧する | 3時間以上おく |
7~14才 | 1噴霧ずつ | 3~5回両鼻腔内に噴霧に噴霧する | 3時間以上おく |
7才未満 | ×服用しないこと |
3日間使用しても症状の改善がみられない場合には使用を中止し、医師又は薬剤師にご相談ください。
ナザールブロックの成分・分量(100mL中)・働き
成分 | 分量 | 働き |
---|---|---|
クロモグリク酸ナトリウム | 1% | アレルギーの原因となる化学伝達物質の放出を抑え、鼻のアレルギー症状を緩和する。 |
クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 0.25% | 抗ヒスタミン作用により、アレルギーによる鼻水、鼻づまりを抑える。 |
ナファゾリン塩酸塩 | 0.025% | 血管収縮作用により、鼻腔粘膜のうっ血を取り除き、鼻づまりに効果をあらわす。 |
ナザールブロックの特長
- 医療用抗アレルギー剤として使用されているクロモグリク酸ナトリウムを点鼻薬に配合しました。
- クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギーの原因となる化学伝達物質の放出を抑え、花粉やハウスダストなどによる鼻のアレルギー症状を緩和します。
アレルギー性鼻炎について
アレルギー性鼻炎とは、鼻の粘膜に入った異物を排除しようとする反応が過剰に起こり、透明のさらっとした鼻水、鼻づまり、発作的で連発するくしゃみといった鼻炎症状が続く状態をいいます。
アレルギーはからだの免疫システムが関係して起こる症状で、ある特定の物質に対する防御反応が過敏に起こる体質の人に多くみられます。
しかし近年は、体質に加えてストレス、食生活、大気汚染、日常をとりまく化学物質の増加なども影響を与えているのではないかと考えられており、現代病の一つともいわれるようになりました。
アレルギー性鼻炎の原因
主な原因として、空気中に浮遊する花粉やハウスダストなどの原因物質「アレルゲン」を吸い込み、鼻の粘膜から体内に入ることによって起こるアレルギー反応です。
かぜの合併症としても同じような症状が見られますが、かぜの原因がウイルスであるのに対し、「アレルギー性鼻炎」の原因は花粉やハウスダストなどが多いといわれています。
アレルギー性鼻炎には、スギ花粉やヒノキ花粉などが原因となり、毎年同じ季節に起こる「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」と、ハウスダストなどが原因となり、季節に関係なく年間通して起こる「通年性アレルギー性鼻炎」があります。
季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)
季節性アレルギー性鼻炎を引き起こす花粉は一年中飛んでいます。
なかでも多いのがスギ花粉。次いでイネ科植物、ブタクサの順となっています。
春先のスギやヒノキだけでなく、夏のシラカンバ、秋のブタクサやカナムグラなど、地域や季節によって異なります。
アレルギー体質の人は複数の抗原に過敏反応を示す傾向があるため、一年中なんらかの花粉症状に悩まされる人も少なくありません。
鼻炎症状を引き起こす植物
季節 | 植物名(種類) |
---|---|
春 | スギ、ヒノキ |
夏 | イネ科、シラカンバ属 |
秋 | ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ |
冬 | スギ |
通年性アレルギー性鼻炎
通年性アレルギー性鼻炎は、季節と関係なく年中続くアレルギー性鼻炎です。
アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)は、人によって、様々ですが、主にハウスダスト(室内塵)やカビなどが原因とされており、ごく身近な場所にも潜んでいます。
年々、子どもの発症時期が早まっているという報告もありますので、とくに小さな子どもがいる場合はハウスダストやエアコンのカビ、ペットの毛、そば殻、材木の粉、羊毛など生活回りの抗原対策とともに、アレルギー症状を悪化させる大気汚染、偏食、ストレス、疲れなどにも細心の注意をはらうことが大切です。
ハウスダストとは?
ハウスダストは、室内塵のことで、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)となるヒトやペット等の動物の皮屑(フケ)、カビ、ダニ、細菌などがいくつか混合したものです。
近年では冷暖房の普及や住宅の密閉化により増加していると言われています。
ナザールの口コミ・感想・評価・評判
「ナザール」を使用した口コミ・感想・評価・評判を調べたり、私の周りで使っている(使っていた)方に効果を聞いてみました。
30代 女性
即効性があるので風邪のときに良いです!
小さくて軽く、しっかり蓋も閉まるので持ち運びにも便利だと思います。
20代 女性
鼻炎持ちなのでナザールを使ってみたところ、なかなかの効果でした。
しかし、鼻にスプレーすると鼻が痛くなるのが気になります・・・
また、すぐに効き目があらわれますが、飲み薬よりは効き目が短かったように感じます。
20代 女性
毎年、花粉症に悩まされる私には必需品です!
鼻づまりやくしゃみが辛い時にスプレーすると、スーっと鼻の通りが良くなり、びっくりするくらい即効性があります!
30代 男性
花粉症が悪化してしまい、特に鼻づまりがひどいせいで、全然眠れなくなってしまいました。
寝不足で仕事にも集中できなかったので、ナザールを使用してみたところ、ウソみたいに鼻の通りが良くなりました。
もっと早くから使用すればよかったです。
20代 男性
鼻風邪をこじらせて、食べ物の匂いや味がわからなくなってしまいました。
鼻づまりがあまりにもひどいので、半信半疑でナザールを使ってみたのですが、使用後すぐに効き目があらわれて、つらい鼻づまりが解消されました。
しかし、持続時間がそこまで長くないため、数時間経つとまた鼻が詰まってしまいます。
ナザールの副作用
「ナザール」は鼻づまり、鼻水などにすぐれた効果を発揮して、使用後すぐに鼻炎症状を改善する魔法のような薬です。
ただし、用法・用量(1日使用回数、適用間隔など)を守らずに使用してしまうと、次第に効き目が弱くなってしまい、“ナザール中毒(依存症)”に陥ることがあります。
最悪の場合、薬剤性鼻炎(点鼻薬性鼻炎)という病気を引き起こしてしまいます。
ナザールの中毒性(依存症)とは?
「ナザール」は即効性のある点鼻薬なので、使用するとすぐに鼻づまりや鼻水を抑えることができ、鼻の通りが良くなります。
しかし、「ナザール」には血管収縮剤(ナファゾリン塩酸塩)が配合されていることから、使い過ぎると“ナザール中毒”を引き起こしてしまい、点鼻薬が手放せない体質(状態)になります。
“ナザール中毒”とはいわゆる依存症で、花粉やハウスダストなどが原因で鼻づまりを起こしていた人が、「ナザール」を使用することで鼻づまりを起こすようになります。
さらに長期連用したり、1日に何回も使用することによって、「ナザール」を使わないと鼻が詰まっていると感じるようになります。
その結果、少しでも鼻づまりが起こる(起きた気がする)と我慢できなくなり、ナザールを使う → 鼻が詰まる → ナザールを使うという悪循環に陥ってしまい、ナザールの使用をやめたくてもやめられない“依存症”を招きます。
ナザールを長期連用すると・・・
「ナザール」を使い続けることによって、かえって鼻炎症状が悪化してしまい、薬剤性鼻炎(点鼻薬性鼻炎)を引き起こしてしまいます。
薬剤性鼻炎になっている状態で「ナザール」を使い続けると、効果を感じられないだけでなく、症状が悪化する危険性も高いので、注意が必要になります。
薬剤性鼻炎(点鼻薬性鼻炎)について
薬剤性鼻炎(点鼻薬性鼻炎)は、点鼻薬の使い過ぎによって引き起こされてしまう鼻炎のことです。
点鼻薬はすぐれた効き目と即効性を兼ね合わせていますが、使い方を間違えてしまうと、恐ろしい副作用も起こり得ます。
点鼻薬を長期間使い続けると、使用する前よりも血管が広がり、鼻の粘膜が腫れてしまいます。
点鼻薬が効きづらくなった状態で使い続けると、自律神経のバランスが崩れ、点鼻薬が次第に効かなくなっていき、鼻づまりが悪化してしまいます。
効かないから何度も使うという悪循環に陥ってしまい、ますます鼻炎症状がひどくなっていきます。
1日の使用回数が3~4回以上で、1か月を超えて使用している場合、使い過ぎていると考えられるでしょう。
薬剤性鼻炎の治療法
薬剤性鼻炎の治療法は、血管収縮剤(ナファゾリン塩酸塩など)を含有している点鼻薬の使用をやめることです。
点鼻薬の使用を中止した場合、最初は鼻づまりが悪化したり、鼻が詰まっている感じがすると思います。
個人差はありますが、1週間ほどでこれらの症状が楽になったと感じられるようになり、2週間ほどで元の状態に戻すことができます。
点鼻薬の使い過ぎ(長期連用を含む)以外で、鼻炎を起こす病気がない人であれば、点鼻薬の使用を中止するだけで、鼻づまりが解消するケースも多くみられます。
なお、アレルギー性鼻炎がある場合は、血管収縮剤をやめるだけでは鼻炎は治らないので、抗炎症作用があるステロイド点鼻薬や抗アレルギー剤、鼻炎内服薬などに切り替える必要があります。
薬剤性鼻炎が進行すると・・・
薬剤性鼻炎が進行してしまうと、レーザー治療のほか、鼻粘膜の切除などの外科的治療(手術)が必要になる場合もあります。
したがって、点鼻薬の使い過ぎや長期連用は大変危険なので、用法・用量を必ず守って使用することが重要です。
薬の効き目(効果)が悪くなったり、鼻づまりがひどくなったと自覚した場合、点鼻薬の使用を中止するようにしましょう。
使用上の注意
[してはいけないこと]
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
長期連用しないでください
[相談すること]
1.次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください
- 医師の治療を受けている人。
- 妊婦又は妊娠していると思われる人。
- 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
- 次の診断(高血圧、心臓病、糖尿病、甲状腺機能障害、緑内障)を受けた人。
2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに使用を中止し、製品の説明文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください
関係部位 | 症状 |
---|---|
皮膚 | 発疹・発赤、かゆみ |
鼻 | はれ、刺激感 |
3.3日間位使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、製品の説明文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください
保管および取扱上の注意点
- 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所にカバーをして保管してください。
- 小児の手の届かない所に保管してください。
- 他の容器に入れ替えないでください。
(誤用の原因になったり品質が変わるおそれがあります。) - 他の人と共用しないでください。
- 使用期限をすぎた製品は、使用しないでください。
ナザールについてのまとめ
「ナザール」はアレルギー性鼻炎や鼻風邪などの幅広い鼻炎症状に対して、すぐれた効果を発揮する点鼻薬です。
使用後すぐにつらい鼻づまり、鼻水を改善することから、様々な鼻炎症状に悩んでいる方にとっては“救世主”や“ヒーロー”、“魔法の薬”などと親しまれています。
非常に知名度も高いので、市販の点鼻薬といえば「ナザール」を思い浮かべる方も多く、“ナザラー”と呼ばれる「ナザール」の愛好家もいるほど、人気のある医薬品です。
私も花粉症がひどくなったときや鼻風邪をこじらせたときに「ナザール」をよく使用しますが、つらい鼻づまりをすぐに解消してくれるので、その効果にはいつも驚かされます。
食べ物の匂いや味がわからない、鼻呼吸がしづらい、くしゃみが止まらないなどの鼻炎症状を治してくれるので、まさに万能薬と言っても過言ではありません。
また、点鼻薬は局所的に効き目があらわれるので、全身に作用してしまう鼻炎内服薬とは大きく異なり、眠気などの副作用が起こりにくいとされてます。
眠気が起こりにくいため、仕事中に支障をきたすリスクを減らすことができ、パフォーマンスを下げずに済みます。
私も鼻炎症状がつらい時に「ナザール」をよく使いますが、ほとんど眠気を感じることはありませんでした。
しかし、「ナザール」はすぐれた効果を持ちますが、用法・用量を守って使用しないと、ナザール中毒(依存)になったり、薬剤性鼻炎(点鼻薬性鼻炎)などの恐ろしい副作用を引き起こす危険性があります。
そのため、長期間使用することは避けて、1回使用量、1日使用回数、適用間隔は必ず守るようにしましょう。