「脱毛をすると、硬毛化して毛が以前より太くなる」なんていう話を聞いて、脱毛をすることに不安を感じている人は多いのではないでしょうか?
脱毛に行って毛が太くなってしまうのでは意味がないじゃないかとも感じてしまいますよね?
そこで今回は、そもそも硬毛化・増毛化とはどのようなもので何が原因で起きるのかという点とその対処法について解説します。
硬毛化とは一体なんなのか?増毛化・多毛化との違いは?
「硬毛化」とは、ムダ毛や産毛を脱毛するための施術を行った後にその部分の毛が硬くなることを言います。
毛の量が増えたようにも見えるので「増毛化」「多毛化」と呼ばれることもありますが、実際は毛の量が増えたわけではなく毛が太くなったことで増えたように感じるというケースが多いです。
硬毛化はなぜ起きる?
脱毛をした後にムダ毛が硬くなる原因は、はっきりとは解明されていませんが、脱毛の施術でレーザーやフラッシュを照射することで与える刺激が原因であるという説があります。
脱毛は、レーザー・フラッシュで光線を毛根に当ててダメージを与えるという仕組みで行われます。
この時、全ての毛根にしっかりとダメージを与えることができるわけではなく、効果があるのはある程度毛根が発達した毛のみとされています。
つまり、毛根が発達していないうちは、レーザーやフラッシュによる脱毛効果があまり期待できないのです。
毛根が発達していない毛は、施術した後も生き残ることができます。
むしろ、光や熱によって程よく刺激を受けることで活性化し、太く硬い毛として成長してしまうことがあると考えられています。
この現象が硬毛化と呼ばれています。
硬毛化しやすい部位はどこ?
硬毛化が起こりやすいとされている部位としては、うなじや背中、肩や腕などがあげられます。
これらの部位は、細かい毛、産毛が多く、施術の際に毛根が未発達のものもまとめて照射してしまう可能性が高いです。
また、これ以外の部位であっても硬毛化が起きることはあります。
硬毛化が起きる確率はどれくらい?
脱毛をすると、すぐに毛が抜けていくものであると考えている人が初めての人には特に多いですが実はそうではありません。
実際に毛が抜けていくまでに、およそ2~3週間はかかるとされています。
効果が現れるまでの期間は人によって大きく差があります。
すぐに目に見える形で効果が現れるものだと考えていると、施術の前後で大きな変化がなくても毛が太くなったと感じてしまうことがあります。
硬毛化したわけではないのに、そう思い込んでしまう人も多いようです。
硬毛化する確率自体は、1%前後なので低いと言えます。
硬毛化したのではと心配する声が多いのは、勘違いであるケースが多いです。
また、脱毛の効果が現れはじめると、残っている毛が目立つようになります。
さらに剃った毛や切れた毛は根本が残り断面が太くなるので太くなったように見えます。
これらも硬毛化を心配する声が多くなっている原因の一つと考えられます。
そこまで心配する必要はないでしょう。
硬毛化しない脱毛方法
硬毛化のしやすさは、人それぞれです。
硬毛化したとしても、脱毛ができないわけではないので途中経過として我慢するというのも一つの対処法ではありますが、どうしても我慢できないという人も多いでしょう。
そんなときは、脱毛方法を変えるという対処法が有効です。
脱毛方法としてはフラッシュ脱毛、レーザー脱毛が一般的ですが、これら以外にも脱毛方法は存在します。
ニードル脱毛という方法なら硬毛化は起こりません。
毛穴に針を差し込んで脱毛を行うものです。
またブラジリアンワックスによる脱毛も硬毛化が起きない方法の一つです。
ブラジリアンワックスでは永久脱毛はできないので注意してください。
硬毛化が気になる、フラッシュやレーザーが肌に合わないという方は、これらの方法を試してみるのも良いでしょう。
期間を開けて、硬毛化の進行を防ぐという対処法
硬毛化したときの対処法は、それぞれのサロン・クリニックによって考え方が異なるのが現状です。
その中で、硬毛化が発生したときに期間を空けて再び照射するという対処法を実践しているところがあります。
硬毛化は、未発達の毛根が光と熱によって活性化されることで起きるという考え方に基づいた対処法です。
活性化がおさまるまで待ってから再び施術を始めると、その時は硬毛化が起こらないということもあるようです。
現状の方法を続けるのも一つの対処法
硬毛化した場合に、期間を開けて様子を見ることを提案するクリニックもありますが、この対処法には脱毛期間を長期化させてしまうというデメリットがあります。
硬毛化してしまったからといって、現状の方法で脱毛できないと決まったわけではありません。
同じ方法を続けて、脱毛がうまくいくということもあります。
あまり、脱毛期間を長引かせたくない人はこの方法で進めていくクリニックを選ぶのが適切です。
レーザーの熱量を上げるという対処法
家庭用脱毛機器で脱毛をしている人は、熱量不足により毛根に充分なダメージを与えることができず、結果的に硬毛化してしまうという状態になりやすいです。
価格を抑えるために家庭用脱毛機器ですませたいと考える人も多いですが、硬毛化を避けたいのであれば家庭では使うことのできない機器で脱毛ができる医療機関などに頼る方が良いでしょう。
硬毛化するリスクが小さい機器を使用しているクリニックに通う
医療機関の中でも、扱っている機器に違いがあります。
近年は、硬毛化リスクを抑える効果がある脱毛機器も誕生しているのでその機器に対応している医療機関に通うことで、硬毛化する確率を減らすことができます。
硬毛化する確率の低い脱毛機器は、蓄熱式のレーザーを使用しており、毛根だけでなく発毛因子にまで影響を与えることができる優れた機能を持っています。
この方法であれば、産毛や細い毛にもダメージを与えることができるので硬毛化のリスクはとても低くなるのです。
硬毛化保証があるクリニックを選ぼう!
脱毛後の硬毛化が不安という方には、硬毛化保証があるクリニックがおすすめです。
仮に硬毛化してしまい、通常のプラン通りに脱毛が完了しなかった場合でも一定期間追加で照射を行うなどの対応をしてくれるので安心です。
最終的に硬毛化してしまった部分を残して契約期間が終了してしまったという事態を避けることができます。
クリニックを選ぶときは硬毛化保証つきのプランの有無をよく確認しましょう。