【ボラギノールA】を徹底解説!

ボラギノールAシリーズ

天藤製薬株式会社が販売する「ボラギノールA」は、痔の痛み・出血・はれ・かゆみにすぐれた効果を発揮する痔疾用薬です。

約100年前に創製され、今に至るまで人気の超ロングセラー商品として愛されています。

ボラギノールA」の効果や特徴、副作用などについて解説していきます。

スポンサーリンク

【痔の痛み・出血・はれ・かゆみに】ボラギノールA

ボラギノールA」は、4種の成分がはたらいて、痔による痛み・出血・はれ・かゆみにすぐれた効果を発揮します。

プレドニゾロン酢酸エステル(ステロイド)が出血、はれ、かゆみをおさえ、リドカインが痛み、かゆみをしずめます。

アラントインが傷の治りをたすけ組織を修復するとともに、ビタミンE酢酸エステルが血液循環を改善し、痔の症状の緩和をたすけます。

痔の症状にあわせて、3タイプの剤形が用意されています。

ボラギノールAの配合成分と働き

炎症をしずめる プレドニゾロン酢酸エステル

ステロイド性抗炎症成分で、炎症をおさえ、出血・はれ・かゆみをしずめます。

うっ血の改善をたすける ビタミンE酢酸エステル(トコフェロール酢酸エステル)

末梢の血液循環をよくし、うっ血の改善をたすけます。

痛みやかゆみをしずめる リドカイン

局所麻酔成分で、患部の感覚を一時的に麻痺させ、痛みやかゆみをしずめます。

傷の治りをたすける アラントイン

傷の治りをたすけ、組織を修復します。

炎症をおさえる「ステロイド性抗炎症成分」の配合について

ボラギノールAシリーズに配合されている<プレドニゾロン酢酸エステル>は、体内で作られる副腎皮質ホルモンを化学的に合成した「ステロイド性抗炎症成分」で、炎症をおさえるのにすぐれた効果を発揮します。

しかし、漫然と長期間使用を続けると皮膚が薄くなったり赤くなったりする(副作用があらわれる)可能性もありますので用法・用量を守って使用してください。

ボラギノールAの効能・効果

いぼ痔・きれ痔(さけ痔)の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和

【主に肛門の外側・肛門付近の痔に】ボラギノールA軟膏

ボラギノールA軟膏

患部に直接塗布するか、またはガーゼ等にのばして患部に貼付して使います。

刺激が少ない油脂性基剤が傷ついた患部を保護します。

軟膏はこのような方に適しています

肛門の外側や肛門付近の痔に直接塗るかガーゼ等にのばして使うため、主に肛門の外側・肛門付近の痔(いぼ痔、きれ痔)に使いたい場合に適しています。

ボラギノールA軟膏の特徴

使いやすさを考え、なめらかですべりのよい油脂性基剤を使用しています。

刺激が少なく、油脂性基剤が傷ついた患部を保護します。

白色~わずかに黄みをおびた白色の軟膏です。

ボラギノールA軟膏の使い方

排便後、入浴後、あるいは寝る前に使用されると効果的です。

STEP1

キャップを逆にして、キャップの突起部をチューブの先に強く押し当ててください。

STEP2

清潔な指に、患部をおおう量の軟膏を取り、そのまま塗布するか、またはガーゼ等にのばして患部に貼付してください。

軟膏が硬くて押し出しにくい場合

寒い時期や低温での保管により、軟膏が硬くなった場合は、チューブを手で握ってあたためると軟らかくなります。

ボラギノールA軟膏の用法・用量

次の量を患部に直接塗布するか、またはガーゼ等にのばして患部に貼付すること。

年齢1回量1日使用回数
成人(15歳以上)適量1~3回
15歳未満使用しないこと
< 用法・用量に関連する注意 >
肛門部にのみ使用すること。
用法・用量を厳守すること。

ボラギノールA軟膏の成分/1g中

成分含量働き
プレドニゾロン酢酸エステル0.5mg炎症をおさえ、出血、はれ、かゆみをしずめる。
リドカイン30mg局所の痛み、かゆみをしずめる。
アラントイン10mg傷の治りをたすけ、組織を修復する。
ビタミンE酢酸エステル
(トコフェロール酢酸エステル)
25mg末梢の血液循環をよくし、うっ血の改善をたすける。
添加物
白色ワセリン、中鎖脂肪酸トリグリセリド、モノステアリン酸グリセリン

【肛門の内と外の痔に】ボラギノールA注入軟膏

ボラギノールA注入軟膏

小さな容器に入った軟膏で、肛門内側の痔には注入、肛門の外側・肛門付近の痔には塗布して使用できる2ウェイタイプ。

  • 携帯に便利な個別包装
  • 使いきりでクリーン(肛門内に注入する場合)
  • ノズル先端の丸いカーブがおしりに優しくフィット

※ 注入軟膏はボラギノールAシリーズのみです。

注入軟膏はこのような方に適しています

薬剤を肛門内側に注入することができるので、内側の痔(主にいぼ痔)に使用することができます。

また、肛門の外側・肛門付近の痔には塗って使うことができるので、肛門の外側・肛門付近の痔(いぼ痔、きれ痔)にも使用することができます。

肛門内にも肛門の外側にも、どちらでも使いたい場合に適しています。

肛門内側の痔には注入、肛門の外側・肛門付近の痔には直接塗って使えます。

ボラギノールA注入軟膏の特徴

肛門内側・外側の痔に使用できる携帯に便利な痔疾用薬です。

患部や薬剤に直接手を触れず衛生的に注入できます。

刺激が少なく、なめらかですべりのよい油脂性基剤が傷ついた患部を保護します。

患部を傷つけないように、容器先端(ノズル)を丸くしています。

白色~わずかに黄みをおびた白色の軟膏です。

容器の特徴

使い方2ウェイタイプ

肛門内側の痔には注入、肛門の外側・肛門付近の痔には塗布して使用できます。

※ 注入する場合は、1回量として、1個全量を使いきってください。

※ 一度塗布に使用したものは、薬剤の量が少なくなっているため注入には使用しないでください。

おしりに優しくフィット

薬剤をスムーズに押し出し、患部に必要量を届けるために、ノズル部分を直径6mm、長さ26mmに設計しています。

また、ノズル先端の丸いカーブが、おしりに優しくフィットします。

日本人のおしりを考えた容器

日本人の肛門管における歯状線までの長さは約18mmです。

きれ痔(裂肛)やいぼ痔(外痔核)は歯状線より下ですが、痔疾の中でもっとも多い肛門内側のいぼ痔(内痔核)は、歯状線より少し上にあるため、この部位まで薬剤を届ける必要があります。

ボラギノールA注入軟膏は、このような肛門の構造や痔の病態をふまえた容器設計となっています。

使いきりでクリーン(肛門内に注入する場合)

ノズル部分を肛門に挿入して使用し、1回ごとに使いきってしまうタイプ。

だから、患部や薬剤に直接手を触れる必要がなく、衛生的に注入できます。

携帯に便利

坐剤のように温度管理に気を使う必要がなく、小さな容器を個別包装していますので、バッグ等に入れて自由に携帯でき、保管も簡単です。

外出、旅行等に便利です。

ボラギノールA注入軟膏の使い方

排便後、入浴後、あるいは寝る前に使用されると効果的です。

肛門内に注入する場合

STEP1

キャップをはずし、軟膏をノズル先端部より少し出します。

STEP2

ノズル部分を肛門内に挿入します。

STEP3

ボディーを押してゆっくり注入し、押したままで引き抜いてください。

肛門内に注入する際に守っていただきたいこと
1.注入する場合は、1回量として、1個全量を使いきってください。
2.肛門内に容器全体を入れないでください。

患部に塗布する場合

キャップをはずし、清潔な指に患部をおおう量の軟膏を取り、そのまま塗布するか、またはガーゼ等にのばして患部に貼付してください。

患部に塗布した際に守っていただきたいこと
1.一度塗布に使用したものは、薬剤の量が少なくなっているため注入には使用しないでください。

軟膏が硬くて押し出しにくい場合

寒い時期や低温での保管により、軟膏が硬くなった場合は、容器を手で握ってあたためると軟らかくなります。

ボラギノールA注入軟膏の用法・用量

ノズル部分を肛門内に挿入し、全量をゆっくり注入すること。

肛門内に注入する場合

年齢1回量1日使用回数
成人(15歳以上)1個1~2回
15歳未満使用しないこと

または、次の量を患部に塗布すること。

なお、一度塗布に使用したものは、注入には使用しないこと。

患部に塗布する場合

年齢1回量1日使用回数
成人(15歳以上)適量1~3回
15歳未満使用しないこと
< 用法・用量に関連する注意 >
肛門部にのみ使用すること。
肛門内に注入する場合、ノズル部分のみを挿入して使用すること。
用法・用量を厳守すること。

ボラギノールA注入軟膏の成分/1個(2g)中

成分含量働き
プレドニゾロン酢酸エステル1mg炎症をおさえ、出血、はれ、かゆみをしずめる。
リドカイン60mg局所の痛み、かゆみをしずめる。
アラントイン20mg傷の治りをたすけ、組織を修復する。
ビタミンE酢酸エステル
(トコフェロール酢酸エステル)
50mg末梢の血液循環をよくし、うっ血の改善をたすける。
添加物
白色ワセリン、中鎖脂肪酸トリグリセリド、モノステアリン酸グリセリン

注入式のため、容器の中に薬剤が少量残りますが、残量を見込んで充填されています。

【主に肛門内側の痔に】ボラギノールA坐剤

ボラギノールA坐剤

肛門内に挿入して使います。肛門内側で溶けて拡がり、患部に直接作用します。

体温ですばやく溶けて、すばやく拡がるように設計されています。

油脂性基剤が傷ついた患部を保護し、スムーズな排便をたすけます。

坐剤はこのような方に適しています

肛門内に挿入するため、主に肛門内側の痔(いぼ痔、きれ痔)に使いたい場合に適しています。

ボラギノールA坐剤の特徴

効果の発現をよくするため、体温ですみやかに溶ける油脂性基剤を用いて患部に直接作用するよう製剤設計しています。

刺激が少なく挿入しやすい油脂性基剤が傷ついた患部を保護し、スムーズな排便をたすけます。

アルミシートに入った白色~わずかに黄みをおびた白色の坐剤です。

痔疾に効果的な製剤設計

坐剤は患部に止まるものではありません

痔疾が発生する肛門は、非常に発達した内・外2層の括約筋で周囲を取り囲まれています。

これらの筋肉には、適度な緊張を保って常時肛門を閉める作用があるため、この作用に逆らって、坐剤が疾病患部に直接止まることはありません。

挿入された坐剤は、直腸膨大部まで入っておさまるか、挿入が不十分な場合は、そのまま出てきてしまいます。

患部目指して薬剤が直接作用するドラッグデリバリー

どのような痔疾用坐剤も、肛門内に挿入されると直腸膨大部に自然におさまります。

しかし、肛門内側のいぼ痔やきれ痔(さけ痔)等は、直腸膨大部の少し下に位置する肛門に発生するため、坐剤挿入後に「溶けて」「拡がる」という一連の作用が求められます。

ボラギノールA坐剤は、

  • ① 直腸膨大部におさまった坐剤が
  • ② 直腸温(約37.0℃)ですばやく溶け始め
  • ③ 患部を目指して全体に拡がり、薬剤を直接届ける

ことによって、これらの作用がすばやく行われて効果を発揮するよう製剤設計されています。

ボラギノールA坐剤の使い方(取り出し方)

排便後、入浴後、あるいは寝る前の挿入が効果的です。

STEP1

アルミシートから1個を切りはなしてください。

STEP2

矢印のある”あけ口”の方向を確認します。

STEP3

“あけ口”は2枚に分かれます。指先で1枚ずつに分けたあと

STEP4

1枚ずつ両手でつまみ

※ アルミシートで手指等を傷つけないようご注意ください。

STEP5

そのまま左右にはがしてください。

STEP6

坐剤の底を持ち、先の方から坐剤が全部肛門内に入るまで、指で十分に押し込んでください。

挿入後の注意
1.坐剤が外に出ないよう挿入直後の激しい運動はなるべく避けるようにしてください。
2.挿入後、異物感が残ることがありますが、坐剤が溶けるにしたがってなくなっていきます。
3.挿入後の排便時に油のようなものが出ることがありますが、これは油脂性基剤の溶けたものですから心配ありません。

ボラギノールA坐剤の用法・用量

被包を除き、次の量を肛門内に挿入すること。

年齢1回量1日使用回数
成人(15歳以上)1個1~2回
15歳未満使用しないこと
< 用法・用量に関連する注意 >
坐剤が軟らかい場合には、しばらく冷やした後に使用すること。寒い時期や低温での保管により坐剤表面が硬くなりすぎた場合は、手であたため表面をなめらかにした後に使用すること。
肛門にのみ使用すること。
用法・用量を厳守すること。

ボラギノールA坐剤の成分/1個(1.75g)中

成分含量働き
プレドニゾロン酢酸エステル1mg炎症をおさえ、出血、はれ、かゆみをしずめる。
リドカイン60mg局所の痛み、かゆみをしずめる。
アラントイン20mg傷の治りをたすけ、組織を修復する。
ビタミンE酢酸エステル
(トコフェロール酢酸エステル)
50mg末梢の血液循環をよくし、うっ血の改善をたすける。
添加物
ハードファット

ボラギノールAはお尻ニキビを治せるの?

痔を治療している最中にお尻ニキビ吹き出物ができてしまい、「ボラギノールA」を塗って治したという口コミをたまに見かけることがあります。

※吹き出物も医学的にはニキビと同じです。

ボラギノールA」は、プレドニゾロン酢酸エステル(ステロイド)を配合しているので、ニキビの痛みや赤みを緩和する効果が期待できます。

つらいかゆみを抑えたり、傷の治りを助ける効果も期待できますが、殺菌成分を配合していない(殺菌作用がない)ため、ニキビを元から治すことができません。

また、ステロイドには体の免疫力を抑制したりする作用(副作用)があり、ニキビがかえって悪化するおそれもあります。

お尻ニキビや吹き出物が気になるからといって、自己判断で「ボラギノールA」を使用するのはやめましょう。

ニキビを早く治すためには、市販のニキビ治療薬を使って治療するか、病院へ行くことをおすすめします。

ボラギノールのよくある質問(Q&A)

Q.1

ボラギノールAシリーズとMシリーズは、何が違いますか。

A

下表のとおり、成分と効能が異なります。

<ボラギノールA・Mシリーズの成分と効能の違い>

シリーズ名成分の特徴効能
ボラギノールAステロイド(注)配合いぼ痔・きれ痔(さけ痔)の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和
ボラギノールMステロイド非配合いぼ痔・きれ痔(さけ痔)の痛み・かゆみの緩和

(注)ステロイド:炎症をおさえ、出血・はれ・かゆみの緩和に有効な成分です。

ボラギノールAシリーズにはその一種である「プレドニゾロン酢酸エステル」が配合されています。

Q.2

ボラギノール(外用剤)には種類がありますが、どれを選べば良いですか。

A

患部の位置と各剤形の適用部位によって使い分けてください。

主に肛門の内側にできた痔には坐剤、外側にできた痔には軟膏が適します。

注入軟膏はどちらにも使用できます。

Q.3

効果の見極めの目安となる期間は、どの位ですか。

A

ボラギノールA坐剤・軟膏・注入軟膏、ボラギノールM坐剤・軟膏は10日間位使用、内服ボラギノールEPは1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は、使用または服用を中止し、説明文書を持参して医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

Q.4

ボラギノールA坐剤・軟膏・注入軟膏、ボラギノールM坐剤の説明文書に『長期連用しないこと』とありますが、この『長期』とは、どの位ですか。

A

特に期間は定められていません。

効果が見られる場合は、症状が治まるまで継続して使用できますが、10日間位使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、説明文書を持参して医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

Q.5

小児(15歳未満)に使用させても良いですか。

A

小児(15歳未満)へは使用または服用させないでください。

ボラギノール(ボラギノールA坐剤・軟膏・注入軟膏、ボラギノールM坐剤・軟膏、内服ボラギノールEP)は、いずれも15歳以上の方が対象です。

Q.6

ボラギノールは、妊娠中でも使用できますか。

A

使用する前に主治医に相談の上、その指示に従ってください。

(ボラギノールM軟膏の添付文書の「使用上の注意」には、妊娠中の注意事項が記載されていませんが、妊娠中の大切な時期を考え、念のため主治医に相談してください。)

Q.7

ボラギノールは、授乳中でも使用できますか。

A

使用できます。

説明文書の使用上の注意をよく読んだ上で、用法・用量を守り、症状が良くなった時点で使用を中止してください。

Q.8

ボラギノールM坐剤の使用上の注意「相談すること」に記載の「高齢者」とは何歳位からを言うのですか。

A

「高齢者」の定義は年齢だけで規定できるものではありませんが、65歳以上をひとつの目安としています。

高齢者の方は肝臓や腎臓などの生理(代謝・排泄)機能の低下により副作用が発現しやすい場合があるため、使用する前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

Q.9

ボラギノールA坐剤・注入軟膏(注入する場合)、M坐剤の1日1~2回、ボラギノールA軟膏・注入軟膏(塗布する場合)、M軟膏の1日1~3回は、いつ使用すれば良いですか。

A

使用間隔は、特に厳密には定められていません。

使用するタイミングとして以下をお勧めします。

【1日最大2回使用可能な製品:坐剤・注入軟膏(注入する場合)】
朝:排便後、夕:入浴後あるいは寝る前
【1日最大3回使用可能な製品:軟膏・注入軟膏(塗布する場合)】
朝:排便後、昼、夕:入浴後あるいは寝る前

Q.10

ボラギノールA注入軟膏を塗布に使用した後、注入しても良いですか。

A

一度塗布に使用したものは、薬剤の量が少なくなっており十分な効果が得られにくいため、注入しないでください。

(ボラギノールA注入軟膏を注入する場合は、1個全量を注入します。)

Q.11

ボラギノールで異なる製品どうしの併用(坐剤と軟膏、坐剤または軟膏と内服など)は可能ですか。

A

併用はお勧めしていません。

どちらか一方のみを使用してください。

ボラギノールAについてのまとめ

TV-CMでもお馴染みの「ボラギノールA」は、痔による痛み・出血・はれ・かゆみにすぐれた効果を発揮します。

プレドニゾロン酢酸エステル(ステロイド)が出血・はれ・かゆみをおさえ、リドカインが痛み・かゆみをしずめます。

アラントインが傷の治りをたすけ組織を修復するとともに、ビタミンE酢酸エステルが血液循環を改善し、痔の症状を緩和します。

ボラギノールAシリーズ」は、肛門の外側や肛門付近、肛門の内側にできてしまった痔の症状(患部の位置)にあわせて、以下の3つのタイプから選べます。

  • ボラギノールA軟膏
  • ボラギノールA注入軟膏
  • ボラギノールA坐剤

主に肛門の外側にできた痔には軟膏、内側にできた痔には坐剤が適しており、注入軟膏はどちらにも使用できます。

自分の症状にあったものがわからず、どれを選べばいいのか悩んだときは「ボラギノールA注入軟膏」を購入するのがおすすめです。

ボラギノールA軟膏」「ボラギノールA注入軟膏」「ボラギノールA坐剤」を10日間位使用しても症状がよくならない場合は、使用を中止し、製品の説明文書を持参して医師または薬剤師に相談してください。

優れた効果のある医薬品ですが、残念ながら「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」や「痔瘻(痔ろう)」を治すことはほぼ不可能です。

※切れ痔やいぼ痔と異なり、市販薬では治すことができません。

肛門周囲膿瘍とは?

肛門の中から細菌が入り込み肛門の周りに炎症が強く起きて膿んだ状態です。

「肛門周囲膿瘍」が進行し、慢性化すると(肛門の内外をつなぐトンネルができると)、痔ろうになります。

痔ろうとは?

痔ろうは別名「あな痔」とも呼ばれており、肛門が細菌に感染し、肛門内が化膿することで、肛門内の直腸と肛門周辺の皮膚に膿のトンネルができる痔のことです。

肛門周囲膿瘍が進み、たまった膿が出ると症状は楽になりますが、膿のトンネルができているので、常に膿が出たりします。

痔ろうの主な症状
肛門の周囲がはれてズキズキとした痛みがある
発熱(38~39℃)がある
おしりが熱をもっている
おしりから、膿が出ている

これらの症状に当てはまる場合、単なる痔ではなく、肛門周囲膿瘍痔ろうの可能性もあるので注意してください。

傷の治りが悪いと思わずに放置して悪化させてしまうと、手術が必要になることもあります。

肛門の周囲が化膿して膿がたまったり(常に膿が出たり)、はれてズキズキと痛んだり、38~39℃の発熱などの症状があらわれたら、なるべく早く専門医を受診してください。

コメント