小林製薬の生理などによるデリケートゾーンのかゆみ・かぶれにすぐれた効果を発揮する「フェミニーナ軟膏S」が2013年3月31日(日)からパッケージデザインをリニューアルして、全国の薬局・薬店・ドラッグストアなどで販売されています。
「フェミニーナ軟膏S」の効能・効果や副作用、配合されている成分などについて解説していきます。
【デリケートゾーンのかゆみ・かぶれに】フェミニーナ軟膏S
「フェミニーナ軟膏S」は日本で初めて発売されたデリケートゾーン(陰部)のかゆみやかぶれを鎮める治療薬です。
局所麻酔成分と抗ヒスタミン成分の働きで、しつこいかゆみや炎症をすばやく鎮めます。
また、殺菌成分が雑菌の発生を抑え、低刺激性(非ステロイド剤)で肌にやさしい処方です。
効能・効果
かゆみ、かぶれ、湿疹、虫さされ、皮ふ炎、じんましん、あせも、ただれ、しもやけ
用法・用量
1日数回、患部に適量を塗布する
成分・分量(100g中)・働き
リドカイン:2.0g
かゆみを素早く鎮める。
ジフェンヒドラミン塩酸塩:2.0g
かゆみの発生を抑える。
イソプロピルメチルフェノール:0.1g
雑菌の発生を抑える。
トコフェロール酢酸エステル:0.3g
血行を促進して肌の新陳代謝を高めます
添加物
エデト酸Na、グリセリン、パラベン、ベヘニルアルコール、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸グリセリン、ラノリンアルコール、流動パラフィン
剤型・形状
低刺激性のクリームタイプ
(親水性クリームなのでべたつきにくい)
包装単位・メーカー希望小売価格
- 15g/880円(税抜)
- 30g/1,400円(税抜)
フェミニーナ軟膏Sの特長
[かゆみを鎮める]
有効成分リドカインおよびジフェンヒドラミン塩酸塩がしつこいかゆみや炎症を鎮めます。
[雑菌の発生を抑える]
殺菌成分イソプロピルメチルフェノールが雑菌の発生を抑えます。
[肌にやさしい]
低刺激性で肌にやさしくしみません。
[ベタつかない]
親水性クリームなのでべたつきません。
フェミニーナ軟膏Sはこんな症状に
- 生理時のかゆみ
- ナプキンやタンポンのひも、経血の刺激によって引き起こされるかゆみに
- 下着かぶれ
- 下着やストッキングなどの繊維刺激によるかゆみ、かぶれに
- おりものによるかゆみ
- 陰部周辺部のかゆみ
- 汗ムレによるかゆみ
- その他の炎症・かゆみ・かぶれなど
フェミニーナ軟膏Sの使い方
- 清潔な指の腹に軟膏を取り、かゆみを感じている外陰部とその周辺部に塗布してください。腟内などの粘膜部分への使用は、おやめください。
- 有効成分がしつこいかゆみや炎症を素早く鎮めるため、かゆみが再発しなければ1回のご使用でも大丈夫です。
- かゆみが治まらない場合は1日4、5回程度のご使用を限度にお使いください。
[お風呂上りに]
デリケートゾーン(陰部)を清潔にしてから塗る
お風呂でデリケートゾーンを優しくきれいに洗い、乾いたタオルでよく拭いてから使用すると、生理中でも清潔にお使いいただけます。
[日中トイレで]
持ち歩けば、かゆみの我慢ゼロ!
ポーチに入れて持ち歩けば、日中かゆみを感じたときにも我慢することなくご使用いただけます。
生理中はトイレで経血をよく拭き取ったあとにご使用ください。
[こんな使い方も!]
生理中などでデリケートゾーンを直接触ることに抵抗がある場合は、トイレットペーパーなどに取って塗るのがオススメです!
使用上の注意
本剤はカンジダ症の治療薬ではありません。
フェミニーナ腟カンジダ錠などカンジダ治療薬と併用しないでください
[してはいけないこと]
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
1.次の人は使用しないこと
カンジダ症の人
2.次の部位には使用しないこと
目の周囲、粘膜など
[相談すること]
1.次の人は使用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
- 医師の治療を受けている人
- 妊婦または妊娠していると思われる人
- 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
- 湿潤やただれのひどい人
- 乳幼児
2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
[関係部位:症状]
皮ふ:発疹・発赤、かゆみ、はれ
3.5~6日間使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
フェミニーナ軟膏Sのよくある質問(Q&A)
【Q1】膣内に塗ってもよいですか(粘膜への使用)
【A1】かゆみを感じている外陰部とその周辺部に塗布してください。
腟内などの粘膜部分への使用は、おやめください。
腟内がかゆい場合やおりものに異常を伴う場合は、腟カンジダ、トリコモナス腟炎などの可能性も考えられますので、病院を受診することをお勧めします。
【Q2】男性の局部のかゆみに使用できますか
【A2】男性の局部のかゆみの原因がかぶれや湿疹であれば、かゆみ止めのお薬としてご使用いただけます。
ただし、いんきんたむしなどが原因の場合は、症状にあったお薬をご使用ください。
【Q3】子供が使用してもよいですか?(何歳から使えますか)
【A3】7歳未満の子供は医師、薬剤師、登録販売者にご相談の上、ご使用ください。
7歳以上の子供は、保護者の監督のもと、充分様子に注意しながら使用していただくようお願いします。
【Q4】傷や出血がある部分にも使用できますか?
【A4】血が出ている部分、傷のある部分は、成分による刺激を感じやすくなるおそれがあります。
血が出ていたり、傷がある患部への使用はできるだけ控え、傷が治ってから使用することをおすすめします。
【Q5】カンジダ治療薬と併用してはいけないのはどうしてですか?
【A5】カンジダの治療をされている方が、フェミニーナジェルなどのかゆみ止め薬を併用すると、かゆみの症状が一時的に改善することはありますが、カンジダ治療薬がきちんと効果を発揮できているか、正しく判断できなくなる恐れがあります。
カンジダの治療が遅れる可能性がありますので、フェミニーナ軟膏はカンジダ治療薬と併用しないでください。
【Q6】生理中に使用できますか?
【A6】生理中にもご使用いただけます。
日中はトイレで経血をよくふき取ったあと、就寝前はお風呂などで患部を清潔にしてからのご使用をおすすめします。
生理中は経血やナプキンによるムレなどによってデリケートゾーンがかぶれやすくなります。
ナプキンをこまめに替えるなど、できるだけ清潔に保つことも早く治すためには大切です。
【Q7】1日何回くらい使用すればよいですか?
【A7】1日の使用回数は5~6回を目安にしてください。
なお、1日5~6回の使用をしばらく(5~6日)続けても症状が改善しない場合は、他に原因があったり、他のお薬のほうがよい場合も考えられます。
使用を中止し、医師や薬剤師、登録販売者にご相談ください。
フェミニーナ軟膏は有効成分がしつこいかゆみを素早く抑えます。
症状がかゆみだけの場合、症状が再発しないようなら1日1回のご使用でも構いません。
かゆみの症状を感じる時に、1日5~6回までを目安にご使用ください。
【Q8】どれくらいの期間使用し続けててもよいですか?(長期連用)
【A8】長く使用することで問題になる成分は入っていませんが、フェミニーナ軟膏が症状に合う場合は5~6日くらいで改善すると考えられます。
ずっと塗り続けていないとかゆみなどの症状がおさまらないということでしたら、他に原因があったり、他のお薬のほうがよい場合も考えられます。
続けてのご使用は5~6日程度としていただくようお願いします。
【Q9】カンジダ症に使ってもよいですか?
【A9】カンジダ症にフェミニーナ軟膏を使用した場合、かゆみの症状が一時的に改善することはありますが、根本的な治療にはなりません。
本剤はカンジダ症の治療薬ではありませんので、カンジダ症には使用しないでください。
また、フェミニーナ膣カンジダ錠などのカンジダ治療薬とも併用しないでください。
【Q10】ホルモン製剤(ステロイド剤)ではありませんか?
【A10】ホルモン剤(ステロイド剤)は一切使用していません。
フェミニーナ軟膏Sについてのまとめ
「フェミニーナ軟膏S」は、日本で初めて発売されたデリケートゾーン(陰部)のかゆみやかぶれを鎮める治療薬です。
2種類のかゆみを止める成分「局所麻酔成分(リドカイン)」と「抗ヒスタミン成分(ジフェンヒドラミン塩酸塩)」が、患部のつらいかゆみに優れた効果を発揮します。
また、「殺菌成分(イソプロピルメチルフェノール)」が雑菌の発生を抑え、「トコフェロール酢酸エステル血行(ビタミンE誘導体)」が血行を促進して肌の新陳代謝を高めてくれます。
「生理中のかゆみ」や「おりものによるかゆみ」などの様々な原因によって引き起こされてしまう、つらい症状に悩んでいる方も多いと思いますが、「フェミニーナ軟膏S」はしつこいかゆみや炎症に効き目を発揮します。
ステロイド剤も配合していないので、安全性も高く、長期間でも安心して使用することができます。
ただし、1週間ほど使用しても症状が改善されない(悪化した)場合は、「フェミニーナ軟膏S」では症状を治すことが困難であると考えられます。
何か「他の原因」があったり、「他の医薬品」の方が適していることもあるので、症状が改善されない場合は注意が必要です。
また、患部の症状がひどい場合は、市販薬では対応できないので、早めに専門医を受診して適切な処置を受けましょう。
小林製薬のテレビCMでもお馴染みの「フェミニーナ軟膏S」は、女性専用の医薬品というイメージもありますが、男性も全く問題なく使用することができます。
また、「デリケアエムズ」などの男性向けにアピールしている医薬品もありますが、女性※も安心して使用することができます。
※ただし、「フェミニーナ軟膏S」には配合されていない「l-メントール(冷感刺激成分)」が配合されているので、塗ったとき「スーッ」としてしまい、刺激が強めかもしれません。
「フェミニーナ軟膏S」をカンジダ症に使用すると、かゆみの症状が一時的に改善することはありますが、カンジダ症の治療薬ではないので、根本的な治療にはなりません。
カンジダ症を根本から治すためには「フェミニーナ膣カンジダ錠」などの「カンジダ治療薬」を使用する必要があります。
そのため、カンジダ症に「フェミニーナ軟膏S」を使用することは避けて(カンジダ治療薬との併用も含む)、適切な医薬品を使用して治療しましょう。